SS
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…長い間お疲れ様。」
中学校生活3年間、今日この日まで毎日のようにテニスコートで過ごしてきた彼。
今日はそんな彼達3年生の部員の引退の日。
部の後輩達が企画してくれた追い出しパーティーという名の引退祝賀会。
最後に後輩達と思い思いにラリーをし、会話をし、中には涙を浮かべる部員もいた。
思い返せば辛いこともあった。
上手く行かずにテニスと距離を置くこともあった。
けれど強くなりたい、コートの向こう側のヤツを倒したい、仲間達と最高の景色を見たい。
そんな一心で今日まで過ごしてきた事を、彼自身もそうだが、近くで支えてきたマネージャーでもある自分もよくわかっていたつもりだった。
ほんの少しだけ、寂しさもあるのだろうか。
そうとも捉えられる彼の僅かに儚げな横顔。
そんな彼に労いの言葉をかけてみたが、聞いているのかいないのか、沈黙は続いた。
「でも、まだまだ…だよね?」
そういえば、彼の口角が上がる。
そう、これは彼らの長い人生の序章に過ぎない。
進学しても決してテニスを諦めたりしない。
むしろ、3年後の景色が楽しみだなんて思ったり。
君から貰える沢山の希望を、少しでも返せるといいな。
夢の続きはまだまだ終わらないから、これからも彼と共に、勇気を持って歩いていこう。
Dear Prince!
ラケットに想い出と感謝を詰め込んで
6/6ページ