1 きらきら
いつもどおりに一通り
診察してもらうと
「精神科に行きましょう!」
いつもの主治医さんが明るく言った。
「え!何でですか!?」
「リハビリはもういいから、今は精神的面を治療したほうがいいのかもね。」
「え!でも!私 元気ですよ! 」
「うーん、いや、表面はね。 表面は無理させたらいくらでも元気にさせることができるんだよ。 でもね、中身は素直だからね。表面は元気でも中身は元気じゃないときがあるんだよ。
いま 君がその 状態。 」
「でも、本当に…!」
「あの、事件があったのに?」
…!
元気だ といったら嘘になる。本当は元気じゃありません。
友達ができないからとかそんなレベルで元気がないわけじゃない。
人には
嫌な思い出というのがある
でも 成長するとそれも良い思い出になるとよく言われている。
でも私の嫌な思い出は
絶対に一生に 良い思い出にはならない、
その 嫌な思い出が
私が元気になれない一つの理由だ。
私にとって嫌な思い出
今は話したくもない思い出したくもない。