馬鹿にしてるんですか
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#4
最近、奏先輩に元気がない。
阿保な位元気なのが取り柄な人だから、こっちまで調子が狂う。
何時もなら、しつこいくらいに構ってくるが、ここの所は寧ろ少し避けられているような…。
日吉「奏先輩、俺何かしましたか?」
ドリンクを渡す先輩に、そう問いかけてみた。
奏「う、ううん、違うよ!何もしてないよ!」
日吉「じゃあなんで最近俺の事避けてるんですか。」
奏「そんなぁ!避けてなんてないよ!」
日吉「嘘つけ。」
そんな下手くそな笑顔で良く言えたもんだ。
何か、隠してるな。
奏「嘘じゃないもん…それじゃ私行くから。」
日吉「ちょっと待ってください。」
部室の方に戻ろうとした先輩の腕を咄嗟に掴んだ。
奏「……っ」
日吉「嘘じゃないなら、何でそんな顔してるんですか。」
泣きそうな、辛そうな先輩の香りは久々に見た気がする。
奏「ひ…日吉には関係ないもん!」
先輩は俺の手を振り払い、部室の方へ走り去って行った。
日吉(なんだよ…あの顔…)
そして、“関係ない”の一言に傷ついた自分が居た。
もしかして…俺は先輩の事が好きなのか?
鬱陶しい位につきまとってきていた先輩が居なくて調子が狂っているのでは無く、単に…寂しいのか?
側に居て欲しいのか?
ただ、煩いだけの先輩だと思っていたのに。
日吉(あぁ、もしかしてこれが恋なのか。)
全く…先輩はどこまでも厄介な人だ。
気付いた時には部室まで追いかけていた。
ドアを開ければそこには辛そうな顔をした奏先輩が居て。
俺は部室の鍵をそっと閉めた。
奏「日吉…なんで…」
日吉「認めたくないですが…俺は貴方が好きです。」
俺がそう言うと、先輩は目を丸くしたまま硬直した。
日吉「だから、関係ないなんて言わないで下さい。」
だから…
いつものように、笑ってください。
#4 認めたくないですが、貴方が好きです
ーーだから、理由を教えて下さい。