第10話 青春インストール
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蒼が正しくシャットダウンされませんでした。
・蒼を通常起動する ←
「ようこそー!」
「えっ蒼さん怖…」
「NOOOOO!!」
第10話 青春インストール
どうも皆様こんにちは!
前回オーバーヒートして強制シャットダウンした、敏腕マネージャー蒼ちゃんだよ☆
再起動したらリョーマきゅんに怖がられてとってもショック…ぐすん。
「蒼、大丈夫かにゃ?一瞬気を失ってたみたいだけど…」
「だいじょーぶい☆ちょっとイケメンパラダイスでオーバーヒートしただけだから!」
「ならよかったにゃー!」
そういって英二はまた私の事をぎゅっと抱きしめる。
またお顔がにやけてまうがなー!!げへへへ!!
そんな私を不思議そうに見つめる桃と薫ちゃん。
あーなんて眼福よ!
「…蒼、二年の桃城と海堂だ。」
「よろぴく!桃ちんと薫ちゃん!桐島蒼、氷帝3年敏腕マネージャーです!蒼って呼んでね!」
というか、さり気無く手塚さんが名前で呼んでくれてくださってる!うっひょい!
「蒼さんすね!俺、桃城武って言います!宜しくっす!」
相変わらず爽やかな笑みを浮かべて自己紹介してくれる桃。
「…海堂薫、その呼び方はやめろ。」
薫ちゃんはぎろっとまた睨んでくる。
そんな薫ちゃんもかわいくてよ…!
「あーん!薫ちゃんのタメ口萌えだわ!」
「だ…っ!だからやめろって…!」
「い・や・よ!だって可愛いじゃない!」
顔を赤くさせながらやめろと言う薫ちゃんは萌えでしかなかった。
「萌えをありがとう…」
「何言ってんすか。」
「何って…本音よ。」
「は、はぁ…」
リョーマきゅんは困惑しているようだ!
しかしそんなところもかわゆいぞ!
「うふふ…萌えって大切ね…!」
(蒼さんってなんで美人なのにこんなに危ない性格してるんだ…。)
じと目で見つめてくるリョーマを横目に、薫ちゃんに萌え萌えきゅんきゅんしてみると、なんだか変態ってこんな感じなんだろうなと思った。
やべ、どこぞの関西伊達眼鏡と同類になってしまうわ…!
アイツと同類なんて耐えられない…!
「油断せずにいこー!!」
「?!」
「いや、手塚さんと同類なら大歓迎だなと。」
「遠慮しておく。」
「いけずぅ〜」
なんだか拒否されて悲しかったからほっぺをつんつんしてみたらとってもクールな眼差しを向けられて凍死するかと思いましたとさ。ぐすん。
「それで蒼さんは何しにわざわざうちに?」
「えっとねぇ…うちの夢見るホクロから手塚さんへのラブレターを届けに来たんだ。」
「合宿の知らせだ。」
「そうともいう!」
手塚さんが手厳しくて困っちゃうわもう!
「さてさて、とりあえず用事終わったし、氷帝戻るのはめんどくさいなぁ…」
あ、私いいこと思いついちゃった!
我ながら天才だわ〜(?)
「手塚さぁん!私今日一日青学テニス部に体験入部します!!」
「「「はぁ?!」」」
手塚さん以外も一斉に声を上げる。
そんなにびっくりかいな?
「…何をする気だ」
すっごーいジト目でみてくる手塚さん
…そんなに見つめられると照れちゃうわ!
「なにって〜青春?」
「青春?」
手塚さんの隣にいた大石さんから疑問形で返ってくる。
「青学なのに青春しないの勿体無くない?」
「う、うん?でも具体的に何をするんだい?」
「何って…マネージャー?乾さんちの貞治くんと一緒に乾汁作ろうかなー?」
生乾汁を見てみたいという無駄な好奇心。
なぜだろう、貞治くんのメガネがキラリと光ってニヤッと笑われたよ…!怖い!
「いいだろう、面白い。…蒼、キミはどんな乾汁がお好みだい?」
「手塚が私に惚れる汁」
「マジでなに言ってんすか」
「あんっ…!リョーマさん激し…っ!」
「喘ぐなよ…」
「だってリョーマさんのツッコミ激しいんだもん」
というか、リョーマさんのお口から喘ぐという単語が出てきただけでお姉さんはわっしょいしかけてる(変態)
「ということで一日体験入部しますんでよろしく〜!」
「蒼、竜崎先生の許可が頂けないようならそれは無理だ。」
「NOOOO!!!」
「だから怖いって…」
「だってスミレちゃん怖そう…ピンクレディだし…」
いつも思うけどあの年であの色のジャージすごいよね!!←失礼
あと、シルバーシートが怖いね…ガクブル
「誰がピンクレディだって?」
「りゅ、竜崎先生…」
でーんと仁王立ちなスミレちゃんが現れた!
地味にピンチ!
そこにいるだけで大石くんちょっとビビってるじゃん!
「いやん!スミレちゃんがピンクレディのようにお美しいという話ですよん!」
「ほぅ…そうかそうか、オマエは氷帝の桐島だね?」
お、スミレちゃんご満悦のようでなんとか難を乗り切ったようだ…危ない危ない…
シルバーシートの餌食になるとこだったよん!
「桐島蒼どぅえすっ!氷帝でマネージャーしとります!」
「榊からきいとるよ。よろしく頼むな。」
「よろしくされちゃいます☆」
なんとなく、きらりんと音のつきそうなウインクを飛ばしておいたよ☆
「あ、スミレちゃん!私1日体験入部してもいいです?ちょっと乾汁の研究をしておりまして…」
「あぁ、手塚が問題無ければ私は全然構わんよ。
どうだい?手塚。」
「…わかりました。大丈夫です。」
ピンクレディの圧力により手塚さんに勝利しました!やったね!
あっぱれスミレちゃん!
「やったー!じゃあ練習のあとはタカさんのお家のかわむらすしで打ち上げね!」
「え、家かい?」
「あとついでに筋肉触らせてね⭐︎」
「え、ええ?!」
タカさんを困惑させて弄ぶの良過ぎませんか?
バーニング状態じゃないときのタカさん優しくて可愛くて遊び甲斐があってとてもいいと思うの。
「ほぅ…キミはやたら俺達について詳しいようだね、面白い。」
「ふふっ、氷帝のデータマンだからね!」
まぁ実は単なる元ヲタクなんですけどね!
「蒼になら乾汁のデータを分けてやってもいいかもしれないな。」
「やったー!惚れ薬ならぬ惚れ汁の作り方プリーズ!」
「フフフフフ…材料はだな…」
「レシピあるんかい!」
「勿論だ。データに不可能は無いよ。」
ちょっぴり怖いと思っちゃったよ蒼ちゃん。
貞治くんは一体何者なんだ…怖っ!
「リョーマきゅん、この人大丈夫?」
「俺に聞かないでくださいよ。」
「フフフフフ…」
逆光眼鏡をキラリと光らせて不気味に笑う貞治くんはとっても危ない人にしか見えない。
でもなんだかんだレシピが知りたいから、貞治氏の後ろに続いて部室に向かっちゃうわよん!
「で、最後に納豆をティースプーン一杯入れてだな…」
「おええええ…レシピ聞いただけで気持ち悪くなるわっ!!」
「心外だな。」
「事実よ事実。」
だって飲み物に納豆って…
おえええぇぇぇ…
「最後にミキサーにかければ完成なのね?」
「あぁそうだ。こっちに材料とミキサーがしまってあるが試作するかい?」
何故か乾印の小さな冷蔵庫が部室にあるんですよね…。
汁専用冷蔵庫、怖すぎる…。
「え、もちろん!!手塚に飲ませなきゃ!」
手塚さんを惚れさせて、デレデレしたところをシャッターチャンスは一度だけ!ごっこするんだ!
むふふ!
というかあんな特殊な材料なのによく揃ってるわよね…何とは言わないけどさ!
「くれぐれも分量を間違えないように。分量を間違えると効果も変わるからね。」
「ほいほーい!」
るんるんしながらミキサーに材料をインしていく。
思わず鼻歌も歌いたくなっちゃうよね!
「仕上げに納豆一杯〜♪」
そしてミキサー!!
しかし、ここで私はとんでもない過ちを犯していた…
ティースプーン一杯なのに普通のスプーンで一杯入れてしまったのだ…!!
それに気付いたのは事が起きた後だった…
「でけたー!蒼ちゃん特製惚れ汁〜!」
てってれてて…と某ひみつ道具の様に貞治くん、いや貞治先生に見せつけてみたら、とっても嬉しそうに笑っていたよ!
しかし臭い!(涙目)
「さぁーて、手塚きゅんに飲んでもらいに行こー!」
惚れ汁を持って部室を飛び出すと練習中のレギュラー陣。
「くうぅぅぅ!!皆、汗も滴るいい男ね!」
とっても萌え萌えきゅんきゅんなんだけど、手塚きゅんにこの汁を見られたら飲んでもらえる気がしないので、急いで奇襲と行きますか!
「手塚ァァァ!!!!」
名前を叫びながら駆け寄る。
そして手塚きゅんは驚いたようで少し口を開けながらこちらを振り向く。
…今だ!!口に汁をぶっ込めっっ!!
「っ?!」
「おりゃああ〜!」
あと数十センチ、そんな時だった。
「手塚に飲ませる前に自分で味見しなきゃ」
そういう周助にグラスを取り上げられて、そのまま私の口にそのドリンクが流し込まれた。
なんてこったい…!黒不二さんじゃねーのっ!
満面の笑みだよ!!
「っっ?!?!?!」
声にならない叫びとなって込み上げるこの気持ちはなんだろう←おいこら
とりあえずクソ不味くてクソ臭くて、身体がなんか変な感じ…っ!
「うぇいうぇい!!!!惚れ汁飲んでもうた!!」
「で、目の前にいる僕の事は好きになったかな?」
「えっ、元から好きだけどなんら変わりない…」
その瞬間、
「な、何?!なんか身体が変!もにょもにょする?!?!」
「蒼、もしや分量を間違えたのか?」
「あ、もしかしたら納豆…って言ってる場合じゃない!!なんか身体が進化しそう?!ちょっと部室借りるよ!!」
そういって部室に駆け込む。
なんか、ポ●モンの進化みたいな事が身体に起こっている気がする…!!
うわーん!どうなっちゃうの?!
そう思った瞬間、私の記憶がプツリと途絶えた。
「…っん?あれ、また再起動したの私?」
おそらく数十秒、気を失っていたよう。
「って、あ、あれ?!」
なんか、心なしか胸が大きくなっている気がする…いや、気のせいじゃない、ブラウスのボタンぱっつんぱつんじゃない!
「何?!乳の発育が良くなる汁だったの?!」
確認する為に、私は部室にある姿見の前に駆け寄る。
そして、気付いてしまった。
「えっ、私老けてね?」
なんというか…OLくらいっつーの?
なんだろ、女盛り?
とにかく大人の色気が増し増しだよ!
どういうこっちゃ!!
「つまり、成人おめでとう?」
「蒼〜?だいじょぶ〜?」
英二がゆっくりと部室のドアを開けて入ってきた。
「英二〜!大丈夫だけど大丈夫じゃないかも〜!」
私がドアまで英二を迎えに行くとレギュラー勢揃い。
そして皆目を丸くした。
…中には顔を赤らめる人までいる
周助さんなんで開眼してらっしゃるよ!!
「えと…蒼だよね?」
「うん、そだよ!」
「へぇ…随分成長したねぇ。」
「どうやら成長期だったようで!」
「あははは…こりゃ大変…。」
「はぁ…何やってんすか蒼さん。」
「たぶん納豆の量間違えちったっ!」
てへぺろっ☆
ってしてみたけど、なんかこの体型じゃ似合わなかったなぁ…
「と、とにかくだ。乾、これはどういうことだ。」
「恐らく、納豆の分量を間違えた事で、惚れ汁の効果がなくなり、新たに大人になる…推定10〜15歳程歳をとる効果が生まれたのだろう…フフフフフ面白い…」
こんな時までデータデータとノートを書く貞治くんは違う意味で凄いと思うんだ
「ねぇ、これって元に戻れるの?」
「そうだな…体内から成分が抜けきれば元に戻るだろうな。恐らく4、5日…いや1週間かな。」
「えー!そんなにかかるの?!流石にこの見た目じゃ学校行けないじゃん!見た目教師じゃんコレ!制服似合わなすぎるよっ!」
「確かにそうだな。そうだな…2、3日もらえれば解毒薬ならぬ解毒汁を考えてみるよ。」
「早く可愛い蒼に戻って欲しいにゃ…今の蒼はセクシー過ぎて照れちゃうかんね!」
ちょっともじもじしている英二に萌え…
たまらんわ…
にしても摩訶不思議!
乾汁って本当になんでもアリね!(禁句)
「乾きゅーん、英二が悲しむから早く汁作れよオラァ」
「突然のオラオラ系っすね」
「これを機にイメチェンしようかと」
「アンタ馬鹿なんですか」
「あっ!リョーマきゅんだから激しい…っ!」
「っ!その格好で喘ぐなよ!!」
赤面するリョーマきゅんを味見したいと思ったけれど、なんか周助さんが開眼黒不二モード全開だったからやめておきましたよ、ええ…。
なんか犯されそうな気がしたの、うん。
私は襲われるより襲いたい派だバカ野郎!
「あーあ、でも本当に私どうなるんだ?」
まぁなるようになるか!!
To be continued…
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