5 ばりばり
今日はなんだか一人で帰りたかった。
一人で帰るとき必ず寄る場所がある。
近所の駄菓子屋だ。
ここの店主のおばあちゃんに癒されるんだよなー。
今日は何を買おうかな。
美味い輪 とか ピッキー とかもいいなあ。
お、美味い輪残り一個じゃん。ラッキー。
美味い輪に手を伸ばそうとしたら別の手も伸びてきた。
とりあえず、今の状況は
一個の美味い輪を二人がもっている
相手はガッツリといい体型をした男
いかにも消防局員の人です。みたいな。
両者、美味い輪から手をはずさない
「…これ 私が狙ってたんですけどー」
「…俺も美味い輪…ほしいんだけど…」
目からなんか
バチバチがでそうだ