ゲームが終わって疲れてベッドにダイブしたのだけど、気が付いたら長い間寝ていたようだ。

辺りは薄暗く、昼食を食べ損ねたとわかった。

ミニリッパーを抱いていた腕に違和感を感じて見てみると

「ジャック！？あれっ！？ミニリッ……」

ミニリッパーと言い終わらないうちに仰向けにされ、ジャックが私の頭の横に手をついた。

「ここ最近ミニリッパーミニリッパーミニリッパーばかり……本当にもう。」

ミニリッパーと口に出すなと言わんばかりにキスをされ、おまけに深いものまでされてしまった。

「んんっ……どうしたの、ジャック……？」

「寝ぼけてました。すいません。」

ジャックは淡々と言った。絶対寝ぼけてないでしょ。

「もしかして、その……嫉妬……してくれた、の……？」

「嫉妬するに決まってるじゃ無いですか。あんなに抱きしめたり、キスしたり。私よりミニリッパーの方が好きなんじゃないですか？」

いつも余裕たっぷり、という感じの彼が嫉妬しているなんて思ってもみなかった。なんだか少し嬉しい。

「何言ってるの、貴方の方が好きに決まってるじゃない。その……」

その先を言う勇気がない。

「その、何ですか？」

「あい……してるから……」

ジャックが途端に驚いたように身を硬くして固まった。

その様子に愛しさを感じて、ジャックの首に腕を回して引き寄せ、キスをした。

「貴女は本当に私を煽るのが上手ですねえ……」

ジャックが妖しく微笑んで、また私に深いキスをした。

「んっ……待ってぇ……まだ夜じゃないし……夕ご飯も食べてないの……」

「じゃあ夕飯を食べて夜になったら私の部屋に来てください。絶対ですよ。」

「ええ、勿論。」

私はジャックに軽くキスをして夕ご飯を食べに行った。