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4 どきどき


頬を赤く染まらせた波さんの顔があった。






そりゃそうか。


告白(?)したからだよなぁ





多分、今の自分も赤くなっているはず。











居ずらい空気が漂っている。






「あの、波さん。…すみません。今日は帰ります。また、病院に来てくださいね。」




なにも言わない。



僕は帰り際に
波さんをちらりと見た。


まだ
頬を赤く染まらせていたまま、うつむいていた。







そんな彼女に僕は何を感じたのだろうか。







「波さん、さっきの言葉。嘘じゃないですから。」


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