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rkrn長編

夢小説設定

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夢主の名前
夢主の忍びとしての名前

今日はツイてない…。


「……よし」


女の変装も完璧。私だと絶対に分からない。さて、あとは報告して行くだけだ。と思い、甘味を食べに学園長に報告をして出発する筈だったのに……。


「なに、甘味!?わしに黙って行くつもりか!ワシも行くぞ!」


と言われ、護衛ついでに甘味を食べに行った。はっきり言って気が抜けなかった。美味しかったから団子を土産に買ってヘムヘムとおばちゃんと一緒に食べようと思う。学園に着いておばちゃんに団子を渡しヘムヘムを呼んで団子を食べて、残ったものを尾浜にやろうと団子を持って部屋に帰る途中だった。


「お、梓季


ギクッと身体が震えた。声がした方を見るとそこには木下先生ともう1人先生が居た。


「木下先生、明るい時にその名を呼ばないでください」


「すまん…。ところで今困っていてな…」


話を聞くと、今5年生と6年生の合同授業で女装をしているそうだが、上手い子は上手いが、見れたもんじゃない子が多いらしい。


「で、私にどうしろと?」


「女装を手伝ってくれ」


…[_FS_AU_SEP_]……、
まさか生徒の女装を手伝うはめになるとは…。


「分かりました。すぐに着替えて来ます」


「いや、そのままで良い」


「はぁ!?」


「その方が良い手本になる」


「……先生、私…女なんですが…」


「構わん。行くぞー」


酷い…!
私、女だから女装とかそういうのじゃないのに…。私の場合は男装の筈なのに…、あ、それはいつもの事か。だったら思いっ切り美男子に化けてしまえばよかった…。取り敢えず団子は隠そう。


「おーい、お前ら……うッ…!」


「竹谷…、お前な……」


一体何が中にあるんだ…。竹谷って、あぁ。あのボサボサの。あれは確かに、でも髪さえ整えれば可愛い女になりそうだけど…。一体何をしたんだろう…。それに立花や善法寺だって中性的だから悪くは無い筈だし。


「おい、。手伝ってくれ」


カラリと障子から顔を覗かせて。


……

………

……………。


閉じた。
いやいやいやいや。
可愛い子も居る。いるっちゃ居る。だが明らかに怖い!女装が度を超えてる!ただの化け物と化し[_FS_AU_SEP_]てる!!


「おい、!早く入れ!!」


いつものように紙に無理です、と書いて障子に差し込む。大体私だって変装しているのに意味ないでしょ!!ある意味で言えば自分を守る仮面が無いんだから!私は鉢屋じゃないん!……そうだ、鉢屋に任せたら良いじゃない!なんで私なの…。


「無理じゃない!さっさと入れ!!」


腕を掴まれ、部屋の中に連れ込まれた。ひぃい、怖い…!!
評価すると……。
5年い組は、まぁ悪くない。久々知も尾浜も悪くない。まだ若い町娘という感じか。ただ、服の色合いが余り良くない。
ろ組は、鉢屋…、それは女装じゃなくて変装。不破は、見れなくはないが……。竹谷…、私…3秒と目を合わせられない…。

6年い組は、うん。流石立花。美人だな。し、潮江は…、隈が…な…、いや、紅…?というか全体的に…。
ろ組は、ああぁぁああああッ!七松!何を一体胸に詰め込んだんだ!!しかも紅が口裂け女みたいだし…!中在家は、だからどうして紅を塗れば女みたいな考えでベタベタ紅を塗ったんだ!
は組は、あ…見れなくはないな食満。ただ[_FS_AU_SEP_]、化粧の仕方が分からないのか。うん、善法寺は思った通り。酷くは無いが、泣いたのかコケたのか分からないがところどころハゲてる…。


「え、先生…。これ、の女装…?」


「あぁ。…竹谷、これを目指せ」


「んな無茶な!!ってか、言わなきゃ女で通るって!」


、頼む」


肩を落として溜息を吐いて、さらさらと紙に書いた。


【顔を洗って来い】





―――――





すっぴんになった竹谷に化粧を施す。下地を作り、赤すぎない自然な紅を塗る。それだけで、元気な男勝りな町娘の完成になる。うん、まぁ花魁や遊女になるわけじゃないし、これぐらいがいいか。あとは、この頑固な髪を梳かして…。あとは少し飾れば…。


「おぉー…!」


「すげぇ!これ俺!?」


「見た目は町娘なのに中身は竹谷…」


【所作も女らしくすれば良い】


「ありがとうな、!」


結局、酷かった皆に化粧を施すハメになった。……疲れた。


「#bk_name_2[_FS_AU_SEP_]#」


全員終わったと思ったのに、尾浜がムッとして話しかけて。え…、なんで怒ってるの…。


「俺もして」


【良いじゃないか。尾浜は悪くないし…】


「してよッ」


……、何だか一生懸命に言うから、多分気に入らなかったんだろう。よいしょ、とスッピンになった尾浜に化粧を施す。でも、怒る程だったのかな…?ここに入って来た時、久々知と上手くいったと話しているのが見えたが、あれは一体なんだったんだ…?髪を梳いて、着物も組み合わせを変えて整える。あ、もしかして尾浜。男で好きな奴がいてそれでなのか…?


「わぁ…。勘右衛門、美人……」


「うん!尾浜美人!!」


、すまなかったな」


首を横に振ると、頭を撫でられた。頭を下げて部屋に戻った。その夜、いつものように5年生の長屋の屋根の上に行くと、尾浜がもう来てた。化粧はすっかり落ちてる。まぁ私も元に戻ってるけど。


、こんばんは」


何だかこの間の事が恥ずかしくなった。


【こんばんは】


「ありがとう、女装手伝ってく[_FS_AU_SEP_]れて」


【……手伝わなくとも私には女の子に見えたぞ】


そう書いた紙を差し出せば、何だか照れくさそうに頬を掻いていた。
あ、そういえば団子…。
団子の包みを取り出して尾浜に差し出せばキョトンとして、尾浜はそれを受け取った。


【甘味屋に行って来たから、お土産。皆には内緒だぞ】


そう書いて見せれば何だか嬉しそうに尾浜は頷いた。いつも大人びて勉強したり実習に向かってたりするが、こんな顔はやっぱり、年相応なんだなぁ…。早速食べ出した尾浜を眺める。遠くで、狼の遠吠えが聞こえる。この遠吠えは、愁達じゃないな…。


「ホントはッ、」



いきなり声を出したから、びっくりしたぁ…。


「女装、自分でも上手くいったって思ったんだ…。でも…、悔しかった」


「………?」


に、警戒もせずに触ってもらえるのは俺だけって、思ってたからちょっと悔しくて…」


……。


【優越感?】


「みたいなのか、な…」


大丈夫なのに…。


?」


【私が安心して、そばに居られるの[_FS_AU_SEP_]は尾浜だけだから大丈夫だ】


「ッ…!!」


そう書けば尾浜は照れくさそうに団子の串を包みに置いて体育座りしていた膝にゴシゴシと額を押しつけていた。
実際、そうだな。
尾浜と話すようになってから、心を許して話せるのは尾浜だけだな。別に他の子達を敵と思っているわけじゃないが、ただ6年生や5年生の中には私の素顔を何がなんでも見ようとする者もいるから気が抜けない。尾浜は特にそういう事を言わないし、行動を移さないからそういう点を考えると安心出来る。……先生方とは違うがな。
頭を撫でると少し憮然とした。


「あんまり撫でるなよ、恥ずかしい」


「……?」


恥ずかしいものなのか…?やはり年頃の子なのか…。そう考えると、ちょっと寂しい…。






(おい!!てめぇ降りてきやがれ!)(潮江先輩…、またですか?)(またとはなんだ!俺は勝つまでするぞ!)



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