万斉誕生日2025
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HBD、こちらの主人公と同一、ちょっぴり大人な時間(ベッドでのお話)
春の肌寒さが恋しくなる季節。
夏に移り変わる頃、それでもまだ月が見える時間は春の名残が肌を冷やす。
小さな窓から注がれる月明かりが二人を照らし、白いシーツの上に重なる影を生み出していた。
汗ばむ肌、絡み合う指先、漂う微かな香水の香り。
時折響くベッドの軋む音は熱い吐息と共に静かな夜へ溶け込んでいく。
︙
布団を胸元に手繰り寄せ小さな窓から外を眺めている名前。
「名前は外を眺めるのが好きでござるな」
ベッドへ戻ってきた万斉は名前の背中へキスをすると、すぐ隣で横になり布団ごと名前を抱き寄せた。
「夜の水面が好きなんです」
名前の髪を耳にかけ、首筋そして肩へと指先で触れていく万斉。
くすぐったさで伏せる目元を縁取る長い睫毛に月明かりを飾る名前は万斉と目が合うと、どちらからともなくまだ余韻が残る唇を近付けた。
綺麗で潤いのある白い背中は勿論、万斉の腕の中に収まる体の至る所にはいくつもの小さな情事の跡が残っている。
名前の項に唇を寄せながら労わるように下腹部を優しくさする万斉と、その手に自分の手を重ねる名前。
「少し無理をさせた」
「そんな、嬉しかったですよ」
もぞもぞと腕の中で向きを変える名前は万斉へ微笑んだ。
「万斉さん、ちょっと待ってて」
眠りに落ちるまでの心地いい時間を過しながら他愛のない話をしていた二人。
突然体を起こすと落ちている着物を羽織りどこかへ向かった名前は何かを手にするとベッドへ戻った。
万斉の膝上へ布団越しに腰を下ろし、腕を引き上体を起こさせる。
「誕生日おめでとうございます、万斉さん」
触れるだけの軽いキスをした後で万斉に微笑む名前。
きょとん、と万斉にしては珍しく目を見開き名前を見つめ返した。
時計へ目をやると時刻は十二時を過ぎた頃。
昨日の日付を思い出し、そういえばと久しく忘れていた誕生日という存在を思い出した。
「⋯言われてみれば、そうでござるな」
「ふふ、なんだかとても、万斉さんらしいですね」
名前は両手で持っていた箱を万斉へ差し出した。
「拙者に?」
「万斉さんに」
万斉が丁寧に包装を剥がし箱を開けると中から出てきたのは肌触りのいい黒い布地で出来た袋。
名前を腕の中へ抱き寄せ今度こそ袋から中身を取り出すと、シンプルで細い輪郭をしたシルバーのネックレスが現れた。
「万斉さん手が綺麗だから指輪でも⋯と思ったんですけど、指輪だと三味線を打つ時に邪魔かもって思って」
名前は万斉の手元からネックレスを拾い、万斉の男性らしさが滲む綺麗な首元へ腕を回しネックレスを首にかけた。
少し傾げた首元に聳える喉仏、皮膚の下から薄く浮き上がる筋、無駄のない体に落ちる影の中で控えめに輝くネックレス。
万斉の色気をより一層引き立たせるそれを名前は暫く見つめた。
名前の小さな輪郭に指を這わせ、その目線が自分に向けられるよう顎を持ち上げた万斉はふっと笑みを浮かべながら頬を撫でた。
「大事にする」
「私みたいに?」
ネックレスから万斉へ視線を移し、名前は首筋へ伸ばした手をゆっくりと体の輪郭を辿るように下ろしていく。
互いに唇を寄せるのを合図にゆっくり崩れていく体。
白いシーツの上にふわりと広がる名前の綺麗な髪は睫毛同様、月明かりを着飾り名前の魅力を惹き立たせる。
羽織っただけの着物ははだけ、首や胸元もまた月明かりに照らされ小さく揺れている。
「見惚れちゃいましたか?」
見つめ合うだけの時間が暫く流れ、ぷくっとした唇を震わせ万斉を虜にする声が言葉を紡いだ。
「目を離す理由がなかっただけにござる」
頬に触れる名前の手を剥がしキラキラと光る指輪へキスをすると名前は幸せそうにへにゃりと表情を溶かす。
指輪ごと縫い付けるように絡めた指がシーツに沈む頃、重力のままに垂れるネックレスが静かに輝いていた。
25.5.21
春の肌寒さが恋しくなる季節。
夏に移り変わる頃、それでもまだ月が見える時間は春の名残が肌を冷やす。
小さな窓から注がれる月明かりが二人を照らし、白いシーツの上に重なる影を生み出していた。
汗ばむ肌、絡み合う指先、漂う微かな香水の香り。
時折響くベッドの軋む音は熱い吐息と共に静かな夜へ溶け込んでいく。
︙
布団を胸元に手繰り寄せ小さな窓から外を眺めている名前。
「名前は外を眺めるのが好きでござるな」
ベッドへ戻ってきた万斉は名前の背中へキスをすると、すぐ隣で横になり布団ごと名前を抱き寄せた。
「夜の水面が好きなんです」
名前の髪を耳にかけ、首筋そして肩へと指先で触れていく万斉。
くすぐったさで伏せる目元を縁取る長い睫毛に月明かりを飾る名前は万斉と目が合うと、どちらからともなくまだ余韻が残る唇を近付けた。
綺麗で潤いのある白い背中は勿論、万斉の腕の中に収まる体の至る所にはいくつもの小さな情事の跡が残っている。
名前の項に唇を寄せながら労わるように下腹部を優しくさする万斉と、その手に自分の手を重ねる名前。
「少し無理をさせた」
「そんな、嬉しかったですよ」
もぞもぞと腕の中で向きを変える名前は万斉へ微笑んだ。
「万斉さん、ちょっと待ってて」
眠りに落ちるまでの心地いい時間を過しながら他愛のない話をしていた二人。
突然体を起こすと落ちている着物を羽織りどこかへ向かった名前は何かを手にするとベッドへ戻った。
万斉の膝上へ布団越しに腰を下ろし、腕を引き上体を起こさせる。
「誕生日おめでとうございます、万斉さん」
触れるだけの軽いキスをした後で万斉に微笑む名前。
きょとん、と万斉にしては珍しく目を見開き名前を見つめ返した。
時計へ目をやると時刻は十二時を過ぎた頃。
昨日の日付を思い出し、そういえばと久しく忘れていた誕生日という存在を思い出した。
「⋯言われてみれば、そうでござるな」
「ふふ、なんだかとても、万斉さんらしいですね」
名前は両手で持っていた箱を万斉へ差し出した。
「拙者に?」
「万斉さんに」
万斉が丁寧に包装を剥がし箱を開けると中から出てきたのは肌触りのいい黒い布地で出来た袋。
名前を腕の中へ抱き寄せ今度こそ袋から中身を取り出すと、シンプルで細い輪郭をしたシルバーのネックレスが現れた。
「万斉さん手が綺麗だから指輪でも⋯と思ったんですけど、指輪だと三味線を打つ時に邪魔かもって思って」
名前は万斉の手元からネックレスを拾い、万斉の男性らしさが滲む綺麗な首元へ腕を回しネックレスを首にかけた。
少し傾げた首元に聳える喉仏、皮膚の下から薄く浮き上がる筋、無駄のない体に落ちる影の中で控えめに輝くネックレス。
万斉の色気をより一層引き立たせるそれを名前は暫く見つめた。
名前の小さな輪郭に指を這わせ、その目線が自分に向けられるよう顎を持ち上げた万斉はふっと笑みを浮かべながら頬を撫でた。
「大事にする」
「私みたいに?」
ネックレスから万斉へ視線を移し、名前は首筋へ伸ばした手をゆっくりと体の輪郭を辿るように下ろしていく。
互いに唇を寄せるのを合図にゆっくり崩れていく体。
白いシーツの上にふわりと広がる名前の綺麗な髪は睫毛同様、月明かりを着飾り名前の魅力を惹き立たせる。
羽織っただけの着物ははだけ、首や胸元もまた月明かりに照らされ小さく揺れている。
「見惚れちゃいましたか?」
見つめ合うだけの時間が暫く流れ、ぷくっとした唇を震わせ万斉を虜にする声が言葉を紡いだ。
「目を離す理由がなかっただけにござる」
頬に触れる名前の手を剥がしキラキラと光る指輪へキスをすると名前は幸せそうにへにゃりと表情を溶かす。
指輪ごと縫い付けるように絡めた指がシーツに沈む頃、重力のままに垂れるネックレスが静かに輝いていた。
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