このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

6 てるてる





―帰り道





私は山原さんと一緒に帰っている。






「ふわぁあ~。今日も学校、長かったな~。」





「そうですね。」




もう空がオレンジ色に染まっている。





そういえば、


あの青木くんになにかお礼をしなければ…



なにがいいのかな…





そんなことを考えていたら
山原さんが



「ねぇ、波ちゃんさ、今日、波ちゃんを助けた 青木って奴どう思った?」



と言った。





…え?

と思ったけどすぐに答えた。




「えっと、普通に良い少年だと思いましたよ?」




と返事をすると



山原さんは何か考えた様子でいた。




しばらくして




「まぁ、いっか!気のせいだろうし!」



と独り言のように言って

その話は終わった。


19/19ページ
スキ