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「…あの!一人ですか?よかったらちょっとお話ししませんか?」
昼までだった任務を終えて、久しぶりに恋人の名前と外で待ち合わせて外食でもしようと提案したのは俺だった。
そして待ち合わせ場所に到着してみて、その提案を後悔したのも俺だった。
名前は待ち合わせ場所に先についていた。
そしてオフショルダーの白いニットワンピースを着た華奢な少女に声をかけられていた。
顔もまぁ世間一般に言う美少女ってやつだった。
失念していた。
名前は決して女に興味がないわけではないだろう。あまり聞きたくない話だったが、金さえ払ってくれれば女が抱けないわけではなさそうだった。
自分のことが好きになったからと言って男にしか興味がないわけではないだろう。
いや、他の男に言い寄られても困るが。
なにより、名前は顔がいい。
腕っぷしも強い。
個性抜きの身体能力だけでなら、同年齢の時の自分といい勝負をしただろうと思う。
いや、名前は常に死と隣り合わせの戦いをいくつも潜り抜けてきたのだ。経験値から考えても本気でやり合ってたら負けていたかもしれない。
グレーのスウェット生地のパンツに白いTシャツ、黒いパーカーを着ているだけでなのにオーラが明らかに周りと違った。
何とも近づき難い場面に遭遇してしまい、遠くからしばらく見守ることにした。
名前は、どんな反応をするのだろう?
少しは喜んだり、それとも連絡先だけでも聞いたりするのだろうか?
俺は胃の中をかき混ぜられるようなモヤモヤとした気持ちで見守った。
すると、
「全然興味ない」
名前は少女の方を横目でチラリと見たたが、それ以外はまっすぐ前を向いて目も合わせようとしなかった。
その塩対応ぶりをて小声で「ぅ、おぉ…」と思わず感嘆の声を漏らす。
久しぶりに恋人のアングラ時代の面影を見て
何故か悦に浸る。
完全な拒絶を受けて少女はおずおずと退散。
すかさず俺はそっと名前に近づいた。
「…いいのかよ。結構可愛かったじゃねぇか」
性格悪いなと自分でも思いながらも名前にそんな言葉を投げかけた。
「!、勝己!お疲れ。え?何?勝己、今の子タイプだった?」
連絡先聞いといて欲しかった?
と、見当違いな返答をした名前にため息をつく。
「ぶぁぁか。からかっただけだわ」
「んだよー!よかった!」
途端に笑顔になる名前を眩しく思う。
「…からかって、悪かった」
「え?何?どうしたんだよ?」
「うるせー!もう行くぞ!」
「うん!」
俺は名前の一途さに1人感動していた。
同時に敵意剥き出しだった野良猫が、自分にだけ甘えてくれる優越感がクセになりそうで恐ろしかった。
昼までだった任務を終えて、久しぶりに恋人の名前と外で待ち合わせて外食でもしようと提案したのは俺だった。
そして待ち合わせ場所に到着してみて、その提案を後悔したのも俺だった。
名前は待ち合わせ場所に先についていた。
そしてオフショルダーの白いニットワンピースを着た華奢な少女に声をかけられていた。
顔もまぁ世間一般に言う美少女ってやつだった。
失念していた。
名前は決して女に興味がないわけではないだろう。あまり聞きたくない話だったが、金さえ払ってくれれば女が抱けないわけではなさそうだった。
自分のことが好きになったからと言って男にしか興味がないわけではないだろう。
いや、他の男に言い寄られても困るが。
なにより、名前は顔がいい。
腕っぷしも強い。
個性抜きの身体能力だけでなら、同年齢の時の自分といい勝負をしただろうと思う。
いや、名前は常に死と隣り合わせの戦いをいくつも潜り抜けてきたのだ。経験値から考えても本気でやり合ってたら負けていたかもしれない。
グレーのスウェット生地のパンツに白いTシャツ、黒いパーカーを着ているだけでなのにオーラが明らかに周りと違った。
何とも近づき難い場面に遭遇してしまい、遠くからしばらく見守ることにした。
名前は、どんな反応をするのだろう?
少しは喜んだり、それとも連絡先だけでも聞いたりするのだろうか?
俺は胃の中をかき混ぜられるようなモヤモヤとした気持ちで見守った。
すると、
「全然興味ない」
名前は少女の方を横目でチラリと見たたが、それ以外はまっすぐ前を向いて目も合わせようとしなかった。
その塩対応ぶりをて小声で「ぅ、おぉ…」と思わず感嘆の声を漏らす。
久しぶりに恋人のアングラ時代の面影を見て
何故か悦に浸る。
完全な拒絶を受けて少女はおずおずと退散。
すかさず俺はそっと名前に近づいた。
「…いいのかよ。結構可愛かったじゃねぇか」
性格悪いなと自分でも思いながらも名前にそんな言葉を投げかけた。
「!、勝己!お疲れ。え?何?勝己、今の子タイプだった?」
連絡先聞いといて欲しかった?
と、見当違いな返答をした名前にため息をつく。
「ぶぁぁか。からかっただけだわ」
「んだよー!よかった!」
途端に笑顔になる名前を眩しく思う。
「…からかって、悪かった」
「え?何?どうしたんだよ?」
「うるせー!もう行くぞ!」
「うん!」
俺は名前の一途さに1人感動していた。
同時に敵意剥き出しだった野良猫が、自分にだけ甘えてくれる優越感がクセになりそうで恐ろしかった。