貴方が生まれた日
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貴方が生まれてきてくれたことに
貴方が誕生した日を祝えることに
私は感謝します・・・
~貴方が生まれた日~
・・・何を、プレゼントすればいいんだろう?
今日も今日とて、何処へ行っても上の空で唸っている少女がいた。
「アスカ、煩いわよ。勉強に集中できないじゃない」
「ねえ。ハーマイオニーなら、男性の誕生日プレゼントに何を渡す?」
アスカ、と呼ばれた少女は、ハーマイオニーの言葉を無視して尋ねてきた。
その質問に、ハーマイオニーがニヤリと怪しく笑った。
「そうねえ……スネイプなら魔法薬の本とかじゃない?」
「///えっ、ちょっ。ま、まだ、スネイプ教授とは言ってないよ?!」
「あら、大体アスカの考えていることには見当が付くわ。スネイプのことになると、唸って悩み始めるんだから」
ハーマイオニーの言うことに、少なからず図星だったアスカはうっと言葉に詰まった。
「でも、本じゃ持っているってこともありそうよね……。編み物とかは出来ないの?」
「変なとこで不器用なのは知ってるでしょ……」
そう、アスカは本当に変な所で不器用だった。
手先を使う細かい作業については、アスカの手にかかればほとんどが完璧だ。
しかし、編み物では目と目が粗すぎたり、きつすぎたりと均等に編めないのだ。
しかも、人に対しては自分の意見を出すタイミングが掴めず、いつも受身。
恋愛に関しては物凄く臆病で、片思いに関してはベテラン並みになっていた。
「それにしても、もう告白しちゃえば?スネイプにも気はあるかもしれないわよ」
「そんなはずないよ~。大体、グリフィンドールにいてハリーと仲良いし、フレッドとジョージの悪戯には少し手伝ったことが何回かあったし、何故かハリーの次に目の敵にされてるし……」
「それよ!好きな子ほどいじめたくなるのと一緒じゃない」
「じゃあ、スネイプ教授はハリーの次に私が好きなのね……」
ある意味爆弾発言なことを呟き、アスカの周りの空気は重苦しくなった。
「アスカはこのままでいいの?」
ハーマイオニーがアスカの落ち込み具合に見かねて、問いかけた。
「別に。向こうに迷惑を掛けるより、マシだと思う」
「でも、アスカはこのままじゃ嫌だから、今年バレンタインカードをイニシャル付きで送ったんでしょう?」
それに、ダンブルドア先生やマクゴナガル先生に誕生日を聞きまわったし……、とハーマイオニーが優しく話しかける。
「今だって、こうしてケーキはどれを作るか選んでいるじゃない」
実は今、二人は図書室で話し込んでいた。
しかも、あまり人がやってこない魔法薬関連の本が置いてある棚に囲まれた所で。
「ね?大丈夫よ。もし、スネイプにフられたなら、私が目に物を見せてやるわ」
何故かそこでメラメラと燃え始めたハーマイオニーに、アスカは突っ込む気力もなく、苦笑いをして様子を見ていた。
「でも、ケーキとか作ったことない…」
「大丈夫!私も手伝うから」
「ハーマイオニー・・・ありがとう!」
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貴方が生まれてきてくれたことに
貴方が誕生した日を祝えることに
私は感謝します・・・
~貴方が生まれた日~
・・・何を、プレゼントすればいいんだろう?
今日も今日とて、何処へ行っても上の空で唸っている少女がいた。
「アスカ、煩いわよ。勉強に集中できないじゃない」
「ねえ。ハーマイオニーなら、男性の誕生日プレゼントに何を渡す?」
アスカ、と呼ばれた少女は、ハーマイオニーの言葉を無視して尋ねてきた。
その質問に、ハーマイオニーがニヤリと怪しく笑った。
「そうねえ……スネイプなら魔法薬の本とかじゃない?」
「///えっ、ちょっ。ま、まだ、スネイプ教授とは言ってないよ?!」
「あら、大体アスカの考えていることには見当が付くわ。スネイプのことになると、唸って悩み始めるんだから」
ハーマイオニーの言うことに、少なからず図星だったアスカはうっと言葉に詰まった。
「でも、本じゃ持っているってこともありそうよね……。編み物とかは出来ないの?」
「変なとこで不器用なのは知ってるでしょ……」
そう、アスカは本当に変な所で不器用だった。
手先を使う細かい作業については、アスカの手にかかればほとんどが完璧だ。
しかし、編み物では目と目が粗すぎたり、きつすぎたりと均等に編めないのだ。
しかも、人に対しては自分の意見を出すタイミングが掴めず、いつも受身。
恋愛に関しては物凄く臆病で、片思いに関してはベテラン並みになっていた。
「それにしても、もう告白しちゃえば?スネイプにも気はあるかもしれないわよ」
「そんなはずないよ~。大体、グリフィンドールにいてハリーと仲良いし、フレッドとジョージの悪戯には少し手伝ったことが何回かあったし、何故かハリーの次に目の敵にされてるし……」
「それよ!好きな子ほどいじめたくなるのと一緒じゃない」
「じゃあ、スネイプ教授はハリーの次に私が好きなのね……」
ある意味爆弾発言なことを呟き、アスカの周りの空気は重苦しくなった。
「アスカはこのままでいいの?」
ハーマイオニーがアスカの落ち込み具合に見かねて、問いかけた。
「別に。向こうに迷惑を掛けるより、マシだと思う」
「でも、アスカはこのままじゃ嫌だから、今年バレンタインカードをイニシャル付きで送ったんでしょう?」
それに、ダンブルドア先生やマクゴナガル先生に誕生日を聞きまわったし……、とハーマイオニーが優しく話しかける。
「今だって、こうしてケーキはどれを作るか選んでいるじゃない」
実は今、二人は図書室で話し込んでいた。
しかも、あまり人がやってこない魔法薬関連の本が置いてある棚に囲まれた所で。
「ね?大丈夫よ。もし、スネイプにフられたなら、私が目に物を見せてやるわ」
何故かそこでメラメラと燃え始めたハーマイオニーに、アスカは突っ込む気力もなく、苦笑いをして様子を見ていた。
「でも、ケーキとか作ったことない…」
「大丈夫!私も手伝うから」
「ハーマイオニー・・・ありがとう!」
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