1年目のバレンタイン
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おまけ
「あ、それと…!」
泉は思い出したようにバッグの中をガサゴソして、袋に包まれたものを取り出した。
「お口直しに蕎麦を…。お菓子作りに行き詰まってたら無意識に作ってまして…」
「蕎麦…!」
先ほどとは打って変わり、轟は目を輝かせて差し出された包みを受け取った。
「ちょっとちょっと!なんでそこで蕎麦なの!?」
後ろから抗議する声に驚いて振り返ると、芦戸が歩いてきた。瀬呂が慌てたように芦田を嗜めるが、もう遅い。その横には葉隠、尾白、上鳴らが並んで泉たちを見ていた。
「こら芦戸!」
「だって!良い雰囲気だったのに蕎麦って…!」
呆気に取られていた泉は我に返って叫んだ。
「覗いてたんですか!?」
「違う違う!覗いてない!帰ってきたら2人がいてさ…その~邪魔しないように息をひそめてたんだよ~」
「それを覗くとも言う」
瀬呂はもう開き直ってるように、呆れながら笑って言った。
「俺は引き止められただけで、見るつもりはなかったんだよ…ごめんね、緑谷さん」
尾白はとても申し訳なさそうに謝った。
「見てて楽しいのか?」
轟は怒ってる風でもなく、不思議そうに尋ねた。
「きゅんきゅんするんだよ!甘酸っぱい恋愛がね!」
「そうなの!泉ちゃんが一生懸命な姿が可愛くて…」
「確かにそうだな」
と轟が葉隠の言葉に同意したので、泉を含め全員が驚きで声を上げた。
「えっ!?」
「轟の語彙に可愛いが存在したのか…!?」
上鳴が驚いて目をぱちぱちさせながら、そんなことを言った。
「それくらい分かるだろ」
さすがにムッとしたらしい轟が上鳴に言い返す。
「いや、そうじゃなくて…。轟…お前泉のこと可愛いって思うの?」
普段は妹ちゃんと呼ぶ瀬呂が泉を名前で呼ぶのは珍しいことなのだが、泉はそれに気が付かないくらい緊張して轟の言葉を待っていた。
「?お前らだってよく言ってるだろ?」
「泉を可愛いって?」
「犬や猫を可愛いと言うのと同じだろ?」
轟の言葉に瀬呂や芦戸が返答に困っていると、泉が驚いた声を上げた。
「なんだそういうことですか!びっくりしちゃいました」
そう言いながら笑う泉に轟以外の5人は顔を見合わせた。
余計なことは言わずに黙っておこうと、無言で意見が一致し全員が頷いた。
→次のページは没になった冒頭シーンの供養です
---------
瀬呂上鳴は普段夢主のことを「妹ちゃん」と呼んでます。ちゃんと名前を呼ぶときには、瀬呂は呼び捨て、上鳴はちゃん付けと分かれます。私的に好きなポイント。
A組メンバーから夢主への呼び方は全員分ちゃんと考えてます。B組は何も考えてないけど…!
呼び捨て→兄、爆豪、轟、峰田、耳郎、芦戸、障子、常闇、(瀬呂)
ちゃん付け→麗日、蛙吹、葉隠、切島、(上鳴、砂藤)
さん付け→八百万
くん付け→飯田、青山
緑谷さん→尾白、口田
妹ちゃん→上鳴、瀬呂、砂藤
尾白くんが緑谷さんなのも結構好きです!
.
「あ、それと…!」
泉は思い出したようにバッグの中をガサゴソして、袋に包まれたものを取り出した。
「お口直しに蕎麦を…。お菓子作りに行き詰まってたら無意識に作ってまして…」
「蕎麦…!」
先ほどとは打って変わり、轟は目を輝かせて差し出された包みを受け取った。
「ちょっとちょっと!なんでそこで蕎麦なの!?」
後ろから抗議する声に驚いて振り返ると、芦戸が歩いてきた。瀬呂が慌てたように芦田を嗜めるが、もう遅い。その横には葉隠、尾白、上鳴らが並んで泉たちを見ていた。
「こら芦戸!」
「だって!良い雰囲気だったのに蕎麦って…!」
呆気に取られていた泉は我に返って叫んだ。
「覗いてたんですか!?」
「違う違う!覗いてない!帰ってきたら2人がいてさ…その~邪魔しないように息をひそめてたんだよ~」
「それを覗くとも言う」
瀬呂はもう開き直ってるように、呆れながら笑って言った。
「俺は引き止められただけで、見るつもりはなかったんだよ…ごめんね、緑谷さん」
尾白はとても申し訳なさそうに謝った。
「見てて楽しいのか?」
轟は怒ってる風でもなく、不思議そうに尋ねた。
「きゅんきゅんするんだよ!甘酸っぱい恋愛がね!」
「そうなの!泉ちゃんが一生懸命な姿が可愛くて…」
「確かにそうだな」
と轟が葉隠の言葉に同意したので、泉を含め全員が驚きで声を上げた。
「えっ!?」
「轟の語彙に可愛いが存在したのか…!?」
上鳴が驚いて目をぱちぱちさせながら、そんなことを言った。
「それくらい分かるだろ」
さすがにムッとしたらしい轟が上鳴に言い返す。
「いや、そうじゃなくて…。轟…お前泉のこと可愛いって思うの?」
普段は妹ちゃんと呼ぶ瀬呂が泉を名前で呼ぶのは珍しいことなのだが、泉はそれに気が付かないくらい緊張して轟の言葉を待っていた。
「?お前らだってよく言ってるだろ?」
「泉を可愛いって?」
「犬や猫を可愛いと言うのと同じだろ?」
轟の言葉に瀬呂や芦戸が返答に困っていると、泉が驚いた声を上げた。
「なんだそういうことですか!びっくりしちゃいました」
そう言いながら笑う泉に轟以外の5人は顔を見合わせた。
余計なことは言わずに黙っておこうと、無言で意見が一致し全員が頷いた。
→次のページは没になった冒頭シーンの供養です
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瀬呂上鳴は普段夢主のことを「妹ちゃん」と呼んでます。ちゃんと名前を呼ぶときには、瀬呂は呼び捨て、上鳴はちゃん付けと分かれます。私的に好きなポイント。
A組メンバーから夢主への呼び方は全員分ちゃんと考えてます。B組は何も考えてないけど…!
呼び捨て→兄、爆豪、轟、峰田、耳郎、芦戸、障子、常闇、(瀬呂)
ちゃん付け→麗日、蛙吹、葉隠、切島、(上鳴、砂藤)
さん付け→八百万
くん付け→飯田、青山
緑谷さん→尾白、口田
妹ちゃん→上鳴、瀬呂、砂藤
尾白くんが緑谷さんなのも結構好きです!
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