8 がんがん
すると、植村さんは
立ち上がって、
「はいはいは~~~い、メイド喫茶とか執事喫茶とかお化け屋敷喫茶とか面白そうじゃない??」
と発言した。
みんなの目線が植村さんに注がれる。
すると、クラスのみんなはガヤガヤ
ー メイド喫茶、王道だけど面白そうだよね~~
ー お化け屋敷喫茶とかまじ、楽しそうなんだけど!
ー さすが、桃!考えること天才すぎかよ~
とそれぞれが言いたいことを言っていた。
それを見ていた、植村さんは
「じゃっ、みんなも嫌そうじゃないし、お化け屋敷喫茶で決定~~~!」
と言った。
みんな大盛り上がり。
植村さんってすごいな。発言力ありすぎ。
「あ!あたし、案だしたし、あたしがお化け屋敷喫茶仕切るよ~!」
ー え、桃なら安心できるわ~
ー やっぱ、こういうのは桃じゃないとね!
ー 桃、最高~!
ー 普通に文化祭楽しみなんですけどー。
それぞれが、それぞれの言いたいことを
いっている。
ただ、それはほとんど、
植村さんの人柄の良さを表すものであった。
植村さんって、クラスの人に
結構、信頼されてるんだな。
私、あんまり、クラスメートのこと
知らなかったかもしれない。