第12話 突撃!アトベッキンガム宮殿!
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大人の階段のぼる〜
ってこれ、なんて夢小説?
第12話 突撃!アトベッキンガム宮殿!
はーいどうも!
相変わらずアダルティな蒼ちゃんだよ!
ジロちゃんの提案で黒子邸、改めアトベッキンガム宮廷にみんなでお泊りする事になりました!
激唐突だぜ!(宍戸風)
「で、蒼先輩。その怪奇現象を詳しく教えてください…!」
相変わらずキャラ崩壊、お目目キラキラな若に移動のリムジン内で質問責めにあってます。
「えーと汁を飲んだら、身体がムズムズ…いやモニョモニョ?してきて、一瞬気を失って、気づいたこうなってた。」
「では、そのモニョモニョの後に何か異変が起きたということですね…。汁の材料は?」
「えっと…まず分量を間違えた納豆だね。」
「納豆……おえっ」
「納豆か、ちょっと旨そうだな、それ」
申し訳ないが、がっくんのその感性は私にはわからない。
今だけは侑士のその反応に同意せざるを得ない。
思い出したら私まで気持ち悪くなってきたよ……おえっ(汚)
「既に壊滅的な味の予感がしますが他の材料は?」
「えーと、一般的なものだと…バナナの皮かな。」
「…すいません、俺も具合が悪くなってきたのでその辺にしておきます。」
「そうして頂けると助かるわ。他のものは言いたくもないわ…」
もうほんと、思い出したくないよね…あの味。おえっ
「おいテメェら!着いたぞ!」
車の窓から外を見れば、いつの日かファンブックで見たような気がする、あのアトベッキンガム宮廷が目の前にあった。
というか敷地内車移動なのね!!
これだから金持ちは!!
「ひゃーっ!パネェ!」
玄関…なのか?で、車を停めてもらったので、降りたら目の前に聳える煌びやかな建物。
城と言うべきかなんと言うか…
「お帰りなさいませ、景吾坊っちゃま。いらっしゃいませ、皆様。」
「あぁ、急にすまなかったな。」
声の主は、そう、そうよ!
…ミカエルさんよ!!
「きゃー!生ミカエルさん!」
「貴女は…桐島蒼様でいらっしゃいますね?坊っちゃまより伺っております。」
「ひゃー!凄い!初めまして!」
「此方こそ初めまして。宜しくお願い申し上げます。景吾坊っちゃまから新しいお召し物を、とのお申し付けがございましたので何点かご用意させて頂きました。後程ご案内させて頂きますね。」
「ミカエル、先に案内してやってくれ。残りの奴らは何時もの客間に通しておく。」
「かしこまりました。桐島様、どうぞ此方へ。」
私は言われるがままミカエルさんに着いていく。
…っていうか凄いお嬢様になった気分だわ!
どうしよう?!すれ違う使用人っぽい人達から次々に頭を下げられるわ!
お嬢様らしく、高笑いでもぶちかましておくべきなのかしら(?)
「桐島様。」
「なんですか?ミカエルさん。」
「実は景吾坊っちゃまが、お屋敷に女性の方をお連れしたのは初めてなんですよ。ですから私、嬉しくて嬉しくて…」
「えっ、意外!」
「日本でお招きするのはテニス部の皆様くらいなものでして…」
「そうだったんだ…」
ちょっと意外。
原作でも杏ちゃんナンパしてたしね。
まぁ、毎日あれだけの練習量こなしてれば女の子連れ込む時間もないか。
「桐島様。厚かましいお願いだとは思いますが、どうぞこれからも景吾坊っちゃまの事、宜しくお願いします。」
「ミカエルさん…心配しなくても、大丈夫ですよ。私は跡部の事、これでも結構好きなんで!寧ろ私に少し優しくして欲しいくらいですよ…」
そういうとミカエルさんはクスクスと笑った。
申し伝えますね、なんて言われたけど、それはちょっと怖いからやめてもらった。
そんな話をしながら、長い、ながーい廊下を歩いていると、ようやく目的の部屋に着いた。
「こちらの部屋の中から、お好きなものをお選び下さい。」
「え、ナニコレ…こんなに用意してくれたんですか?!」
「ええ、お好みに合う物があると良いんですが…」
一部屋びっちりに洋服やドレス等、女性物の服がびっちり。
勿論下着類や靴なんかも用意があって。
用意され過ぎてて悩んじゃうくらい。
しかし、ドレスは何故用意したんだろうか…
まさか今夜パーティーでもあるのかしら?!
「では、私は外で待機しておりますので何かございましたお申し付け下さい。ごゆっくりどうぞ。」
「ひぇー!本当にありがとうございます!」
洋服パラダイス過ぎて迷いに迷って15分。
「ミカエルさーん!お待たせしました!」
「いえ、とんでもないです。とっても可愛らしいですね。」
「いやーとんでもない!」
頑張って見た目に見合う服にしたつもり…多分ね!
「宜しければ、この後メイクルームにお通ししたいのですが、如何でしょうか?」
「え、いいんですか?私もアラサーのギャルっぽいメイクはしんどいと思ってたんですよー」
よくよく鏡を見てみれば、なんだか肌のハリがなくなった気もするしね!
歳って辛いわ!!
「そのままでも充分お綺麗ですよ。景吾坊っちゃまから、桐島様はお化粧をされるのでご案内を、とのことでしたので。」
「へー、跡部がそんな事をねぇ…。私の方は是非ともお願いしたいです!」
「それでは、早速。こちらのお部屋にどうぞ。」
開かれた扉の奥には、眩しすぎるくらいに煌びやかなメイクルーム。
跡部のお母さん…瑛子様が普段は使っているかな?
通された椅子に腰掛けると、テキパキとメイクを施されていく。
「やっば…誰よこれ。」
メイクが終わって手鏡を貸して貰ったら、本当に別人みたいな私がいて自分でびっくり。
まさに、
カワイイは作れる!(物理)
って感じね!!
「ミカエルさん、何から何まで本当にありがとうございます。」
「とんでもないことです。喜んで頂けて何よりです。それでは坊っちゃま達のお部屋に向かいますね。」
「お願いしゃっす!」
終始ミカエルさんが紳士過ぎて、もしかしてこれはミカエル夢なのかと思ったよね。
オジ専ならウハウハなんだろう。
いや、最早お爺ちゃん…?
「こちらのお部屋になります。それでは私は一度夕食の準備へと向かいますので、何かございましたらお申し付け下さいませ。」
「本当にありがとうございました!」
私が部屋の扉を開けると、何故か皆が固まってしまった。
やはり私は氷の世界を習得してしまったのだろうか…?!
「おーい?起きてる?」
「えーっと、一応確認だけど、蒼だよな?」
「そうよ!がっくんはこんなに可愛い彼女の顔も忘れちゃったの?!酷いっ!」
「付き合った記憶はねぇぞおい」
え、そうだっけなぁ?(すっとぼけ)
むしろ可愛さだけで言ったらがっくんが彼女だったかな?!
「まぁしかし…化けるな。」
「見た目だけはな。」
「中身は相変わらずだね…。」
「おい!そこ3人酷いゾッ!」
宍戸跡部滝の辛辣三銃士。
だって中身はそのままなんだからしゃーないじゃんね!
「その喋り方気持ち悪いんでやめてもらえませんか?」
「ぬあぁぁあぁぁあぁ」
「うっせぇんだよテメェは!猛獣か!」
「赤澤だこの野郎!!」
若も加えて辛辣四銃士になっちゃったよ。
しかし若に嫌われたら生死に関わるし。
思わずバカ澤コノヤロウ発動しちゃったわ(?)
「大人な蒼さんも、凄く可愛いですよ!」
「蒼はいつでも可愛E〜よ!」
「ありがとう天使達…」
氷帝の癒し担当2人(時々辛辣)にとことん癒やされたから黒子達のことは許すとするが…
「…おい、侑士。アンタは何してやがる。」
「何って…蒼のおみ足眺めとるだけやん?」
「眺めてんじゃねぇ!!」
眺めてるっていうか舐め回すようにめちゃくちゃ至近距離で見られてますがな。
気持ち悪いのでそのまま顔面に一発蹴りをお見舞いしてみた。
「ぐはっ…でもちょっとええかも…」
「変な扉開けんなよ…」
無我の奥の3つの扉に新たな4つ目の扉が生まれそうで思わずガタブルしちゃうわ!
「ところで何してんの皆?」
「ん?ゲーム!」
「あ、やっぱり?」
だってこの部屋おかしい。
テレビが8台もある。
それってもうテレビゲームをみんなで対戦できるようになってるとしか…!
つーか跡部もきっと幼馴染トリオの我儘だろうによく用意するわね。
「で、なんのゲーム?」
「今はマニカー!」
「まにかー?」
「蒼もしかしてマニカー知らねぇのか?!」
なにそれ、マ●カーみたいな響きだけど…
まさかマリ●カートじゃ…
「マニオって知らねぇ?配管工のさー」
あーやっぱりな!!
「あーわかったよ…レーシングゲームでしょ?」
「そーそー!蒼もやろうぜっ!」
「やろー?」
そうニコニコしながら誘ってくるかわい子ちゃんズ。
そしてそんなお誘いを断れる程、私は出来た人間じゃない(跡部や侑士なら簡単に断るがな)
「勿論やりますがな!」
「あ、アンタ達強すぎじゃない…?」
蓋を開けてみればジローとがっくんの圧勝。
途中から参戦した亮も強くて全然勝てない。
アイツら甲羅の使い方うますぎんだよっ…!
「つーかお前が歳とって鈍ってんじゃねぇのか?」
「失礼だなこの黒子魔人」
見た目は三十路、中身は中三!
なんて名探偵もビックリな感じになってはいるけどきっとそこまで衰えていない。
いや、衰えてたまるか…
せめて真田よりは若くいたいの…
「あーん!若さ分けろ!!」
「うわっ、お前…!」
こういう時は手頃な宍戸にでも抱きついておいて養分を吸収するのだ、はっはっはー!
「大人しく若さを吸収させるんだ!」
「ばっ!お前マジやめろっ!」
赤面しまくる宍戸さんちの亮くんを弄り倒すのはとても愉快である。
此処ぞとばかりに胸を押し当ててやるんだ!(セクハラ)
でも抱き心地がイマイチなのよね!
手頃だから仕方ないけど!
「んー…ちょっとがっくん。」
「ん?」
「抱かせて。」
「っ!お前、だから何言ってんだよ!」
「だって亮より抱き心地良さそう。」
「じゃあ俺から離れろよ。」
「嫌なこった!」
「ほなら俺が喜んで抱かれてやるで?」
「あ、ジローも抱かせて!」
「E〜よ!」
「無視なんっ?!」
ええ、全力でシカトですよ。
で、そんな会話をしていたらミカエルさんがディナーの用意が出来たと呼びに来てくれた。
とりあえず両手を広げて出迎えてくれたジローに抱き付いて、養分を吸収してから向かうとする。
「ふー、お腹いっぱーい!」
「相変わらず、お抱えシェフのディナーは絶品だねぇ。」
「フン、当たり前だろ?」
「何故お主が偉そうなんだ」
凄いのはシェフなのに無駄に偉そうな跡部にウザさを感じつつも部屋に戻る。
「皆様、食休みをされましたら、ご入浴の準備も整っておりますのでどうぞ御入浴下さい。」
「わーい!お風呂!」
やっぱりお金持ちだし、ライオンの口からお湯が出てくるやつかな?!
「想像通り、ライオンの口からお湯が出てくるタイプのお風呂だよ。」
「そんな事までサラッと心読まないでください。」
怖いですよ萩之介さん。
「怖いなんてそんなぁ」
「そう言うところが怖いんですって!!」
恐ろしや恐ろしや。
でも有益な情報を得られたからライオンの口に石鹸でも詰めておこうかな(?)
「なぁ蒼、一緒に入ろか。」
「息をするようにセクハラ発言をするな。」
ムカついたからライオンの代わりにコイツの口に石鹸を詰めよう、そうしよう。
そうしたらセクハラ発言無くなるもんね!
「じゃ、早速入ろうかな。」
「蒼、一緒に行こうよ!」
「ジロちゃん!道案内頼んだ!」
この広すぎる屋敷で迷ったら真面目に帰れなくなりそうだしね…。
屋内で遭難とか笑えない(真顔)
「A〜…場所わかんないC…」
「Aー!」
思わずジロー語が移ってしまったよ!
まぁ、ジロちゃん基本寝てて運んでもらってそうだしなぁ…
「良ければ、自分が案内します。」
「よーし!樺ちゃん任せた!」
「樺ちゃん行ってよC〜!なんちって!」
テンション高めのジロちゃんと樺ちゃんと浴場まで向かう事に。
3人で何度目かの長い廊下を歩く途中で、伊達眼鏡の口に石鹸突っ込むのを忘れた事を思い出し、浴室から一つ部屋まで持ち帰ろうと心に決めたのでした。
To be continued…
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