第4話 マネージャーの座を奪取せよ!
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本日何度目かわからないチャイムが鳴り響く…。
ついに、時は来たり──!!
第4話 マネージャーの座を奪取せよ!
「戦じゃ〜!!」
「うるせぇ。」
「あいてっ!」
亮に頭チョップされたよ!
「か弱い女の子になんてことするんだ!」
「か弱い女子はそんな叫けばねぇんだわ。」
「うわーん、亮がいじめるよ〜。」
ジローに泣きつくと、ぎゅーっと抱きしめてくれた。
グヘヘ、ちょっと力強いけどな?
「亮ちゃん、蒼いじめちゃダメだC〜」
「いじめてねぇよ。」
「ていうか蒼スッゲェ抱き心地E〜…また眠くなってきた〜…」
「いや、抱き枕じゃないよ?!」
あと、その顔埋めてるとこ、一応おっぱいなんですけど。
私が立ってて、ジローが座ってるから仕方ないんですけどね。
「お、おいジロー!どこに顔埋めてるんだよ!」
「A〜?」
顔を赤くして、ジローに注意する亮。
おやおや、純情ですなぁ。
「亮くん何考えてるの〜?いやらC〜。」
「なっ?!俺はお前を思って…!」
「ジローの為ならおっぱいのひとつやふたつ、くれてやるよ…。」
「蒼男前〜!」
更に強く抱きしめてくるジロー。
…ちょっと痛いけど、シ・ア・ワ・セ♡
宍戸氏は更に顔を赤くさせてるし、かわE〜♡
「…何してるんですか。」
廊下からとっても冷ややかな視線が注がれる。
「やっほー若!」
「蒼さんが迎えに来いと言うから来てやったんですが?」
「うん、ありがと。」
「はぁ…さっさと終わらせたいので行きますよ。」
ジローのハグは死ぬ程嬉しいけど、別れの時みたい…
「ジローちゃん、またあとでね…。」
「生きて帰ってきてね…」
いや、だから監督どんな扱いなんだ。
そんな生死に関わる問題なら入部したくないけど?
「監督ならここにいるかと。」
若に連れて来られたのは音楽準備室。
「なんか緊張するわ。」
「じゃあ頑張ってください。」
「置いていかないでね。」
何しれっと行こうとしてるんだ。
ガシッと腕を掴めば、若は深い溜息を吐いて、腕を組んで早く入れと言わんばかりに急かしてくる。
しかし本人は中に入る気がないのか、壁にもたれてしまった。
「失礼しまーす…」
仕方ないのでノックとほぼ同時に扉を開けば、薔薇の香り。
いやちょっと強すぎるけど。
「む…見ない顔だな。桜庭先生のクラスの転校生か。」
「はい、桐島蒼です。」
愛想笑いをすれば、なぜか赤く染まる榊太郎(43)の頬。
怖いって。
「蒼…君に似合うとても可憐な名前だな。」
「は、はぁ、どうも。」
「そんな素敵な君に一曲捧げよう。奥の部屋に来なさい。」
「えっ、は?えぇ?」
訳も分からぬうちに、手を引かれて連れて行かれそうになったところに、スッと指の長い綺麗な手が割り込んで、私の腕を掴んだ。
「監督。蒼さんがテニス部のマネージャーとして入部希望らしいんですが。」
「若〜!」
榊太郎の力が緩んだその瞬間に若に抱きついた。
今のかっこよすぎでしょ…!!
思わずときめいたよ!!!!
でもさ、嫌がらずに最初から一緒に入室してくれればこうはならんかったよな?
「そんな事か。勿論許可しよう。」
「じゃあ部室まで案内しますので、もう行きますね。行きますよ、蒼さん。」
「…またいつでも来なさい。行ってよし。」
若に纏わりついたまま退室して少し廊下を歩く。
できればもう2度と行きたくないわ。
「歩き難いので離れてください。」
「やだよー。」
「あの部屋に戻りますか?」
なんて脅し文句だ。
シュババっと効果音がしそうなくらい高速で離れると、若はまた溜息を吐いた。
「若、ありがとね。助かった。」
「本当にあの人は…」
物凄い嫌悪の表情を浮かべる若。
マジで榊太郎は若に何をしたんだ。
「このまま部室に向かいますよ。後は頑張って跡部さんを説得してください。」
「うん、本当にありがとう。」
さて、ラスボスの跡部はどう攻撃してくるかな?
まぁでも正直監督の許可さえあれば入部しても大丈夫そうよね。(小声)
部室に着くと、そこには跡部と樺地は勿論レギュラー勢揃い。
どうやらもう私の話を岳人が率先してしてくれてるみたいだ。
「だから跡部さー、蒼は大丈夫だって!」
「あーん?俺様の美貌に靡かないやつなんかいる訳ねぇだろ。」
「あ、蒼と日吉。いいところに。」
「がっくんどしたん?」
「蒼、跡部みてどう思う?」
「顔はいいけど俺様だから好みではない。」
「あ゛ぁん?」
また怒らせちまった?
眉間にすっごい皺寄ってるよ?
「まぁ、俺様だけどいい奴っていうのは知ってるつもりなんだけどさ…で、確かに顔も綺麗な顔してるんだけどさ…でもでもやっぱり私は可愛い子が好みであって…。」
可愛い子を押し倒したい願望が強いもんでね…。
跡部様は押し倒すって感じじゃないし。
「なんか、ごめん。付き合えって言われたら嫌かも。」
「跡部フラれてるC〜」
ウケる〜と爆笑してるジロー…つられて亮や岳人まで笑ってるし。
後で跡部に怒られても知らんぞ。
跡部は跡部でプルプルしてるし。
「クックックッ…ハーハッハッハー!!!!」
プルプルしていた跡部が急に爆笑しはじめた。
だから怖いって。
「面白い女だな、気に入った。蒼、正式にマネージャーとして認めてやる。」
「まぁ跡部に許可貰わなくてもあの監督にわざわざ許可取りに行ってるからしれっと入部するつもりだったけど。」
だってかわいいがっくんのお願いですもの♡
叶えたいじゃない?
「蒼さん、監督大丈夫でしたか?」
「若が助けてくれたから無事だよ〜」
ねー?と若の方を向けば、ふんっと鼻で笑われてそっぽを向かれてしまった。
さては照れてるな、可愛いやつめ。
「ということでみんな今日からシクヨロー!」
あ、でもマネージャーってことはシャッターチャンスは一度だけ!は忙しくて出来ない?
…適度にサボろうっと。
To be continued…