7 どんどん
山原さんと別れた後
私は病院へと向かっていた。
どうしよう…。
今日あったこと先生に話そうかな…。
そんなことを考えていたら
先生が以前、私の家に来て帰り際に言った言葉が頭によぎった。
「波さん、さっきの言葉。嘘じゃないですから。」
思い出してしまった。
いつ思い出しても顔が赤くなってしまう!
あれって 告白ってことだよね…
そのこともあってどうも言い出しにくい。
でもなぁ。このままじゃ、山原さんが無視され続けてしまう。
それは、嫌だな。
そんなことを私は繰り返し考えていると
急に肩をポンとたたかれた。