この先の未来に
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陽が差し込む廊下。
先を行く、黒い蝙蝠男。
その後ろを歩く、私。
「セブルス」
「どうした?アスカ」
名前を呼ぶと振り返ってくれる。
それだけに。
ただ、自分の名を呼んでくれることに。
ただこの毎日に……貴方が傍に居てくれてよかった。
~この先の未来に~
私は先を歩きながら振り返ったセブルスに、微笑みを返す。
「……何でもない」
私の行動を不思議に思ったのか、足を止めるセブルス。
私はその横を通り過ぎ、先を歩く。
つい今朝の夢で、私は何故か元の世界の日本にいた。
そして、大きな地震が来て、ようやく落ち着いたと思ったら、津波に呑み込まれていた。
死んだと思った時には、目が覚めた。
異様な感覚。
夢じゃない気がしてならなかった。
心臓が妙に早く脈打ち、何かの異変に同調しているよう気がしてる。
異様な感覚が抜け切れないまま、こうして二人で校長先生主催のお茶会に向かっている。
「アスカ」
「何?」
呼ばれて振り返った途端、目の前が真っ暗になった。
いや、セブルスに抱きしめられているのだ。
「……どうしたの?」
「いや……。ただ、お前が寂しそうな顔をしていたから」
さらにぎゅっと抱きしめてくるセブルスの体温が心地よくて、またあの夢を思い出した。
波に呑まれる時の恐怖。
水の中息もできず、目の前が暗闇で死んでしまうという恐怖。
今、目の前にいる世界の未来を救いたいという思い。
私はそっと、セブルスの背中に腕を回す。
「……傍に、居てくれる?」
「もちろんだ」
セブルスらしい即答に、思わず笑みがこぼれる。
先を行く、黒い蝙蝠男。
その後ろを歩く、私。
「セブルス」
「どうした?アスカ」
名前を呼ぶと振り返ってくれる。
それだけに。
ただ、自分の名を呼んでくれることに。
ただこの毎日に……貴方が傍に居てくれてよかった。
~この先の未来に~
私は先を歩きながら振り返ったセブルスに、微笑みを返す。
「……何でもない」
私の行動を不思議に思ったのか、足を止めるセブルス。
私はその横を通り過ぎ、先を歩く。
つい今朝の夢で、私は何故か元の世界の日本にいた。
そして、大きな地震が来て、ようやく落ち着いたと思ったら、津波に呑み込まれていた。
死んだと思った時には、目が覚めた。
異様な感覚。
夢じゃない気がしてならなかった。
心臓が妙に早く脈打ち、何かの異変に同調しているよう気がしてる。
異様な感覚が抜け切れないまま、こうして二人で校長先生主催のお茶会に向かっている。
「アスカ」
「何?」
呼ばれて振り返った途端、目の前が真っ暗になった。
いや、セブルスに抱きしめられているのだ。
「……どうしたの?」
「いや……。ただ、お前が寂しそうな顔をしていたから」
さらにぎゅっと抱きしめてくるセブルスの体温が心地よくて、またあの夢を思い出した。
波に呑まれる時の恐怖。
水の中息もできず、目の前が暗闇で死んでしまうという恐怖。
今、目の前にいる世界の未来を救いたいという思い。
私はそっと、セブルスの背中に腕を回す。
「……傍に、居てくれる?」
「もちろんだ」
セブルスらしい即答に、思わず笑みがこぼれる。
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