過去拍手文3
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ここは、とある迷宮の名を持つ町の一角。
「えー、では。久しぶりに英国観光とでも縺れ込みましょうか?教授」
「貴様!そんな事をしている場合か!!」
くわっ、と噛みつきかねない勢いのセブルスをひらりとかわす。
「おー、怖い怖い。幼気な少女を罵倒するなんて、とても英国紳士とは思えない」
「我輩はそこら辺の紳士ではない。お前の教師であり保護者だ」
「英国の男は、日本からすれば皆英国紳士だと思われてますよ。英国に生まれた事を後悔してください」
「何故、貴様に後悔しろと言われなければならないのだ。全く、貴様はその癖をどうにかしろ。巻き込まれる我輩の身にもなれ」
セブルスが心底疲れたというような顔をして、小さく肩をすくめた。
「癖っていうか、トリップは癖じゃないんだけど…」
「これで何度目だというのかね?」
「確か…三回目だね。うん、二度ある事は三度ある」
「仏の顔も三度まで、という言葉も知っておろう」
「…仏の顔というより、阿吽像の吽の顔だろ」
「何か言ったか?」
「キャー、助けてー。レーイトンきょーじゅー」
「棒読みで助けを求めても、誰も来は…」
「私を呼びましたか?お嬢さん」
私が冗談で助けを求めた人物は、意外にもすぐ近くにいたらしい。
しかも、なんかコラボってるし。
「マジで、来たし!どーしてここにいるの?!いやむしろ、後ろの成歩堂君の方がすごく聞きたい!」
「私達は、所謂巻き込まれ事故というのに遭ってしまってね」
レイトン教授が、この世界に来た訳を淡々と話してくれる。
途中途中で、成歩堂君や真宵ちゃんにルークが話に混ざってきた。
「ああ。誰かのせいで関係がなかったのに、関係ができちゃったやつですか」
「元凶は貴様だろう」
セブルスの言葉を無視して、大体の話の流れを掴んだ。
「ふんふん。今回の事件は異世界での魔女に関してですか。私も魔女なんで、色々とまずいですね」
「えっ!貴女も魔女なんですか?!」
「ここの町の人に見つかったら、大変です!すぐに隠れましょう!」
優しい真宵ちゃんとルークが、私の魔女発言に身を案じてくれたらしい。
嬉しいよ…!
「だーいじょーぶ!俺には素晴らしく優秀な魔法使いがここに…って、おーい!セブルース?その明後日の方向は止めて欲しいな」
「貴様など、魔女裁判に掛けられて、火刑されてしまえ」
「そんなっ!ひどい!!」
「そうですよ。どんなに嫌いな人でも、殺されてしまうのを見過ごせるなんて、ひどいですよ」
「英国紳士として、これは見捨ててはおけませんね」
今度は、私の中でとりあえず真面目な成歩堂君と真の英国紳士レイトン教授が、教授の火刑発言に非難の言葉を浴びせる。
「昨日の夜、俺とあーんな事やこーんな事してたくせに!!」
「なっ?!わ、我輩はそんな事したことも…」
「ひどいです!女の子を弄ぶなんて!!」
まあ、もっとひどいのは私の発言だったりするけど(笑)
「教授、彼女が言った事って、一体…」
「ルーク、君はまだ知らなくていい事だよ」
「うんうん。ただ、大きくなって分かったら、女性にあんな事はしないようにする事だよ」
「は、はあ……」
ルークにはまだ早かったらしく、レイトン教授は何も教えず、成歩堂君は色々と話を難しくさせたらしい。
「レイトン教授、成歩堂さん、助けてくださいー!」
「貴様が、在りもしない事をいうのが悪いのだ!」
「なら、事実を作れば…!」
「馬鹿な事をいうな!!」
セブルスの迫りくる鉄拳の魔の手から逃れようと、レイトン教授と成歩堂君の間に逃げたが、教授が魔法を使って強制的に引きずり出してきた。
卑怯だ、卑怯すぎる。
ゴーン、ゴーン。
鐘の音が響き渡った時、ふっと目の前が立ちくらみのように闇に覆われる。
気が付いた時には、いつものホグワーツの廊下で、大きな振り子時計が鳴らす鐘の音を聞いていた。
「………夢?…」
「夢であってほしいのだが」
「うおぅっ、セブルス!」
「もう二度と、我輩を巻き込むな」
セブルスは私にそれだけ言って、大股に去って行った。
私は一人ぽつねーんと廊下に座っていたが、慌ててセブルスを呼び止める。
「ちょっ、セブ、待って!!このロープ解いてえぇ~!!!」
三つの異世界が、全く別の異世界で出会う
奇跡の出会い
(そういえば、レイトン教授の顔が伸びてたな…)
あとがき
――――――――――
(明日発売!)
ほとんど会話文ですが、明日のレイトン教授VS逆転裁判発売記念として、書いてみました。
最初はずっと会話文になる予定でしたが、長すぎるのもまずいだろうと思い、会話文を取りやめました。
それにしても、成歩堂と真宵の口調を全く掴めていない管理人。
ダメダメです…ι
こんな拍手文ですが、読んで下さりありがとうございました!
2012/11/28/Wen
「えー、では。久しぶりに英国観光とでも縺れ込みましょうか?教授」
「貴様!そんな事をしている場合か!!」
くわっ、と噛みつきかねない勢いのセブルスをひらりとかわす。
「おー、怖い怖い。幼気な少女を罵倒するなんて、とても英国紳士とは思えない」
「我輩はそこら辺の紳士ではない。お前の教師であり保護者だ」
「英国の男は、日本からすれば皆英国紳士だと思われてますよ。英国に生まれた事を後悔してください」
「何故、貴様に後悔しろと言われなければならないのだ。全く、貴様はその癖をどうにかしろ。巻き込まれる我輩の身にもなれ」
セブルスが心底疲れたというような顔をして、小さく肩をすくめた。
「癖っていうか、トリップは癖じゃないんだけど…」
「これで何度目だというのかね?」
「確か…三回目だね。うん、二度ある事は三度ある」
「仏の顔も三度まで、という言葉も知っておろう」
「…仏の顔というより、阿吽像の吽の顔だろ」
「何か言ったか?」
「キャー、助けてー。レーイトンきょーじゅー」
「棒読みで助けを求めても、誰も来は…」
「私を呼びましたか?お嬢さん」
私が冗談で助けを求めた人物は、意外にもすぐ近くにいたらしい。
しかも、なんかコラボってるし。
「マジで、来たし!どーしてここにいるの?!いやむしろ、後ろの成歩堂君の方がすごく聞きたい!」
「私達は、所謂巻き込まれ事故というのに遭ってしまってね」
レイトン教授が、この世界に来た訳を淡々と話してくれる。
途中途中で、成歩堂君や真宵ちゃんにルークが話に混ざってきた。
「ああ。誰かのせいで関係がなかったのに、関係ができちゃったやつですか」
「元凶は貴様だろう」
セブルスの言葉を無視して、大体の話の流れを掴んだ。
「ふんふん。今回の事件は異世界での魔女に関してですか。私も魔女なんで、色々とまずいですね」
「えっ!貴女も魔女なんですか?!」
「ここの町の人に見つかったら、大変です!すぐに隠れましょう!」
優しい真宵ちゃんとルークが、私の魔女発言に身を案じてくれたらしい。
嬉しいよ…!
「だーいじょーぶ!俺には素晴らしく優秀な魔法使いがここに…って、おーい!セブルース?その明後日の方向は止めて欲しいな」
「貴様など、魔女裁判に掛けられて、火刑されてしまえ」
「そんなっ!ひどい!!」
「そうですよ。どんなに嫌いな人でも、殺されてしまうのを見過ごせるなんて、ひどいですよ」
「英国紳士として、これは見捨ててはおけませんね」
今度は、私の中でとりあえず真面目な成歩堂君と真の英国紳士レイトン教授が、教授の火刑発言に非難の言葉を浴びせる。
「昨日の夜、俺とあーんな事やこーんな事してたくせに!!」
「なっ?!わ、我輩はそんな事したことも…」
「ひどいです!女の子を弄ぶなんて!!」
まあ、もっとひどいのは私の発言だったりするけど(笑)
「教授、彼女が言った事って、一体…」
「ルーク、君はまだ知らなくていい事だよ」
「うんうん。ただ、大きくなって分かったら、女性にあんな事はしないようにする事だよ」
「は、はあ……」
ルークにはまだ早かったらしく、レイトン教授は何も教えず、成歩堂君は色々と話を難しくさせたらしい。
「レイトン教授、成歩堂さん、助けてくださいー!」
「貴様が、在りもしない事をいうのが悪いのだ!」
「なら、事実を作れば…!」
「馬鹿な事をいうな!!」
セブルスの迫りくる鉄拳の魔の手から逃れようと、レイトン教授と成歩堂君の間に逃げたが、教授が魔法を使って強制的に引きずり出してきた。
卑怯だ、卑怯すぎる。
ゴーン、ゴーン。
鐘の音が響き渡った時、ふっと目の前が立ちくらみのように闇に覆われる。
気が付いた時には、いつものホグワーツの廊下で、大きな振り子時計が鳴らす鐘の音を聞いていた。
「………夢?…」
「夢であってほしいのだが」
「うおぅっ、セブルス!」
「もう二度と、我輩を巻き込むな」
セブルスは私にそれだけ言って、大股に去って行った。
私は一人ぽつねーんと廊下に座っていたが、慌ててセブルスを呼び止める。
「ちょっ、セブ、待って!!このロープ解いてえぇ~!!!」
三つの異世界が、全く別の異世界で出会う
奇跡の
(そういえば、レイトン教授の顔が伸びてたな…)
あとがき
――――――――――
(明日発売!)
ほとんど会話文ですが、明日のレイトン教授VS逆転裁判発売記念として、書いてみました。
最初はずっと会話文になる予定でしたが、長すぎるのもまずいだろうと思い、会話文を取りやめました。
それにしても、成歩堂と真宵の口調を全く掴めていない管理人。
ダメダメです…ι
こんな拍手文ですが、読んで下さりありがとうございました!
2012/11/28/Wen