第7話 ラブ?!レター
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およ?
登校したら下駄箱にお手紙。
「ま、まさかラブレター?!」
だとしたらきっと入れ間違いだな!
とりあえず隣の下駄箱に入れておいた。
「蒼、おはよう。」
微笑みの貴公子(?)萩之介に挨拶されたので返そうと思って振り向いたら跡部様と樺ちゃんも一緒じゃないの。
朝から眼福!ラッキー↑(千石清純風)
「おはよー!」
「お前今ラブレター云々言ってなかったか?」
「あー、なんか手紙入ってたからよく見ないで隣の下駄箱入れちゃった。」
「隣の奴も迷惑だろ。ちゃんと見ろよ。」
「仕方ないから侑士の所にでも突っ込むか…H組の下駄箱どこ?」
「だからちゃんと見ろって」
第7話 ラブ?!レター
「ちっっ!」
盛大に舌打ちして、手紙をよく見てみる。
封筒には何も書いてない。
「宛名も書いてないみたいだね。」
「開けてもいいやつかな?人様へのラブレターだったらすこぶる気まずいんだけど。」
「いいんじゃねーか。流石に入れる前に確認すんだろ。」
「じゃあ人違いだったら跡部のせいってことにして開けまーす。」
えーと、なになに?
【桐島蒼様】…?
「あれ、私宛で合ってたのか。」
【放課後、1人で屋上に来てください。】
「…もしかして、本当にラブレター?」
「…景吾くん。」
「あぁ、萩之介。わかってる。」
「?」
この数週間で告白される程仲良くなった人なんてテニス部くらいなもんだ。
「もしかして私なんぞに一目惚れする物好きがいる?」
「んー、否定はできないけど。」
「いや否定しようや。そんな美少女だったら今頃かわいこちゃんハーレムわっしょーいってしてるって。」
「頭湧いてんのか?」
「正常稼働中ですが何か?」
いちいちムカつくなこのホクロ…
「樺ちゃん!」
「ウス。」
「そこのホクロ五月蝿いから教室にでも運んできて!!」
「…できません。」
「樺ちゃんってほんと健気でいい子だね。」
なんかお母さん涙出てきたよ…!(?)
もっと樺地に恩返ししてやらなきゃダメだよ跡部…
「正直無視してもいいんだけど、かわいこちゃんからのお手紙だったら申し訳ないし、放課後の部活遅れて行ってもいい?」
「まぁ、仕方ねぇな。」
初めての告白?!にドギマギしちゃうね!
可愛い子だったらテニス部から浮気しちゃうかもゲヘヘ
「顔キメェぞ。」
「失礼な」
SHRも終わり、部活に行こうとするジローと亮。
「ん?蒼行かねえのか?」
「景吾には言ってあるけどちょっと遅れて行くよ。」
「A〜、蒼いないとつまんないC〜…」
「なるべく早く行くから!」
今生の別れの如く、ジローと熱い抱擁を交わし、教室を飛び出した。
…それはいいけれど、うん。
迷ったよね。
だからちゃんと校内マップを持ち歩けってあれほど…!
結構グルグルしたけど、なかなか屋上に続く階段が見当たらないんだよなぁ。
普段屋上なんて行かないからさ…。
「あ!蒼さん!」
後ろから声をかけられて振り返ってみれば長太郎と若の2年生コンビ
今日も2人とも激可愛いぜ!!
「何してるんですかこんな所で。」
「迷子」
「えぇ?!それは大変ですね!」
「じゃ、失礼します。」
「おいおい若くん、冷てぇなぁ、冷てぇよ。」
私の中の桃城武(ピーチキャッソー‼︎タケーシ‼︎)が思わず出てきちゃったよ!
まぁ後々日吉王国建国してしまう彼の視線は氷の世界の如く冷たくても何ら不思議ではないけどね!
冷え冷えだぜ…!
「そうだよ日吉。蒼さん困ってるんだから。」
「…チッ、で、どこ行きたいんですか。」
先輩に対して普通に舌打ちする若が愛おしいわ…
それでこそ日吉若よ!
長太郎はマジでいいこ!!
マジで王子様!!!!
大型犬!!!!
わんわん!!!!(?)
「屋上に行きたいんだけど…あ、若のよく行くスポット屋上に続く階段って言ってなかった?案内してよ。」
すっごくあからさまに嫌そうな顔をされましたね、うん。
監督と私はイコールなのか?と思うくらいあの日と同じ顔されました、ぐすん。
「蒼さん、よかったら自分案内しますよ。」
「本当?ありがとう。長太郎は天使なのね。」
「天使…?」
「よし!じゃあ部活あんまり遅れちゃ嫌だし早速行こー!」
「あ、蒼さんそっち反対です!」
先行ってるぞ、という若を横目に長太郎と2人屋上を目指す。
そして階段の前でお礼を言って別れた。
流石に告白だとしたら、1人で聞いてあげないと可哀想だもんな?
私やさC〜!
風圧のせいか少し重いその扉を開ければ、そこには数人の女子生徒。
いやみんな可愛いけど、複数人?
私ってなんて罪な女…
「遅いですわよ。」
「貴方が桐島蒼さんね。」
およ?
きてやったのに文句言われたしなんか穏やかじゃなさそうだね!
顔が怖いよgirls!
「えーと?告白ではなくて?」
「この状況でよくそんな事言えましてね。」
「私達、跡部景吾様のファンクラブのものです。」
「え、入会なら拒否しますけど。」
「そうじゃありませんわ」
いかにもお嬢様な風貌の彼女達がぷんすこしていると、一歩引いて見ていた女子生徒が一歩前へやってきた。
「貴方、転校生だかなんだか知りませんけど、私達の跡部様に近づきすぎでは?本日はその忠告に参りましたの。」
会長!と先ほどの2名がキラキラとした眼差しを向けているからきっとファンクラブの会長なのだろう。
しかしまぁ…趣味悪いわね。
同じ3年ならジローちゃんやがっくんの方が可愛くて美味しそうじゃない!
まぁ、雌猫になりたいというなら彼一択ではあるけれど。
「別に私は跡部が異性として好きなわけじゃないんだけどなぁ…」
「様をつけなさい!」
「怖いって。」
私だってこんな可愛い女の子達と敵対したいわけじゃないしなぁ…
「あ!」
「急に大きな声を出されてなんですの!」
「私、跡部には興味ないんだけど、偶然シャッターチャンスは一度だけ!してたら撮れちゃったいい感じの写真があるんだよね。」
にっこり微笑んで携帯の画面を見せる。
「こんな感じの練習中の腹チラ跡部とか、こんな感じの髪の毛かき上げ跡部とかどう?」
「ど、どうとは…」
「データあげるよ。」
更ににこにこと微笑んで跡部の写真をお嬢様達に近づけてあげれば、さっきまでの強張った表情が段々と綻んでいった。
どうやら上手くいったみたいね!
たまには黒子も役に立つじゃない!
「もしよかったら、これからもいい写真が撮れたら提供するよ。ファンクラブのみんなで楽しんでくれるなら出し惜しみはしないし!」
「し…仕方ないですわね!業務提携ということで手を打って差し上げますわ!」
「ありがと〜!それにみんなすっごい可愛いんだから怖い顔しないでニコニコしてた方がいいよ!」
「ふん、跡部様以外に褒められても嬉しくなくてよ!」
ツンデレお嬢様かわE〜!!
跡部のお陰で連絡先交換できたし(業務提携)たまに絡みに行こうかな〜!
「蒼やるねー、1人で解決しちゃった。」
「ふん、俺様を売るなんていい度胸してやがる。」
「でも、景吾くんは蒼のそこがいいんでしょ?」
「まぁ、退屈しねぇからな。」
なんとなく気付いていた彼らが、階段から盗み見てたなんて、蒼は気付きもしませんでしたとさ。
To be continued…
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