家族編
名前変更
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おまけ
妊娠していることが分かってから、仕事はヒーロー業務から事務に移行した泉だったが、あまりにも眠気が酷く起きていられないため、早々に仕事を休むこととなった。
夫の親族への妊娠報告は轟に任せていた。そんなある日のこと。
「最近小さな嫁を見ないのだが」
現場でショートと会ったエンデヴァーは最近気になっていたことを聞いてみた。小さな嫁とは、息子の妻泉のことである。小柄な泉はいつの間にかそう呼ばれていた。…名前で呼ぼうとすると、息子から鋭く睨まれるため呼べないのも要因の一つであるらしい。
「…出産間近なんだから当たり前だろ」
轟は父親を見ずに淡々と答えた。
「しゅ⁉…今なんと言った」
エンデヴァーは驚いて聞き返す。
「出産間近」
「誰がだ」
「泉以外に誰がいんだ」
「聞いてないぞ…⁉」
「言ってねぇからな」
「何故言わない!」
「聞かれなかったから」
「孫なんだぞ…!?」
「……チッ…」
轟はイラついたように舌打ちをした。
「ショート⁉」
その何日か後に轟と泉の元に大量のベビー用品が送られてきた。ベビーベッド、ベビーカー、ベビーバスなどの大きなものから、ベビー服までも家に山積みになるほどだ。
「お義父さんったら、今頃になって送ってきたんですねぇ…」
エンデヴァーのことだから、妊娠報告を聞いたら何かしらをすぐに送ってくるんじゃないかと思っていたのだ。
不思議そうに首を傾げる泉に轟は黙ってそっぽを向いた。
「買う前で良かったですね…焦凍さん?」
「……」
そっぽを向いている夫に泉は何か嫌な予感がした。
「もしかして、まさかないとは思いますけど…焦凍さん」
「なんだ」
「お義父さんに妊娠したこと、言ってなかったんですか?」
目を見ようとしないので、泉は両手で轟の頬を掴むと無理矢理自分の方へ向けた。
「言わなかったんですね⁉」
怒っている泉の目を見つめて、観念したようにこくりと頷いた。
「何日か前に最近泉を見ないって言われて、そこで初めて出産間近だと」
泉は盛大なため息をついた。
「もう!だめですよ⁉ちゃんと言わなくっちゃ。お義父さんの孫なんですから」
轟はムッとして眉間に皺を寄せた。
「俺の子だろ」
「何を当たり前のことを…!私はこの子が生まれてくる時、皆に祝福されて欲しいんです」
大きく膨らんだお腹を愛おしそうに撫でながら泉は優しく笑った。
「…そうだな」
その後、泉は義父へ謝罪の連絡を入れたのであった…。
--------
ザ・補足!
2人が別々の部屋で寝ているのは、変則勤務で互いのリズムを崩さないようにするためです。勤務が同じだったりお休みの日には、どちらかの部屋で一緒に寝ることもあります。
夢主は高校入学時身長156㎝ですが、身長はあまり伸びなかったため小柄なままです。ヒーローとしては小さい方なのでは?と思っていたんですが、ミルコ159㎝でしたね…!
轟くんは公式プロフィールで176㎝!この時点で20㎝差なのです。萌。エンデヴァーでかいしまだ身長伸びるんじゃないかなと。2人と並んだら、夢主は小さい…。と思いエンデヴァーには「小さな嫁」と呼んでもらいました。仕事中はもちろんヒーロー名ですよ。結婚前は緑谷。結婚後は小さな嫁。
長男の愛称は「ほおくん」で、本名を「ほむら」と言います。漢字は「焔」を当てていましたが、ちょっと迷いもあって平仮名表記にしておきます。名前は固定です。
この『第一子妊娠の話』はラブ&ヒーローを思い付いた頃に書いたお話です。描き続けているうちにちょっとずつ性格が変わっていく不思議。
2021.05.12
妊娠していることが分かってから、仕事はヒーロー業務から事務に移行した泉だったが、あまりにも眠気が酷く起きていられないため、早々に仕事を休むこととなった。
夫の親族への妊娠報告は轟に任せていた。そんなある日のこと。
「最近小さな嫁を見ないのだが」
現場でショートと会ったエンデヴァーは最近気になっていたことを聞いてみた。小さな嫁とは、息子の妻泉のことである。小柄な泉はいつの間にかそう呼ばれていた。…名前で呼ぼうとすると、息子から鋭く睨まれるため呼べないのも要因の一つであるらしい。
「…出産間近なんだから当たり前だろ」
轟は父親を見ずに淡々と答えた。
「しゅ⁉…今なんと言った」
エンデヴァーは驚いて聞き返す。
「出産間近」
「誰がだ」
「泉以外に誰がいんだ」
「聞いてないぞ…⁉」
「言ってねぇからな」
「何故言わない!」
「聞かれなかったから」
「孫なんだぞ…!?」
「……チッ…」
轟はイラついたように舌打ちをした。
「ショート⁉」
その何日か後に轟と泉の元に大量のベビー用品が送られてきた。ベビーベッド、ベビーカー、ベビーバスなどの大きなものから、ベビー服までも家に山積みになるほどだ。
「お義父さんったら、今頃になって送ってきたんですねぇ…」
エンデヴァーのことだから、妊娠報告を聞いたら何かしらをすぐに送ってくるんじゃないかと思っていたのだ。
不思議そうに首を傾げる泉に轟は黙ってそっぽを向いた。
「買う前で良かったですね…焦凍さん?」
「……」
そっぽを向いている夫に泉は何か嫌な予感がした。
「もしかして、まさかないとは思いますけど…焦凍さん」
「なんだ」
「お義父さんに妊娠したこと、言ってなかったんですか?」
目を見ようとしないので、泉は両手で轟の頬を掴むと無理矢理自分の方へ向けた。
「言わなかったんですね⁉」
怒っている泉の目を見つめて、観念したようにこくりと頷いた。
「何日か前に最近泉を見ないって言われて、そこで初めて出産間近だと」
泉は盛大なため息をついた。
「もう!だめですよ⁉ちゃんと言わなくっちゃ。お義父さんの孫なんですから」
轟はムッとして眉間に皺を寄せた。
「俺の子だろ」
「何を当たり前のことを…!私はこの子が生まれてくる時、皆に祝福されて欲しいんです」
大きく膨らんだお腹を愛おしそうに撫でながら泉は優しく笑った。
「…そうだな」
その後、泉は義父へ謝罪の連絡を入れたのであった…。
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ザ・補足!
2人が別々の部屋で寝ているのは、変則勤務で互いのリズムを崩さないようにするためです。勤務が同じだったりお休みの日には、どちらかの部屋で一緒に寝ることもあります。
夢主は高校入学時身長156㎝ですが、身長はあまり伸びなかったため小柄なままです。ヒーローとしては小さい方なのでは?と思っていたんですが、ミルコ159㎝でしたね…!
轟くんは公式プロフィールで176㎝!この時点で20㎝差なのです。萌。エンデヴァーでかいしまだ身長伸びるんじゃないかなと。2人と並んだら、夢主は小さい…。と思いエンデヴァーには「小さな嫁」と呼んでもらいました。仕事中はもちろんヒーロー名ですよ。結婚前は緑谷。結婚後は小さな嫁。
長男の愛称は「ほおくん」で、本名を「ほむら」と言います。漢字は「焔」を当てていましたが、ちょっと迷いもあって平仮名表記にしておきます。名前は固定です。
この『第一子妊娠の話』はラブ&ヒーローを思い付いた頃に書いたお話です。描き続けているうちにちょっとずつ性格が変わっていく不思議。
2021.05.12