相合傘
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苗字先生の恋人(生徒視点)
私にはお気に入りの先生がいる。
英語を担当してる苗字先生。
私だけが苗字先生を気に入ってるわけじゃなく、男女問わずみんなから好かれてる先生の一人。
正直、女子生徒から人気のある女の先生なんてそんなにいるわけじゃない。
苗字先生は綺麗でふわっとしてて、お花みたいないい匂いもしてて、でもイヤな女の人って雰囲気は微塵もしない。
ノリもよくて私たち生徒と距離感が近いのもあってみんなから大人気。
そんな苗字先生に最近恋人ができたらしい。
この前の雨の日、男の人と二人で一つの傘をさしながら並んで歩いてたらしい。
「あれは絶対彼氏だよ!」
苗字先生を見かけた友達は目を輝かせながらそう言ってた。
「そりゃ苗字先生なら彼氏くらいいるでしょ、綺麗だもん」
「絶対お似合いなくらいイケメンなんだろうなあ」
「え、顔見てないの?」
「それがさ~傘で見えなかったんよね」
そんな話をしながら、ふと、思い出したことがあった。
苗字先生の恋人って、もしかして坂田先生なんじゃ⋯?って。
「坂田先生?さすがにナイでしょ。
先生って肩書き取ったら何も残らなそうな人、苗字先生を射止められるはずないじゃん」
まさかの言われようにちょっと笑っちゃった。
私だって最初は、いつ見ても眠たそうにぽわ〜んとしてる坂田先生と⋯?って思った。
けど最近見かけた二人は、もしかしてそうなのかな?って思っちゃう雰囲気があった。
服部先生に頼まれてプリントを取りに向かった時。
廊下の角で坂田先生と苗字先生が楽しそうに話してるのを見かけた事があった。
ちょっと嬉しそうな恥ずかしそうな⋯坂田先生ってあんな顔するんだ、って思ったけど、なにより苗字先生がいつもより可愛く見えた。
服装が〜とかそういうんじゃなく、なんか雰囲気が⋯。
それから図書委員の担当日。
お昼休みを図書室で過ごしてたら苗字先生がきた。
先生は角にある本棚の一番上を見上げて本を取ろうとしてた。
でも高さ的に届きそうにない本⋯それを近くにいた坂田先生がひょいって取ってあげてて、ポンっと苗字先生の頭に本を乗せて笑ってた。
なんか、なんか、雰囲気が⋯⋯。
正直そういうのを目撃してからは、仲がいい以上の雰囲気が二人の間にあるような気がしてた。
放課後、日誌を職員室まで届けに行った帰りに坂田先生に呼び止められた。
「教室行くんだろ?ちょ⋯これ持ってってくんね」
「どれですか?」
「これだよこれ、明日お前んとこの授業で使うんだわ」
既に大きな箱を一つ抱えていた坂田先生の足元に置いてある二回りほど小さい箱。
それを持ち上げようと手を伸ばした時、小さな箱の角にある、水濡れ防止の傘マークが目に入った。
「坂田先生ってこの前、苗字先生と相合傘してた?」
「⋯⋯⋯え?」
「いや、この前の雨の」
「イ、イヤ〜見間違いじゃねーの?
ホホホラ他人の空似って言うじゃん?」
こんなにわかりやすい大人いるんだ、ってくらいわかりやすかった。
やっぱりなんとなくそう思ってたけど、苗字先生の恋人って坂田先生だったんだ。
「捨て犬拾っちゃう感覚なのかな」
「お前失礼って言葉知ってる?」
小さい箱を持ち上げると想像してたよりも重みがあった。
25.7.15
リクエスト〝坂田先生と付き合ってそうな女性教師〟
先生たちの私生活って結構人によって見え隠れしますよね。
リクエストありがとうございました!
私にはお気に入りの先生がいる。
英語を担当してる苗字先生。
私だけが苗字先生を気に入ってるわけじゃなく、男女問わずみんなから好かれてる先生の一人。
正直、女子生徒から人気のある女の先生なんてそんなにいるわけじゃない。
苗字先生は綺麗でふわっとしてて、お花みたいないい匂いもしてて、でもイヤな女の人って雰囲気は微塵もしない。
ノリもよくて私たち生徒と距離感が近いのもあってみんなから大人気。
そんな苗字先生に最近恋人ができたらしい。
この前の雨の日、男の人と二人で一つの傘をさしながら並んで歩いてたらしい。
「あれは絶対彼氏だよ!」
苗字先生を見かけた友達は目を輝かせながらそう言ってた。
「そりゃ苗字先生なら彼氏くらいいるでしょ、綺麗だもん」
「絶対お似合いなくらいイケメンなんだろうなあ」
「え、顔見てないの?」
「それがさ~傘で見えなかったんよね」
そんな話をしながら、ふと、思い出したことがあった。
苗字先生の恋人って、もしかして坂田先生なんじゃ⋯?って。
「坂田先生?さすがにナイでしょ。
先生って肩書き取ったら何も残らなそうな人、苗字先生を射止められるはずないじゃん」
まさかの言われようにちょっと笑っちゃった。
私だって最初は、いつ見ても眠たそうにぽわ〜んとしてる坂田先生と⋯?って思った。
けど最近見かけた二人は、もしかしてそうなのかな?って思っちゃう雰囲気があった。
服部先生に頼まれてプリントを取りに向かった時。
廊下の角で坂田先生と苗字先生が楽しそうに話してるのを見かけた事があった。
ちょっと嬉しそうな恥ずかしそうな⋯坂田先生ってあんな顔するんだ、って思ったけど、なにより苗字先生がいつもより可愛く見えた。
服装が〜とかそういうんじゃなく、なんか雰囲気が⋯。
それから図書委員の担当日。
お昼休みを図書室で過ごしてたら苗字先生がきた。
先生は角にある本棚の一番上を見上げて本を取ろうとしてた。
でも高さ的に届きそうにない本⋯それを近くにいた坂田先生がひょいって取ってあげてて、ポンっと苗字先生の頭に本を乗せて笑ってた。
なんか、なんか、雰囲気が⋯⋯。
正直そういうのを目撃してからは、仲がいい以上の雰囲気が二人の間にあるような気がしてた。
放課後、日誌を職員室まで届けに行った帰りに坂田先生に呼び止められた。
「教室行くんだろ?ちょ⋯これ持ってってくんね」
「どれですか?」
「これだよこれ、明日お前んとこの授業で使うんだわ」
既に大きな箱を一つ抱えていた坂田先生の足元に置いてある二回りほど小さい箱。
それを持ち上げようと手を伸ばした時、小さな箱の角にある、水濡れ防止の傘マークが目に入った。
「坂田先生ってこの前、苗字先生と相合傘してた?」
「⋯⋯⋯え?」
「いや、この前の雨の」
「イ、イヤ〜見間違いじゃねーの?
ホホホラ他人の空似って言うじゃん?」
こんなにわかりやすい大人いるんだ、ってくらいわかりやすかった。
やっぱりなんとなくそう思ってたけど、苗字先生の恋人って坂田先生だったんだ。
「捨て犬拾っちゃう感覚なのかな」
「お前失礼って言葉知ってる?」
小さい箱を持ち上げると想像してたよりも重みがあった。
25.7.15
リクエスト〝坂田先生と付き合ってそうな女性教師〟
先生たちの私生活って結構人によって見え隠れしますよね。
リクエストありがとうございました!
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