真夏の地下室
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「あつい~」
「………」
「あ~つ~い!」
「………」
「…もう、我慢できない!!」
「てやぁ!!!」
―真夏の地下室―
青空には真夏の太陽が全てを焼き尽くすかのごとく、ギラギラと輝いていた。
そんな外のことなど、まったく知らないような人がここ、ホグワーツの地下室にいた。
一歩この青空の下に踏み出せば、かなりの熱を吸収して溜めるであろう黒衣を全身にまとった男。
彼は今、暑いと喚いていた恋人であるアスカに黒のローブを剥ぎ取られた所だった。
「アスカ。何をしたか、分かっているだろうな……」
「もちろん。自分でやったことだから分かるよ?セブルス」
スネイプはアスカの腕の中にある自分のローブを指差した。
「ローブを返したまえ」
「却下。ついでに上着も脱いで」
「なっ!?////」
アスカはスネイプの反応を見て、呆れ顔になった。
「んな、やましいことじゃないって。俺が襲うとでも?」
少女とは似つかわない少年のような声が、悪戯っぽく部屋に響いた。
スネイプはアスカの言葉に首を横に振った。
「はあ……。わかってんなら、さっさと脱げ!只でさえ、換気がワリィ蒸し暑いこの部屋で長袖・長ズボンじゃ、熱中症になる!!」
確かにいつもは割りと涼しいはずの地下室は、今日に限って蒸し暑かった。
そのため、アスカは白のTシャツに通気性のいい半ズボンという格好だった。
「だが、まだ薬が完成s「する前に暑さでぶっ倒れるのがオチだ!今すぐ、上着も脱げ!!!」
そう怒鳴られてしまい、スネイプは渋々上着を脱いだ。
途端、なんとなく感じていた篭った熱が少し抜けた気がした。
「少しはよくなっただろ?それに……」
ペシッ。
「かなり汗かいてたの、知ってた?」
アスカに投げて寄越されたのは、白いタオルだった。
スネイプは、汗をかいていたことに言われて気付いた。
タオルは少し湿っていて、ヒンヤリと冷たく感じた。
「……すまないな」
「いいよ、別に」
笑って言うアスカが愛しく感じられて、スネイプはアスカ抱き締めた。
「////ちょっ、セブルス。暑い!」
汗だくになる~!と、騒ぐアスカにスネイプは意地悪に笑った。
「では、一緒にシャワーでも浴びるかね?」
アスカの顔が真っ赤になったのは、地下室の熱ではないとだけ言っておこう。
その後、二人は一緒にシャワーを浴びたとか、できなかったとか……。
→あとがき
「………」
「あ~つ~い!」
「………」
「…もう、我慢できない!!」
「てやぁ!!!」
―真夏の地下室―
青空には真夏の太陽が全てを焼き尽くすかのごとく、ギラギラと輝いていた。
そんな外のことなど、まったく知らないような人がここ、ホグワーツの地下室にいた。
一歩この青空の下に踏み出せば、かなりの熱を吸収して溜めるであろう黒衣を全身にまとった男。
彼は今、暑いと喚いていた恋人であるアスカに黒のローブを剥ぎ取られた所だった。
「アスカ。何をしたか、分かっているだろうな……」
「もちろん。自分でやったことだから分かるよ?セブルス」
スネイプはアスカの腕の中にある自分のローブを指差した。
「ローブを返したまえ」
「却下。ついでに上着も脱いで」
「なっ!?////」
アスカはスネイプの反応を見て、呆れ顔になった。
「んな、やましいことじゃないって。俺が襲うとでも?」
少女とは似つかわない少年のような声が、悪戯っぽく部屋に響いた。
スネイプはアスカの言葉に首を横に振った。
「はあ……。わかってんなら、さっさと脱げ!只でさえ、換気がワリィ蒸し暑いこの部屋で長袖・長ズボンじゃ、熱中症になる!!」
確かにいつもは割りと涼しいはずの地下室は、今日に限って蒸し暑かった。
そのため、アスカは白のTシャツに通気性のいい半ズボンという格好だった。
「だが、まだ薬が完成s「する前に暑さでぶっ倒れるのがオチだ!今すぐ、上着も脱げ!!!」
そう怒鳴られてしまい、スネイプは渋々上着を脱いだ。
途端、なんとなく感じていた篭った熱が少し抜けた気がした。
「少しはよくなっただろ?それに……」
ペシッ。
「かなり汗かいてたの、知ってた?」
アスカに投げて寄越されたのは、白いタオルだった。
スネイプは、汗をかいていたことに言われて気付いた。
タオルは少し湿っていて、ヒンヤリと冷たく感じた。
「……すまないな」
「いいよ、別に」
笑って言うアスカが愛しく感じられて、スネイプはアスカ抱き締めた。
「////ちょっ、セブルス。暑い!」
汗だくになる~!と、騒ぐアスカにスネイプは意地悪に笑った。
「では、一緒にシャワーでも浴びるかね?」
アスカの顔が真っ赤になったのは、地下室の熱ではないとだけ言っておこう。
その後、二人は一緒にシャワーを浴びたとか、できなかったとか……。
→あとがき
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