恋人編
名前変更
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おまけ
ヒーローネームにまつわる小話と、ちょっとしたこぼれ話
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①
雄英に通っている兄がある日帰ってくると、泉に嬉しそうに話し始めた。
「今日、授業でヒーローネーム決めたよ」
「ヒーローネーム!素敵な響き!お兄ちゃんいっぱい考えてたよね⁉何したの⁉」
「……デク、にしたんだ」
「えっ…デク…?」
「うん、デク」
「なんで?だってかっちゃんが…」
「ある人がね、意味を変えてくれたんだ。頑張れって感じがするって」
ぐっと握りしめた拳を見つめる兄を、泉は納得できなくても受け入れようと決めた。
「そっか。お兄ちゃんにはもう嫌な名前じゃないんだ」
「うん」
「良かった、それなら嬉しい!いいじゃん、デク!素敵!」
「うん、ありがとう泉」
「でもな~デクか~う~ん」
「どうしたの?」
「お兄ちゃんのことデクって呼べる気がしない。私の中ではデクはまだ頑張れって感じじゃないもん。あの時の言葉は多分一生忘れられないと思う」
「泉…」
「あ、でも私の気持ちとお兄ちゃんの気持ちは別物だから。気にしないで!」
「…思ったんだけど、デクって呼べないんじゃなくて、お兄ちゃんしか呼べないの間違いなんじゃ…?」
「うん、まぁ。そうとも言うね」
「しっかりしてよ。泉も一緒に活動するんでしょ」
「うん!」
「いつか泉の中のデクが木偶の坊じゃなくなって、最高のヒーローはデクって言いたくなるようなヒーローになるよ」
「約束ね!」
「うん、約束」
--------
②
ヒーロー活動中の一コマ。
「泉!よけてッ!」
「よ、けるけど!お兄ちゃん名前!」
「いいだろ今は!集中して!」
「…(もーお兄ちゃんったら…)」
※泉は個性使用中に話せない
収束後
「お兄ちゃんケガは!?」
「大丈夫、君は?」
「私も大丈夫。大したことないから」
「お前らいつになったらヒーロー名で呼べんだ?」
---------
夢主はヒーロー活動中に「お兄ちゃん」と言うばかりで全然「デク」と呼べないのですが、実はヒーローネームで呼べないのは兄の方なのです。
『お相手は誰?』でプロヒーローとして活動する2人を書きましたが、、実は活動中のデクは夢主のことを「君」としか呼んでいません。
夢主は気がついているのですが、自分もきちんと呼べていないしあまり呼びたくないので、言及しないことにしています。
夢主に「お兄ちゃん」と呼ばれたら「デクだろ」と注意することはあるのにです。
兄は全くの無意識なので夢主は「お兄ちゃんって本当そういうとこあるよなぁ…」と思っているはず。
ただし、プライベートで「君」と呼ばれればすぐさま「君じゃなくて泉!」と反応しています。
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ヒーローネームにまつわる小話と、ちょっとしたこぼれ話
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①
雄英に通っている兄がある日帰ってくると、泉に嬉しそうに話し始めた。
「今日、授業でヒーローネーム決めたよ」
「ヒーローネーム!素敵な響き!お兄ちゃんいっぱい考えてたよね⁉何したの⁉」
「……デク、にしたんだ」
「えっ…デク…?」
「うん、デク」
「なんで?だってかっちゃんが…」
「ある人がね、意味を変えてくれたんだ。頑張れって感じがするって」
ぐっと握りしめた拳を見つめる兄を、泉は納得できなくても受け入れようと決めた。
「そっか。お兄ちゃんにはもう嫌な名前じゃないんだ」
「うん」
「良かった、それなら嬉しい!いいじゃん、デク!素敵!」
「うん、ありがとう泉」
「でもな~デクか~う~ん」
「どうしたの?」
「お兄ちゃんのことデクって呼べる気がしない。私の中ではデクはまだ頑張れって感じじゃないもん。あの時の言葉は多分一生忘れられないと思う」
「泉…」
「あ、でも私の気持ちとお兄ちゃんの気持ちは別物だから。気にしないで!」
「…思ったんだけど、デクって呼べないんじゃなくて、お兄ちゃんしか呼べないの間違いなんじゃ…?」
「うん、まぁ。そうとも言うね」
「しっかりしてよ。泉も一緒に活動するんでしょ」
「うん!」
「いつか泉の中のデクが木偶の坊じゃなくなって、最高のヒーローはデクって言いたくなるようなヒーローになるよ」
「約束ね!」
「うん、約束」
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②
ヒーロー活動中の一コマ。
「泉!よけてッ!」
「よ、けるけど!お兄ちゃん名前!」
「いいだろ今は!集中して!」
「…(もーお兄ちゃんったら…)」
※泉は個性使用中に話せない
収束後
「お兄ちゃんケガは!?」
「大丈夫、君は?」
「私も大丈夫。大したことないから」
「お前らいつになったらヒーロー名で呼べんだ?」
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夢主はヒーロー活動中に「お兄ちゃん」と言うばかりで全然「デク」と呼べないのですが、実はヒーローネームで呼べないのは兄の方なのです。
『お相手は誰?』でプロヒーローとして活動する2人を書きましたが、、実は活動中のデクは夢主のことを「君」としか呼んでいません。
夢主は気がついているのですが、自分もきちんと呼べていないしあまり呼びたくないので、言及しないことにしています。
夢主に「お兄ちゃん」と呼ばれたら「デクだろ」と注意することはあるのにです。
兄は全くの無意識なので夢主は「お兄ちゃんって本当そういうとこあるよなぁ…」と思っているはず。
ただし、プライベートで「君」と呼ばれればすぐさま「君じゃなくて泉!」と反応しています。
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