このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

2 しゃらり


「…あの後 四宮さんが少し元気がなかったようなので 電話番号 調べさせていただいたんです。

…迷惑…でしたか…?」


あ…

先生は私のことを気にしてくれていたんだ。


少し口調がきつかったかな。



「ご、ごめんなさい。」


「いえいえ、謝ることではありませんよ。僕も急に電話をしましたからね。こちらこそすみませんでした。」



なんと 優しい人なんでしょうか!
謝る必要なんてないのに!

気を使わせちゃってるみたいでなんか申し訳ないです。


「四宮さん、もし今日みたいに何かあったら、すぐ僕に相談してきてください。すぐにかけつけますから。」


うわわ!すっごく気を使わせている!



「え!そんなに気を使わなくていいですよ!私は大丈夫ですから!」


「いえ、僕が気になるんです。四宮さんのために何かしてあげたいんですよ。
だから、何かあったら必ず相談してきてくださいね。」


あの優しい声でそんな言葉をかけてくれた。


正直嬉しかったです。


今まで人に相談するということを拒んでいた私に
相談してもいいんだよと声をかけてくれる人がいたということが すごく嬉しかったです。


心が少し安心したというのは秘密です。
7/8ページ
スキ