初戦闘
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「あれ、キャプテン何してるの?」
「今日はシオンの初陣だからな。見物させてもらうことにした」
一応刀を肩に担いではいるものの、ローは椅子に腰掛けてふんぞり返っている。
しかもその椅子は、わざわざ自ら外へ運んだものだ。
「久々の戦闘だ。まぁ、好き好きに暴れてこい」
本気で見物を決め込んでいるようで、ローには緊張感の欠片もない。
「足手まといにはなるなよ、シオン?」
挑発的なローの発言を受けて、シオンの表情にある変化が生じた。
額にピキッと青筋が浮かんだと思えば、口元に広がる引きつった笑み。
普段の温厚そうな表情は影を潜め、シオンの周りにどす黒い何かが渦巻いているー
ような錯覚を、見ている側に起こさせた。
「「「こわっ」」」
傍にいたベポを含めその場にいた全船員が、口には出さずとも同じ感想を持った。
「アイ~~イ」
雄叫びを上げて、ベポちゃんが敵方を蹴散らしていく。
さすがベポちゃん!! いつもながらの機敏な動きだ。
「シオン、見惚れてないで戦ってこい」
「椅子に座ってる奴に言われたくないわ!」
と例によって例のごとく、心の中でそんな風に叫ぶ。実際には、
「わかってますよ!」
と噛みつかんばかりに叫んでしまったのではあるが。
けれど、ローの言うことも最もなので、叫びながらもシオンは上着を脱ぎ捨てて腰に吊っていた両側の刀を抜いた。
握りを何度か確かめ、軽く息を吐き、神経を集中させる。
「じゃ、行ってきます」
軽くローにそう宣言して、シオンは戦いの中に飛び込んでいった。
流れるように走り、相手に反撃させる隙も与えず斬り伏せる。
それが、シオンの戦い方だ。
持ち前の脚力と身軽さ。そして、長年のうちに身に着けた刀捌き。
どこまで通用するだろうか?
ここまで大勢の相手をするのは、実は初めてだったりする。
でも、
正面に立ちふさがる輩の間をすり抜けるようにして走り出す。
一陣の風が吹き抜けた後には、一拍遅れて血飛沫と悲鳴がこだまする。
倒れていくその音が途絶えぬうちにー
刀に付いた血糊を振り飛ばし、シオンはすぐさま体勢を整えて床を蹴る。
体勢は低く、駆け抜けるのは背の高い男たちの足元。
「こいつ!!」
「よくも同朋を!!」
「うわっ」
死角から隙をつくように剣が振りかざされ、シオンは慌てて敵方の輪の中から転がりでた。
さすがは戦い慣れている海賊というか…。
最初は相手の不意をつけたから楽だったのだが、時間が経つにつれて徐々に厳しくなってきた。
仲間を倒されたからか、敵方の士気も上がってきているように見える。
弾んできた息を整えがてら、シオンは周りの状況を確認した。
倒れ伏しているのは大方敵方の奴らのようだ。
ローはというと、開戦時と変わらぬ位置に座っていた。
「シオン、後ろ!」
ベポちゃんの声で、私は大きく跳躍する。
さっきまで自分がいた場所には、深々と大振りな斧が突き刺さっていた。
怖っ!!
背筋が凍りつく。あんなものをくらったらひとたまりもない。
無意識のうちに、シオンは一瞬身をすくめてしまっていた。
そこに差す影。
反応が………遅れた。
はっと振り返れば、ギラリと鈍い光を放つ剣。
頭上には振りかざされたそれは、すぐそこに迫っていた。
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気まぐれにて再び出現。
まだ続きます。すみません。
しっかし、ローがあんま出てきてないな……。
ロー夢表示よりも、ハートの海賊団夢の表示にした方がいいかも?
でもペンギンとかキャスケットはあんまり出てきてないし……。
いっそのことベポ夢とか?(笑)
いやでも、次はちゃんとローが出る(予定)なんで、このままロー夢で行かせてもらいます!!
いやだって、やっぱり……ローが一番好きなので……
09.8.1 tarot