「あ、そうだ。波ちゃんがお医者さんにお世話になっているお礼といってはアレなんですけど…… はい。」




山原さんが先生に差し出しているのは






なにあれ… お菓子 ？
なんだかスナック系のお菓子の袋に見えます。



よく見ると『 美味い輪 』


と書かれてある。







それを受け取った先生は



「あー！これ懐かしいです。僕の友達が大好きなお菓子なんです。いつも学校帰りに買ってたんですよ。懐かしいなー。僕的には味は微妙ですがね。ハハッ」






「あ、私も好きなんですよー。美味い輪ー。でもお医者さんが好きじゃないならそんなんもらっても嬉しくないですよね。」







「いえいえ、有り難くもらっておきますよ。美味い輪が大好きな友達にあげたいんですよ。久しぶりに。」





先生ぐらいの年齢で
そんなお菓子 食べる人いるんだ…。




「本当ですかー。じゃあ、是非あげちゃってくださいー。」





どんどん会話がすすんじゃってるよ。