1 きらきら
「ま、とりあえず、精神科に行ってみて。今度からはそこに通院してください。精神科の君の担当医には君のことは伝えてあるから大丈夫。 名前は確か…」
お医者さんは何かを小さな紙に書いてそれをわたしに渡してきた 。
そこには
左東 修一 (サトウ シュウイチ)
と書かれてあった。
「それが今日から君の主治医になる先生。 頑張ってね!」
「…はい。今までありがとうございました。」
左東 修一 という文字
これからお世話になる先生。
迷惑をかけないようにしなきゃ。
そう思いながら名前が書かれたその紙をギュッと握りしめて精神科へと向かった。
その時の私は、まだ
その左東 修一 先生と
これからいろんなことがあるとは
思いもしていなかった。