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6 てるてる



そんななか



「波ちゃん!大丈夫!?怪我してない!?」




と山原さんが駆け寄ってきた。



なぜだろうか
少しホッとした。




「はい…大丈夫です。」




…あれ?そういえば、なんで私が怪我してるって聞いてきたのかな?



私は顔をあげて山原さんに聞こうとした。


「あの…」





「さっきクラスメートの奴らが波ちゃんを囲っていじめてるところ見たって聞いたんだ。助けてあげられなくてごめんね。
本当に大丈夫?」





そっかぁ。山原さんって本当に優しいな。






さっきの駆け寄ってきた人みたいに



青木くんのこと




を聞くんじゃなくて






私の身の安全のことを気にかけてくれている。







それがなんだか
すごく 心にじわ~ってきました。


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