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重、網問夢
2人より背の高い20歳ヒロイン設定
短いの詰め合わせ
――――――――
「姉御、怒ってる…?」
「…、武器の整備中だ。危ないから離れてろ」
「うわーっ!!やっぱり怒ってる!ゴメンね姉御、許して!おやつとってごめんなさい!!」
私の水羊羹。
今日頑張ったら自分にご褒美にするはずだったのに、網問が食べた。許すまじ、と言いたいところだが弟分の網問と重が2人して食べたらしい。まぁ、重も網問も今日頑張ってたみたいだから、許してやるとしよう、と思ってたのに。
「姉御ごめんなさい…、凄く美味しそうだったから…」
「ゴメンね姉御!ホントごめん!!」
重は前から抱きついてくるし、網問は後ろから頭をぐりぐり押しつけてくるし。
何なんだこの2人。十代のスキンシップはよく分からん。というか暑くてかなわん。
「………、重。危ないから退け」
「ッ!!うわぁあんっ、姉御ごべんなざいぃいッ!!」
海の男が簡単に泣くな。
しかも鼻水まで垂らして…。
あーあー…、もう…。
武器を置いて、手ぬぐいで重の顔を拭いてやった。
「うぶっ」
「重、今日水練で舳丸より先に獲物をしとめたらしいな」
「ぁ、はい…」
「よくやったな。お頭も褒めてた」
「姉御は…?」
「………、泳げない私からしたらとても凄いことだと思うぞ。よく頑張ったな」
頭を撫でてそう言ってやれば目を輝かせる重。うわ、網問が落ち込んでるし…。
…それにしても、
「網問も、男だな」
「ぇ、なに、女だと思われてたの俺!?」
「そうじゃなくて。初めて逢ったときは子供だったのに」
「…?」
今日私がふらつきながら荷物を運んでるとそれを易々持って行ってしまったからな。
「腕も筋肉質になってきたし…。日頃頑張ってるからかな。これからもしっかりな」
「ッ~~!!うんっ、頑張る!」
ぴゅーっと2人とも駆けだしていってしまった。やれやれ、これでやっと整備が出来る。チラッと2人を見れば体をいっぱいに使って頑張ってると猛アピールしていた。
――――――――
犬な重と網問
――――――――
「うーん…」
困ったな…。
お頭に付いて行って今日、忍術学園に行ってきたが、見合いを勧められた。確かに、20歳になって独り身もなぁ…。悪い話ではなさそうだしなぁ…。
「梓季。ふらふらして…、どうしたんだ?湯冷めするぞ」
「鬼蜘蛛丸…、いや、少し悩んでただけだ」
「何だ、悩みか。相談に乗るぞ」
こういう時、鬼蜘蛛丸はオカンだなぁ、と思う。ホントにありがたい。昼間にあった話をするとうーん、と鬼蜘蛛丸も悩んだ声を上げて私を見た。
「断れ」
「まさかの即答!?」
悩んだ声は一体何だったんだ!!?
「すまないが、少し潮風に当たってくる」
鬼蜘蛛丸、変なところで決断力があるな…。
だがそれにしても、嫁ぐ、か。こんな海に生きてきた女を嫁がせてくれる男なんて、ホントに居るのか?いや、いるから話が来たのか。嫁ぐということは将来的に子供を産むのか…、今日街で見た赤ちゃん、可愛かったなぁ。自分の子なら尚更なんだろうな。ふにゃふにゃしてて、笑って、泣いて、可愛いんだろうなぁ。……、いかん、動機が不純だった。
それにしても、見合いか。
初めて逢ったような男を見て、私は受け入れられるだろうか…。いや、案外向こうから勘弁してくれって言われるかも…。まぁそれはそれで厄介事が無くなって楽で良いが。何だかなけなしのプライドが傷ついたみたいで悔しいな。
「「姉御ぉおおッ!!」」
「ふぎゅっ!」
後ろから、何かが突進してきた。しかも飛びつかれた。何とか耐えたけど、この呼び方に声…。
「重…、網問…。どうしたんだ…?義丸がイジメてきたか?」
あの野郎弟分にまで手を出して、ちょっとあの穢らわしいバベルの塔を二度と立ち上がらないようにしてやろうか。
「姉御、姉御ぉおお……!!」
「あー…、重、ほら…。ちーん」
もう顔がグシャグシャ…。
まぁこれはこれで可愛げがあるが…。
鼻をかんでやれば、胸に顔を埋められた。
「やだ!やだよ…!俺はヤだからね……ッ!!」
………話が見えないんだが。
「お見合いなんて断固反対だからね!」
………、鬼蜘蛛丸か。
「やだよ…!姉御がいなくなるなんてやだぁ!!」
キュンッとしてしまうのはおそらく2人が弟分だからだろう。
「だがなぁ…」
赤ちゃん欲しいなぁ…。
そう呟けば2人はキョトンとして顔を見合わせると満面の笑みを浮かべた。
「俺たちに任せて!」
「赤ちゃんなら俺たちにいくらでも!!」
「………、え」
「姉御、部屋行こ。部屋」
*****
あー!!
もう!!
「間切!舳丸!!居るか!!」
バタンと扉を開ければ、何だ全員揃ってる…って何故全員顔を逸らす。しかも顔が赤い。
「梓季…、あ、あのだな……、俺達は別にお前が重と網問と関係を結んでも全く構わないからな…!」
「は…?何を言ってる」
「だって寝間着が乱れてるぜ!?どう考えたってそう考えるだろ!!」
義丸あとでシメる。
「…、話を元に戻すが間切、舳丸…」
「ぉ、おう…」
「躾るならちゃんと躾とけ」
殴って気絶させた2人をポイッと投げて言う。
ホントに危なかったんだからな!!押し倒されるし脱がされそうになるし、2人はなんかやる気満々だし!!
後日、見合いはいつの間にか断りが入っていて、見合いは無くなった。
――――――――
犬、時々狼的な
――――――――
自分で分かっていたことを他人に言われて、自覚したらその現実と言葉が胸に突き刺さったまま抜けない。夜の海は好きだ。疾風はぬれおなごとかが出ると言ってるが。静かだし綺麗だし。
何より、1人で泣ける。
女のくせに海賊?
迷惑だろうな。
女なんてただの荷物だし。
足手まといだ。
昼間、他の海賊と戦うときに言われた言葉。自分でも分かっていた。男と女じゃ体格も力も全然違う。それを感じさせないために必死に力を付けようとしたし、ついて行こうとした。でも、ダメだった。白南風丸がヘタレだからどうしましょう、と相談してきても私からしたら贅沢な悩みだ。
女は、どう頑張ったって男にはなれない。
「どうした?しんみりして」
「ぉ、頭…」
振り返ればお頭がいた。飯を食べてきたのか口の周りが汚れてる。お頭が隣に座ると口を拭く。ありがとうなと言われて頭を撫でられた。
私は、お頭の優しさに甘えてたんだろう。お頭はきっと、迷惑してるのだろう。
「お頭…、私……」
「うん?」
「どうして、女なんだろ…」
女なんかに生まれて来たくなかった。男に生まれたかった。
「どうしたん、」
「男に生まれれば、力も体格もみんなと対等なのに……、足手まといなんかにならないし、荷物にもならないのに…」
いつか、私は浜に残され、
「みんなに、置いて行かれてっ……置いてきぼりにされたくないのにぃ……っ!!」
眠りに落ちるまで私はみっともなくわあわあと泣いた。みんなそんな事するはずない、そう分かっていてもいつか来る未来を描くと怖くてたまらない。
たまらなく、怖いのだ。
翌日、目が覚めたが飯を食べなかった。昨日泣きすぎて頭が痛いから。食べずに武器や船の整備に掛かった。胸に巻いたサラシが少し苦しく感じた。
「………?」
静かだ。
確かに整備したりしてる連中はいるが、お頭と精鋭部隊と他の複数の連中がいない。もう日は高いし、起きてないはずがない。
「どうしたですか、姉御」
「白南風丸、他の奴らはどこ行った?」
「え、ど、どこ行ったんでしょうか…」
……、何か隠してる。
まぁ、子供じゃないんだ。帰ってくる、あ…鬼蜘蛛丸と蜻蛉と間切、船酔い大丈夫かな。
「ところで、昼食当番は」
「………、あ」
「それを早く言え!!」
水軍館に慌てて戻って昼食の支度をした。
お頭と精鋭部隊と他の連中は昼時には帰ってきた。ボロボロになって。まさに、喧嘩でもしてきたようなそんな感じ。
「ちょ、白南風丸!救急箱!」
「は、はい!!」
「姉御、ただいまー」
「あー、腹減ったー。今日は、姉御の料理!?」
怪我の手当てをして、ガツガツと飯を食べる精鋭部隊。一体、どこで何をしてきたんだか。
「お頭、一体どこに…」
「ん?まぁ、男と家族として戦ってきたとだけ言っとく」
「……?」
「それと、お前」
優しい忠犬に好かれたな。
笑って言われた後、重と網問がおかわりと叫んだ。
―――――――
きっと言った海賊をボコリにいって重と網問が大活躍したんだろう
―――――――
………、暑い。
暑くて目が覚めれば、重がいた。なんだ、どうりで暑いわけだ。コロリと反対を向けば、網問がいた。
………、くそう、2人して上を脱いで、私だって脱げれば脱ぎたい。だけど鬼蜘蛛丸が、
「女なんだから、いくら家族でも簡単に肌を見せるべきじゃない」
って説教するから。
しかたない。あんまり人がいないところに…。それにしても、みんなで昼寝って、壮観だな。まぁいい。もう一寝するかな…。
****
…………、暑い。
目を開ければ、あれ、デジャヴ?重がいる…?振り返れば、網問も…?転がってきたのか?
――――――――
実は起きて追いかけてたら良い――――――――
おわり
2人より背の高い20歳ヒロイン設定
短いの詰め合わせ
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「姉御、怒ってる…?」
「…、武器の整備中だ。危ないから離れてろ」
「うわーっ!!やっぱり怒ってる!ゴメンね姉御、許して!おやつとってごめんなさい!!」
私の水羊羹。
今日頑張ったら自分にご褒美にするはずだったのに、網問が食べた。許すまじ、と言いたいところだが弟分の網問と重が2人して食べたらしい。まぁ、重も網問も今日頑張ってたみたいだから、許してやるとしよう、と思ってたのに。
「姉御ごめんなさい…、凄く美味しそうだったから…」
「ゴメンね姉御!ホントごめん!!」
重は前から抱きついてくるし、網問は後ろから頭をぐりぐり押しつけてくるし。
何なんだこの2人。十代のスキンシップはよく分からん。というか暑くてかなわん。
「………、重。危ないから退け」
「ッ!!うわぁあんっ、姉御ごべんなざいぃいッ!!」
海の男が簡単に泣くな。
しかも鼻水まで垂らして…。
あーあー…、もう…。
武器を置いて、手ぬぐいで重の顔を拭いてやった。
「うぶっ」
「重、今日水練で舳丸より先に獲物をしとめたらしいな」
「ぁ、はい…」
「よくやったな。お頭も褒めてた」
「姉御は…?」
「………、泳げない私からしたらとても凄いことだと思うぞ。よく頑張ったな」
頭を撫でてそう言ってやれば目を輝かせる重。うわ、網問が落ち込んでるし…。
…それにしても、
「網問も、男だな」
「ぇ、なに、女だと思われてたの俺!?」
「そうじゃなくて。初めて逢ったときは子供だったのに」
「…?」
今日私がふらつきながら荷物を運んでるとそれを易々持って行ってしまったからな。
「腕も筋肉質になってきたし…。日頃頑張ってるからかな。これからもしっかりな」
「ッ~~!!うんっ、頑張る!」
ぴゅーっと2人とも駆けだしていってしまった。やれやれ、これでやっと整備が出来る。チラッと2人を見れば体をいっぱいに使って頑張ってると猛アピールしていた。
――――――――
犬な重と網問
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「うーん…」
困ったな…。
お頭に付いて行って今日、忍術学園に行ってきたが、見合いを勧められた。確かに、20歳になって独り身もなぁ…。悪い話ではなさそうだしなぁ…。
「梓季。ふらふらして…、どうしたんだ?湯冷めするぞ」
「鬼蜘蛛丸…、いや、少し悩んでただけだ」
「何だ、悩みか。相談に乗るぞ」
こういう時、鬼蜘蛛丸はオカンだなぁ、と思う。ホントにありがたい。昼間にあった話をするとうーん、と鬼蜘蛛丸も悩んだ声を上げて私を見た。
「断れ」
「まさかの即答!?」
悩んだ声は一体何だったんだ!!?
「すまないが、少し潮風に当たってくる」
鬼蜘蛛丸、変なところで決断力があるな…。
だがそれにしても、嫁ぐ、か。こんな海に生きてきた女を嫁がせてくれる男なんて、ホントに居るのか?いや、いるから話が来たのか。嫁ぐということは将来的に子供を産むのか…、今日街で見た赤ちゃん、可愛かったなぁ。自分の子なら尚更なんだろうな。ふにゃふにゃしてて、笑って、泣いて、可愛いんだろうなぁ。……、いかん、動機が不純だった。
それにしても、見合いか。
初めて逢ったような男を見て、私は受け入れられるだろうか…。いや、案外向こうから勘弁してくれって言われるかも…。まぁそれはそれで厄介事が無くなって楽で良いが。何だかなけなしのプライドが傷ついたみたいで悔しいな。
「「姉御ぉおおッ!!」」
「ふぎゅっ!」
後ろから、何かが突進してきた。しかも飛びつかれた。何とか耐えたけど、この呼び方に声…。
「重…、網問…。どうしたんだ…?義丸がイジメてきたか?」
あの野郎弟分にまで手を出して、ちょっとあの穢らわしいバベルの塔を二度と立ち上がらないようにしてやろうか。
「姉御、姉御ぉおお……!!」
「あー…、重、ほら…。ちーん」
もう顔がグシャグシャ…。
まぁこれはこれで可愛げがあるが…。
鼻をかんでやれば、胸に顔を埋められた。
「やだ!やだよ…!俺はヤだからね……ッ!!」
………話が見えないんだが。
「お見合いなんて断固反対だからね!」
………、鬼蜘蛛丸か。
「やだよ…!姉御がいなくなるなんてやだぁ!!」
キュンッとしてしまうのはおそらく2人が弟分だからだろう。
「だがなぁ…」
赤ちゃん欲しいなぁ…。
そう呟けば2人はキョトンとして顔を見合わせると満面の笑みを浮かべた。
「俺たちに任せて!」
「赤ちゃんなら俺たちにいくらでも!!」
「………、え」
「姉御、部屋行こ。部屋」
*****
あー!!
もう!!
「間切!舳丸!!居るか!!」
バタンと扉を開ければ、何だ全員揃ってる…って何故全員顔を逸らす。しかも顔が赤い。
「梓季…、あ、あのだな……、俺達は別にお前が重と網問と関係を結んでも全く構わないからな…!」
「は…?何を言ってる」
「だって寝間着が乱れてるぜ!?どう考えたってそう考えるだろ!!」
義丸あとでシメる。
「…、話を元に戻すが間切、舳丸…」
「ぉ、おう…」
「躾るならちゃんと躾とけ」
殴って気絶させた2人をポイッと投げて言う。
ホントに危なかったんだからな!!押し倒されるし脱がされそうになるし、2人はなんかやる気満々だし!!
後日、見合いはいつの間にか断りが入っていて、見合いは無くなった。
――――――――
犬、時々狼的な
――――――――
自分で分かっていたことを他人に言われて、自覚したらその現実と言葉が胸に突き刺さったまま抜けない。夜の海は好きだ。疾風はぬれおなごとかが出ると言ってるが。静かだし綺麗だし。
何より、1人で泣ける。
女のくせに海賊?
迷惑だろうな。
女なんてただの荷物だし。
足手まといだ。
昼間、他の海賊と戦うときに言われた言葉。自分でも分かっていた。男と女じゃ体格も力も全然違う。それを感じさせないために必死に力を付けようとしたし、ついて行こうとした。でも、ダメだった。白南風丸がヘタレだからどうしましょう、と相談してきても私からしたら贅沢な悩みだ。
女は、どう頑張ったって男にはなれない。
「どうした?しんみりして」
「ぉ、頭…」
振り返ればお頭がいた。飯を食べてきたのか口の周りが汚れてる。お頭が隣に座ると口を拭く。ありがとうなと言われて頭を撫でられた。
私は、お頭の優しさに甘えてたんだろう。お頭はきっと、迷惑してるのだろう。
「お頭…、私……」
「うん?」
「どうして、女なんだろ…」
女なんかに生まれて来たくなかった。男に生まれたかった。
「どうしたん、」
「男に生まれれば、力も体格もみんなと対等なのに……、足手まといなんかにならないし、荷物にもならないのに…」
いつか、私は浜に残され、
「みんなに、置いて行かれてっ……置いてきぼりにされたくないのにぃ……っ!!」
眠りに落ちるまで私はみっともなくわあわあと泣いた。みんなそんな事するはずない、そう分かっていてもいつか来る未来を描くと怖くてたまらない。
たまらなく、怖いのだ。
翌日、目が覚めたが飯を食べなかった。昨日泣きすぎて頭が痛いから。食べずに武器や船の整備に掛かった。胸に巻いたサラシが少し苦しく感じた。
「………?」
静かだ。
確かに整備したりしてる連中はいるが、お頭と精鋭部隊と他の複数の連中がいない。もう日は高いし、起きてないはずがない。
「どうしたですか、姉御」
「白南風丸、他の奴らはどこ行った?」
「え、ど、どこ行ったんでしょうか…」
……、何か隠してる。
まぁ、子供じゃないんだ。帰ってくる、あ…鬼蜘蛛丸と蜻蛉と間切、船酔い大丈夫かな。
「ところで、昼食当番は」
「………、あ」
「それを早く言え!!」
水軍館に慌てて戻って昼食の支度をした。
お頭と精鋭部隊と他の連中は昼時には帰ってきた。ボロボロになって。まさに、喧嘩でもしてきたようなそんな感じ。
「ちょ、白南風丸!救急箱!」
「は、はい!!」
「姉御、ただいまー」
「あー、腹減ったー。今日は、姉御の料理!?」
怪我の手当てをして、ガツガツと飯を食べる精鋭部隊。一体、どこで何をしてきたんだか。
「お頭、一体どこに…」
「ん?まぁ、男と家族として戦ってきたとだけ言っとく」
「……?」
「それと、お前」
優しい忠犬に好かれたな。
笑って言われた後、重と網問がおかわりと叫んだ。
―――――――
きっと言った海賊をボコリにいって重と網問が大活躍したんだろう
―――――――
………、暑い。
暑くて目が覚めれば、重がいた。なんだ、どうりで暑いわけだ。コロリと反対を向けば、網問がいた。
………、くそう、2人して上を脱いで、私だって脱げれば脱ぎたい。だけど鬼蜘蛛丸が、
「女なんだから、いくら家族でも簡単に肌を見せるべきじゃない」
って説教するから。
しかたない。あんまり人がいないところに…。それにしても、みんなで昼寝って、壮観だな。まぁいい。もう一寝するかな…。
****
…………、暑い。
目を開ければ、あれ、デジャヴ?重がいる…?振り返れば、網問も…?転がってきたのか?
――――――――
実は起きて追いかけてたら良い――――――――
おわり