第一章
夢小説設定
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アメリカのカレッジ卒業の関係で帰国がどうしても間に合わず、10月という中途半端な時期に転入してしまった。
年齢的に学校に通っていないと不自然なので、
帝丹高校に通うことになったが、馴染めるか不安だなぁ‥
キーンコーンカーンコーン
先生が先に入り、合図があったら入る。
一緒に入ってくれた方が緊張しないのに‥‥
担「入ってください。」
先生から呼ばれたので気合を入れて扉に手をかける。
それからは自己紹介(何を言えばいいかわからなった)をして、
工藤君と呼ばれる男の子の横の席に座った
座るとき挨拶をすると彼は探偵だと名乗った
高校生が探偵?子猫探しとかしてるのだろうか…
聞いたら、
新「いやいや、それだけじゃない。俺がメインでしてるのは難事件の解決さ!」
とどや顔で言っていたので笑ってしまった
頼りになる子が隣でよかったのかな?
何となく、退屈しない高校生活を送れそうだと窓からグランドを眺めながら感じたのだった
キーンコーンカーンコーン
1限目が終わり、休憩時間
たぶん待ち受けているであろう襲撃に気を引き締める
生徒1「桜さん、初めまして。これからよろしくね!」
生徒2「めちゃ綺麗…どこから来たの?」
生徒3「ねぇねぇ。しょうちゃんって呼んでいい?」
ぶわっとクラスメイトに囲まれ、たくさん質問が飛んでくる
えぇ‥どうしよう…人と話すの苦手だしどれから答えていいか……
おどおどしていると
蘭「はい、みんな落ち着いて。一気に質問したら桜さん困っちゃうでしょ!」
活発という言葉が似合いそうな女の子がみんなをまとめてくれる
正直、助かった‥‥‥
蘭「桜さんごめんね?みんなお話ししたくって質問攻めになったね…。私、毛利蘭っていうの。よろしくね」
『うん‥ありがとう。桜しょうです。毛利さん、よろしくね』
蘭「桜さんって本当に綺麗ね!みんながざわめくのわかる」
『別に‥そんなことないよ。綺麗なんて‥‥。毛利さんは可愛いってことばが似合うね。』
あまり言われたことのない言葉だから反応に困る‥
あんまり感情を出すこと少ないから、冷たいと思われること多いだろうし…
蘭「そ‥そうかな?ありがとう‥」
照れた顔で笑う毛利さん。可愛いなぁ‥
蘭「あ!もう授業始まっちゃう!よかったらお昼一緒にたべよ?」
『え…うん。いいよ』
約束だよ!と言って毛利さんは、席に戻っていった
次は、数学か……退屈だろうし本でも読もう‥
そう思い、教科書で隠れるサイズの小説を取り出す
この前途中で止まっていた『緋色の研究』
アメリカに長期間滞在していたので日本語の復習にもなる
えっと…続きは…と、使いこまれた栞が挟まれているページを開く
読みだしてしばらくしたとき、隣から紙が飛んできた
工藤君からだ‥
”お前、初日から授業中に本読むとか先生に目つけられるぞ”
そんなこと言われると思ってなかったから驚いた
『(先生にばれないように気を付けますと‥)』
こっそりと紙を工藤君に返す。
新「(はっ?やめるんじゃなくてばれないように気を付けるのかよ笑、面白れぇ)」
”何読んでるんだ?””
終わりかと思ったら返事が返ってきた
うーん、ここは当ててもらうのがいいかな?
ヒントを描いた紙を返す
「("天才とは無限に努力する才能"…これって!!)」
輝いた目で返してくる工藤君、わかったのかな?
"緋色の研究、シャーロックホームズだな!"
やっぱり探偵さんは知ってるよね笑
正解と書いた紙を返す。
すごく話したそうにしてるけど、
どうしたんだろう…
紙の返事も返ってこなかったので、
本を読むことにした
そうするとあっという間に、時間は過ぎ、お昼休みのチャイムがなった
(ちゃんと当てられたら答えました笑)
キーンコーンカーンコーン
ふぅ…やっとお昼休み、毛利さんに誘われてるんだった、どうしたらいいんだろう…
バンッ!(机を叩く音)
『ビクッ』
叩いた本人は気にすることなく話し始める
新「お前、シャーロックホームズ好きなのか!!」
『え、あ…うん…好きだよ?よく読むし…』
新「やっばり!!どうしてそれを読んでるんだ??」
『え、あ、英語版はよく読むんだけど、日本語版は久しぶりで言語によって表現が変わるのが面白いから…あと日本語の感覚を取り戻すのにもいいかなと…』
新「さすが!俺も好きなんだ!!シャーロックホームズは…」
怒涛の勢いで話す工藤君
思わず笑いそうになったとのとき
新「それで…ゴチンーっ!?いってぇ、何するんだ、蘭!」
蘭「何するんだじゃないわよ!桜さんが困ってるじゃない!ホームズオタクに巻き込まないでよね!」
新「何いってるんだ!こいつも、好きなんだよ!だからはなしてただけで…」
毛利さんのゲンコツが決まった後、
口喧嘩?が始まった…
これどうしたらいいのかな…
『あの〜そろそろ、ご飯に行かない??痴話喧嘩?するほど仲良いのはわかったんだけど…』
蘭・新「「痴話喧嘩じゃない(ねぇ)!!」」
おおー、見事にシンクロ、パチパチパチ
蘭「ごっほん、桜さんのいう通りだね、こんなホームズオタクほっといてご飯行こ!桜さんはお弁当??」
『う、うん。持ってきてるよ』
蘭「じゃ、屋上に直行できるね!私の親友も一緒なの、場所取りに行ってくれてるから後で紹介するね?新一も早く行くよ!」
新「へいへーい」
おはなししながら、屋上へ向かった
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