7 どんどん
同時刻
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プルルルルルプルルル
ピッ
「あ、もしもし。俺、俺、
青木だけど。
うん。
やっぱ、クラスのやつには
いい感じに嫌われてるぞ。
おー、
ちゃんと計画通りになってるよ。
任せとけって。
え?なに?次?
あ、まじかよ。
次はそれ、ね。
へぇへぇ、分かったよ。
っつーか、
おまえの姉ちゃん、持病もってんだって。
ふーん。おまえも知らなかったの?
ああ、
なんか、医者がいて、そいつから教えてもらった。
え?医者が年寄りかって?
いや、若い感じだったな。
うん。………
は?なんでそんな怒ってんの?………
あーはいはい、分かったよ。
うるせーな。癇癪起こすなよ。
っつーか、
おまえも釈放されてんだし、
そろそろ動き出せよ。……うん。
まだ動かねぇの?まだ見守る?
言葉まちがってんだろ。
見守るじゃなくて、監視してんだろ。
はは、んな、怒んなって。
へーへー分かったよ。
俺がしばらくは頑張りますとも。
おまえが大好きな姉ちゃんを監視するためにな。 」
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