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※ヒロイン標準語でお届けします。
※うちなーぐちもどきでお届けします。
「今日は監督が二日酔いで休みですので、急遽午前中のみ練習になりました。メニューは私が組んでいますのでそれ通りに行ってください。」
突然の午後からオフ。
休みが殆ど無い私達比嘉中テニス部には貴重なことなんだけど…?
Let’s enjoy holiday!! with EISHIRO
いつものように冷静な語り口かと思えば、怒りが満ち溢れているのか、眉間には深く皺が寄っている。
せっかくのイケメンが勿体ないなぁとぼーっとしていると横にいる凛に声をかけられた。
「クヌヒャー、あのハゲチブル…」
「晴美の大馬鹿野郎って感じだよね…」
「今まで散々休みはやらんっ!ってアビタンばあよ?!」
「なんだろう、今度会ったら目潰し食らわせたい気分?」
「ジュンニさー!」
「無駄口叩いてないでしっかり練習なさいよ、平古場クン。」
凛の声が煩くて、永四郎にサボって話しているのが見つかってしまった。
まったくもう、凛の奴め…
私まで怒られるじゃないか。
「例の如く、サボった人間にはゴーヤ責めですので、精々チバリなさい。」
「ひゃー、ゴーヤは勘弁さー」
永四郎が何処ともなくゴーヤを出現させると、凛は縮地をつかって全力で逃げ、裕次郎と練習をし始めた。
縮地法の無駄遣いだよ。
そして相変わらず何処から出てくるんだゴーヤ…
「ねぇ、永四郎。」
「…なんですか。」
「私にはゴーヤくれないの?」
「貴方はゴーヤ好きでしょう。」
「だからチャンプルーにして食べようかと。」
「はぁ…それではご褒美になってしまうでしょう。それよりさっさと持ち場に戻りなさい。」
「はーい…」
仕方なくドリンクを作りに部室に戻ると、また凛がやってきた。
「あれ?またサボりかい凛?」
「やさやさー」
「ゴーヤ責め食らうよ?」
「それは勘弁やし!」
まぁ今日は晴美ちゃんもいないし私は見逃してあげるけどさ。
「うりうり、午後は永四郎とデートばぁ?」
「出来たらいいんだけどね〜…もし断られたら凛がデートしてくれる?」
「デート?わんはいーけど、永四郎にヌゥされっか…」
「えー?大丈夫じゃん?そんな事で怒ったりしないよきっと。」
むしろそんな事で怒るなら、もう少し定期的に彼女を構って頂きたいもの。
部活が忙しくて疲れてるのもわかってるからそんな事言わないけどさー
だってマネージャーの私ですら結構しんどい日もあるし。
「別に怒りませんが、また練習をサボっている事はとっても気に食わないですねぇ、平古場クン。」
ぬっ、と何処からともなく現れた永四郎。
「げっ、永四郎…」
「わかったら、さっさと練習に戻りなさいよ。」
「あははは…あんし、わじらんけぇー…」
凛はそういうと、すまんと言わんばかりのウインクで(てへぺろ感満載でとても勘に触る)また縮地を使って逃げて行った。
「で、貴方にはどうしてあげましょうね。」
「ゴーヤーなら有り難く頂くよ。」
「はぁ…」
永四郎は頭を抱えてため息を吐く。
そして、コートに向かって歩き出してしまった。
「…午後は空けておきなさいよ。」
2、3歩。進んだところで永四郎が振り向き様に問いかけてきた。
「凛とデートしても怒らないんじゃないの?」
「怒りませんよ。怒りませんが、なにも私がデートしないとは言ってませんよ。」
そういう永四郎は少し赤い顔をしている気がする。
気のせいかな。
でも私は単純だから嬉しい。
「じゃあ海に行こ!このまま飛び込もうよっ!」
「仕方有りませんね。付き合ってあげましょう。」
「決まりね!」
「その代わり、チバリなさいよ…わったーぬマネージャー。」
「任せて!」
貴重な休みが、更に特別になった。
思わず期待に胸躍らせる、
そんな、朝のひととき