「え、でも、私、先生に呼び出しされているので…」





―そんなんどうでもいいじゃん






グイっと私の手首をひっぱる。
その方向は職員室とは真反対。





なんだかいやな予感がする




私は掴まれている手を
離そうとする。



でも強く握りしめていたため離すことができない。






「ちょっ…離してくださいよ…！私は先生のところに…！」








―ガッ!!!!







一瞬のことだったから
何が起こったか分からなかった。








左手の偽手を抜き取られた。