スネイプ先生に愛の花束を
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スネイプ先生に
愛の花束を
今日はバレンタインデー。
あの闇と光の戦いが終幕を迎えた後のお話。
私が考えた、今日の日の計画。
彼に、皆からのお礼をこめた愛の花束を…。
今日は運命の戦いが終わって、久しぶりのゆっくりとした休日。
アスカと共に久しぶりに過ごす日でもある。
コンコン。
「誰だ」
「セブルス、僕だよ」
ガチャ。
勝手にドアを開けて入ってきたのは、ルーピンだった。
「何の用だ、ルーピン。まだ薬は必要ないはずだが?」
「まあ、そんな風に邪魔者扱いしないでよ。今日はアスカの頼みごとでもあるんだからさ。はい」
「…」
ルーピンに渡されたのは、赤い椿に似た花。
「それは、サザンカって言うんだ。花言葉は、『困難に打ち勝つ』『ひたむきさ』」
押し付けられるように、無理矢理受け取らされたサザンカという花を見た。
ルーピンの方は用がこれだけだったらしく、手を振って部屋を後にした。
「何だったのだ、一体……」
コンコン。
気を取り直して、本を読んでいると、ノックの音がした。
「スネイプ、入るぞ」
ガチャ。
「ブラック、我輩が許可を出していないのに、入ってくるな」
「俺だって、アスカの頼みじゃなかったら、こんなとこにくるか」
またアスカからの頼み……。
その時、またノックの音がした。
「セブルス、居るかの?」
入ってきたのは、ダンブルドア校長だった。
「おお、シリウスも頼まれたのじゃな」
「校長、これは一体なんですか」
「残念ながら、秘密なのじゃ」
そういいながら校長から渡されたのは、青いカーネーション。
「ムーンダストという種類のものじゃ。花言葉は、『永遠の幸福』じゃ」
「ほらよ。花言葉は『親交』『仲直り』」
ブラックからは、ハーブの一種であるカモミールを渡された。
そして、すぐに部屋から出て行った。
しかし、我輩は校長に連れられて、大広間に近い廊下へと連れ出されていた。
「この辺りで良いかの……。では、セブルス。わしはちと手伝わなければならんからの」
校長はそういって、笑いながら大広間へと行ってしまった。
校長は何をしたかったのだ?
「こんなところに居たのですか、セブルス」
声をかけられて振り返ると、マクゴナガル教授が白いチューリップの花を持って、こちらに近づいてきていた。
「我輩に何の用で?」
「アスカに頼まれて、これを渡しに来ました。花言葉は『思いやり』『真実の愛』です」
マクゴナガル教授も花を渡し終えると、手伝わなければならないから、と言って大広間へと行ってしまった。
少し見送っていると、ローブの裾を何かが引っ張った。
足元を見てみると、Mrs.ノリスがすみれの花を銜えていた。
「スネイプ先生」
顔を上げると、フィルチがMrs.ノリスと同じ、すみれの花を持っていた。
「ヒレンに頼まれて、花を渡しに来ました。花言葉は『誠実』です」
フィルチも花を渡してから、大広間へと行ってしまった。
「スネイプ先生!」
「ドラコ、それにMr.マルフォイ…」
「父上と僕からです。花言葉は『愛情』『愛を持つ』」
棘がきれいに取り除かれた赤とピンクのバラをマルフォイから受け取った。
ドラコの後ろに立っていたルシウスが言った。
「君の恋人からの頼みごとだ。ドラコ、行くぞ」
そういって、二人は大広間へと行ってしまった。
ふと自分の手を見れば、小さく少し歪な花束が出来上がっていた。
いつの間にか、大広間からは大勢の人の声が聞こえた。
愛の花束を
今日はバレンタインデー。
あの闇と光の戦いが終幕を迎えた後のお話。
私が考えた、今日の日の計画。
彼に、皆からのお礼をこめた愛の花束を…。
今日は運命の戦いが終わって、久しぶりのゆっくりとした休日。
アスカと共に久しぶりに過ごす日でもある。
コンコン。
「誰だ」
「セブルス、僕だよ」
ガチャ。
勝手にドアを開けて入ってきたのは、ルーピンだった。
「何の用だ、ルーピン。まだ薬は必要ないはずだが?」
「まあ、そんな風に邪魔者扱いしないでよ。今日はアスカの頼みごとでもあるんだからさ。はい」
「…」
ルーピンに渡されたのは、赤い椿に似た花。
「それは、サザンカって言うんだ。花言葉は、『困難に打ち勝つ』『ひたむきさ』」
押し付けられるように、無理矢理受け取らされたサザンカという花を見た。
ルーピンの方は用がこれだけだったらしく、手を振って部屋を後にした。
「何だったのだ、一体……」
コンコン。
気を取り直して、本を読んでいると、ノックの音がした。
「スネイプ、入るぞ」
ガチャ。
「ブラック、我輩が許可を出していないのに、入ってくるな」
「俺だって、アスカの頼みじゃなかったら、こんなとこにくるか」
またアスカからの頼み……。
その時、またノックの音がした。
「セブルス、居るかの?」
入ってきたのは、ダンブルドア校長だった。
「おお、シリウスも頼まれたのじゃな」
「校長、これは一体なんですか」
「残念ながら、秘密なのじゃ」
そういいながら校長から渡されたのは、青いカーネーション。
「ムーンダストという種類のものじゃ。花言葉は、『永遠の幸福』じゃ」
「ほらよ。花言葉は『親交』『仲直り』」
ブラックからは、ハーブの一種であるカモミールを渡された。
そして、すぐに部屋から出て行った。
しかし、我輩は校長に連れられて、大広間に近い廊下へと連れ出されていた。
「この辺りで良いかの……。では、セブルス。わしはちと手伝わなければならんからの」
校長はそういって、笑いながら大広間へと行ってしまった。
校長は何をしたかったのだ?
「こんなところに居たのですか、セブルス」
声をかけられて振り返ると、マクゴナガル教授が白いチューリップの花を持って、こちらに近づいてきていた。
「我輩に何の用で?」
「アスカに頼まれて、これを渡しに来ました。花言葉は『思いやり』『真実の愛』です」
マクゴナガル教授も花を渡し終えると、手伝わなければならないから、と言って大広間へと行ってしまった。
少し見送っていると、ローブの裾を何かが引っ張った。
足元を見てみると、Mrs.ノリスがすみれの花を銜えていた。
「スネイプ先生」
顔を上げると、フィルチがMrs.ノリスと同じ、すみれの花を持っていた。
「ヒレンに頼まれて、花を渡しに来ました。花言葉は『誠実』です」
フィルチも花を渡してから、大広間へと行ってしまった。
「スネイプ先生!」
「ドラコ、それにMr.マルフォイ…」
「父上と僕からです。花言葉は『愛情』『愛を持つ』」
棘がきれいに取り除かれた赤とピンクのバラをマルフォイから受け取った。
ドラコの後ろに立っていたルシウスが言った。
「君の恋人からの頼みごとだ。ドラコ、行くぞ」
そういって、二人は大広間へと行ってしまった。
ふと自分の手を見れば、小さく少し歪な花束が出来上がっていた。
いつの間にか、大広間からは大勢の人の声が聞こえた。
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