第9話 こんにちは青い春
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おい蒼。」
「なにさ跡部。」
「監督から…おつかいだとよ。」
なんかその茶封筒…薔薇臭すっごくない?
目にクる…
第9話 こんにちは青い春
「いや、郵便じゃダメなの?臭いし」
「郵便もファックスもダメらしい、臭いからかもしれねぇな。」
郵便は受付拒否、ファックスは壊れそうなくらい匂う。
元は香水なんだろうけど、ドバッと溢したかなくらい漂ってる。
もはやこの茶封筒は凶器…。
「早く受け取れ、俺様の手が臭くなるだろ。」
「やだよ、こんなの持って何処に行けっていうんだい。」
「青学「きゃっほーーい!!
もらいますもらいます!!!!おつかい行きます!!!!」
まさかの青学行き決定しちゃって、テンション爆上がりですわ!
「でもこんなに臭いの持って電車もバスも乗れないよ、不審者じゃん。」
「樺地!」
「ウス!」
樺ちゃんが何処からともなく新しい封筒を用意してくれた。
なら最初からそうしろ
中の書類にもちょっと匂い移ってるけど、まぁだいぶマシかな…
ムカついたので、この激臭封筒は忍足侑士のロッカーに投げ込んでおくとする。
きっと中にある私物が全て監督臭くなるだろう。
どんまい⭐︎
「じゃあ早速行ってきまーす。」
「手塚に迷惑かけんなよ」
「おいコラ誰が問題児だ」
「そこまで言ってねーんだよ。」
あの泣きボクロほんといちいちムカつくな?
今度コンシーラーで黒子塗り潰してやろうかな?
電車に乗って青春台まで来たはいいけど…
「地図もらってくるの忘れた〜!!!!」
駅前で迷子。
思わず叫んじゃったよね。(不審者)
仕方ないし、青学の生徒が駅に向かって来てるところを逆走してみる。
制服(特に女子)が目立って助かるね!
青学セーラーも着てみたかったなぁ。
もしくは着せたいな、リョーマあたりに。
絶対似合うよね。
あと3年6組の2人とか!
ん?ってかあの前方に見える
「リョーマきゅん!!」
「ん…、アンタ誰?」
あー!
そのクールな感じがたまらんよ!けしからん!
よ!主人公!!
「私桐島蒼。蒼って呼んでちょ!」
「はぁ…。」
「私氷帝テニス部のマネージャーでさ、青学におつかい頼まれてんだよね。」
「そうすか。」
「そんでもって…軽く迷子だから青学テニス部連れて行ってほしいなぁ、なんて。」
「まぁ…別にいいっすよ。買い出しの帰りなんで。」
「ありがとー!」
むぎゅーっとリョーマに抱きついてみる。
うん、抱き心地最高。
やっぱり可愛いわねぇ〜デヘヘヘ
「蒼さんって何年生なの。」
「3年だよ〜」
「ふーん」
「リョーマきゅんは1年生だもんね。」
「なんで知ってんすか。」
あ、やば。
つい氷帝のテンションで。
「私こう見えて敏腕マネージャーだからね、リョーマきゅんくらい有望な選手なら情報知ってて突然さ!」
「ふーん、センスいいじゃん。」
ふぅ、なんとか誤魔化せたぞ⭐︎
しかしリョーマくん、小さくて可愛いなぁ…本人に言ったら怒られそうだけど、いやでも本当に可愛い。
「もうすぐ着くっすよ。」
「わぁ…………凄い、青学だ。」
漫画やアニメやファンブックでめちゃくちゃみたよ、この光景。
ザ・青春学園…!!
こんにちは青い春…!!
こんにちは青春学園…!!
「テニス部はこっちだけど。…って何泣いてんすか。」
「いやだって…感動するじゃん、青学!来られて感無量ってやつよ。」
こんなの勝手に涙出ちゃうよね!
生きててよかった!
「ありがとねリョーマ…」
「いつまで泣いてんすか、行くっすよ。」
いつまでも感動の涙が止まらないなと思ったらリョーマに手首を掴まれてテニスコートの方へ引っ張られる。
…ほへぇ?!手首?!リョーマくんのおてて!!
「でへへへへ」
「何泣きながら笑ってんの…」
「ナイショ!」
なんて神シチュなんだろうとか思ったら、これまたアニメや漫画で見たことのあるテニスコートと部室が見えてきた。
「一応ここが部室っすけど。」
「あーあ、もうデート終わりか」
「デートした記憶は1ミリもないんすけど」
「いやん、リョーマくんツッコミ激しい♡」
リョーマが絶句してるように見えたけど気にしないのだ!
さて部室突撃!
誰か着替え中だったら最高じゃねーの!
…と思い部室のドアに手をかけた瞬間背後から声をかけられた。
「あれ、おチビじゃん。もう買い出し終わったの?」
「隣の女の子…氷帝の子かい?」
「なになに?!おチビの彼女?!」
さんねんろっくみ…っ!!!!
思わず3-6の尊さに跪く所だった。
「氷帝のマネージャーなんですってよ。なんか用事があってきたとか。」
「桐島蒼、中3です!蒼って呼んでね〜!」
「かわいー!俺、菊丸英二!よろしくー!」
「こら英二、いきなり抱きついたらびっくりしちゃうよ。僕は不二周助。よろしくね。」
「よよよよよろしくお願いしまする!!」
いきなり英二に後ろからぎゅってされてキャパオーバーしそうなんですが!
し・あ・わ・せ♡
「随分嬉しそうっすね。」
「…リョーマもぎゅーしよ?」
「…しないっす。」
あれ?
リョーマもハグしたくてジェラってるんだと思ったけど違ったかな?
しかし英二くんいい匂い…
もう離さないよ…(怖)
「じゃあ蒼、僕ともぎゅーしようか。」
ちゅどーーーん
なんて王子様?!
なんて夢小説?!
なんて白不二?!
破壊力抜群過ぎて…もう氷帝帰るのやめようかな
「する〜!!」
「えー!俺とのハグは終わり?!」
「サンドウィッチ希望です!」
「…欲望に忠実っすね。」
周助さんが両手を広げておいで、ってするから本当にサンドウィッチ状態になってみる。
なんかリョーマには呆れられてるけど、だったら混ざって一緒にハグすればいいのに。
しかし2人ともいい匂いすぎて、汗とか無臭なんだろうなと勝手に思う。
「騒がしい、何をしている。」
「あ、手塚。可愛いお客様だよ。」
声の方に視線をやれば手塚を始め、3年レギュラーの皆様…!
あ、いや貞治くんは芋ジャーだ。
つまり原作でいうと今は地区大会前後ってことね!
眼福すぎて、いやそしていい匂いすぎて意識飛びそ…
「こら英二!不二も!2人に埋もれちゃってるよその子!」
「いえ本望なのでお気になさらず。」
「ふむ…面白いね。氷帝にはつい最近までマネージャーはいなかったはずだけど。」
「わ、もうデータ取られてる?」
「不二、菊丸。来客であれば俺と竜崎先生で対応する。兎に角離れるんだ。」
「ぶーぶー!手塚のイジワルー!」
文句を言いながらも離れる英二と周助。
ああ、さようなら幸せ…さようなら青春…
「ひとまず、自己紹介でもしようか。俺は副部長の大石秀一郎。よろしく。」
「氷帝3年の桐島蒼です!蒼って呼んでね!」
「部長の手塚だ。」
「3年の河村隆だよ。よろしくね蒼さん。」
「3年、乾貞治。…氷帝のマネージャーか、実に興味深いね。」
やっぱりなんかもうデータ取られてません?
しかしタカさんも貞治くんも、生だとデカいね。首疲れちゃう。
まぁうちの2年もデカいんだけどさ!
あ、でもタカさんのムキムキな筋肉は一回触らせて欲しいな…後でしれっと触ってみようかな?(セクハラ)
タカさんなら優しいから許してくれそうじゃない?!
「ところで要件はなんだ?」
「あ、そういえば跡部から手塚国光様へ果し状を預かっておりまして。」
若干監督臭のする封筒を国光さんに手渡せば、僅かに眉間に皺が寄る。
それは臭いからなのか、跡部からなのが気に食わないからなのか…。
手塚のみぞ知るってやつさ!
「跡部が…?」
「まぁ私は中身は知らないんだけどね。届けて来いって言われただけだからさ。」
恐る恐る…?かどうかはわからないけど、慎重に封筒の中身を取り出す手塚くんちの国光さん。
「ふむ…合同合宿の誘いか…。」
「合同合宿ですと?!」
なんて美味しい…なんて素敵な合宿でしょう!!
これは夜這いに力が入るわね
「じゃあ蒼にまたすぐ会えるってことかにゃ?」
「そうみたいだな、英二。日程を見る限り、地区予選の直前みたいだ。」
「しかし急な話だね。何か裏がある確率72%といったところかな。」
裏も何も、多分跡部が手塚と戦いたいだけだと思うんだ…あの人結構手塚狂じゃん?
「すぐ会えるってよ!わーい!やったね蒼!」
「嬉しいね英二!」
英二と手を取り合ってぴょんぴょん跳ねちゃったりして、もうこれぞ青春よね。
青春学園万歳!
しっかし、青学はイケメンパラダイスすぎて、興奮し過ぎちゃうね!
熱暴走起こしそう⭐︎
ここに2年生まで現れたら完全にオーバーヒートだね!
「先輩達こんなとこに集まってどーしたんすか?」
あ、これは桃の声だ…
萌えの限界突破でオーバーヒート。
うん、強制終了ってやつね!
ここで本当に、ぷつんと、意識を手放した──…
To be continued…
1/1ページ