「こいつの保護者です」

「しかしまた、なぜ廊下に二人して倒れていたのですか？」

「あー、えーっと。それには海よりも深く山よりも難易度が高い話になるので、スルーしてください」


ごめん、またこの人レイトン教授を困らせた。
可愛く首をかしげて……。


「(俺に襲われたいのかぁ！)」

「変なことを考えるな。寒気がする」

「な、何で考えてること分かったんだよ」

「息が荒い。手に力が入っている。後は、目がおかしい」


さらっと恥ずかしいことを連ねあげたな。
公開処刑だぜ。


「仲が良いんですね、お二人は」


紅茶が入ったカップをセブルスに渡しながら、和み系の微笑みでそう言ってきたレイトン教授に全力肯定。


「はい！そうでｓ……！！」


あれ？今、どこかで鈍い音がしなかったか？
ああ、それは俺の頭をセブルスがグーで殴った音か……。


「マジで殴らんでも良いだろ、セブルス」

「手が滑っただけだ」


なんか黒いぜ、今日のセブルス……。

痛みに殴られた箇所を摩っていると、パタパタと可愛らしい足音が聞こえた。


ガチャッ


「先生、こんにちは！」

「ルーク、入るときはノックをしてからだよ」

「あ、はい。すみません……。あの、先生。そちらの方達はお客さんですか？」


やばい、マジで可愛い。
クラウスやレイトン教授が襲うのも無理ないわ←


「その顔はやめろ。引いてるぞ」

「え、嘘。変な顔してた？」


頷くセブルスに気をつけなきゃと思っていると、ルークが恐々と自己紹介をしてくれた。


「あの……僕はルーク・トライトンです」

「私はアスカ・ヒレン。彼はセブルス・スネイプ。ルークって呼んで良いかな？」


にっこりゼロ円スマイル並みに笑顔でいうと、ルークも笑顔で「はい！」と返事を返してくれた。

マジで可愛くて、腐の方向の顔が危うく出るところだった。


「よろしく、ルーク。セブルスは噛み付かないから安心してね」

「我輩は犬ではない！」


そういうことで、暫くはルークとレイトン教授とで楽しい会話をしていた。


コンコン、ガチャ


「教授、こんにちは～！って、あれ？お客さんですか？」

「ああ」

「私はレミ・アルタワです！」

「私はアスカ・ヒレンです。彼はセブルス・スネイプです」


ルークの次にやってきたレミさんに自己紹介をし、レミさんも混ぜて再び会話は盛り上がった。