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勘右衛門夢
何事にも突然起こることは、全て必然だと誰かが言った。
それは事故だったり(3年の神崎左門にひかれそうになった)、抜き打ちテストだったり(勉強はしてるから大丈夫)。
別に私が不運だとかトラブル吸引体質とかではない。もしトラブル吸引体質だったら忍たまと合同演習で手合わせをしていた伊作に巻き込まれてるし。
「伊作、大丈夫?」
「う、うん……。ゴメンね……」
蛸壷に落ちた伊作を引き上げれば謝られる。私、実技はあんまり良くないからよく伊作と組んで一緒に稽古する。文次郎とか留三郎とか小平太とかだと、私も伊作も死んじゃうし。長次とか、仙蔵とかがよく力を抜いて稽古付けてくれるけど…。
「私、忍向いてないのかな……」
勉強は自信はあるけど実技が出来なきゃダメだし。
「そんなこと無いさ!だってこんなに稽古してるんだから、量は質を凌駕するとも言うし」
なんか意味を取り違ってる気がしないでもないけど、まぁ良いか。頑張ろっと…。
「おーい、先輩[_FS_AU_SEP_]」
ん…、声……?
向こうを見るとそこには5年生の忍たま。不破と鉢屋と久々知と竹谷と……、誰?
チラッと伊作を見て矢羽音で誰かと聞けば、5年い組の尾浜勘右衛門と返された。知らないなぁ、大体忍たまは6年生に教えられて知ることが殆どだから、知らない子も居るだろうし。
「伊作せんぱーい、今すぐそこを退いてくれないと俺の拳が唸りますよー」
尾浜って子が拳を突き上げながら叫んだ、…って、唸りますって…。
「退かなきゃ…」
「う、うん…」
「あぁ、そっちの先輩は動かないでー。今行きますからー」
……私?
私、あの子に何かしたっけ!?
私、後輩に何か指名されてボコボコにされるようなことしたっけ!?待って待って!頑張って思い出すから!…………ダメだ、全然思い出せない!!どうしよう…!私、力無いし…。忍たまへの制裁の時だって唯一力が弱すぎてやり返されたし…。ど、どうしよう…!
「先輩」
ひぃっ!
い、いつの間にか目の前に……!伊作…!伊作はー……[_FS_AU_SEP_]って裏切り者ッ!!ホントに置いていくことないじゃんバカーーッ!
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
「え、何で謝られてるの、俺」
「何か気を悪くしているようなら謝るから許してごめんなさいぃいいいっ!!」
取り敢えず、謝って逃げた。
何で私、あの子に呼び止められたの!?
「ちょっと待って先輩!俺の話聞いて下さーい」
「ごめんなさいぃいいいっ!!!!」
「先輩の事好きなんですってばー」
「追いかけてこないでー!!」
「うんって言うまで追いかけまーす」
「分かったから、謝るから、許してぇええッ!!」
恋とは、こんなに突然やってくるモノらしい。
END
何事にも突然起こることは、全て必然だと誰かが言った。
それは事故だったり(3年の神崎左門にひかれそうになった)、抜き打ちテストだったり(勉強はしてるから大丈夫)。
別に私が不運だとかトラブル吸引体質とかではない。もしトラブル吸引体質だったら忍たまと合同演習で手合わせをしていた伊作に巻き込まれてるし。
「伊作、大丈夫?」
「う、うん……。ゴメンね……」
蛸壷に落ちた伊作を引き上げれば謝られる。私、実技はあんまり良くないからよく伊作と組んで一緒に稽古する。文次郎とか留三郎とか小平太とかだと、私も伊作も死んじゃうし。長次とか、仙蔵とかがよく力を抜いて稽古付けてくれるけど…。
「私、忍向いてないのかな……」
勉強は自信はあるけど実技が出来なきゃダメだし。
「そんなこと無いさ!だってこんなに稽古してるんだから、量は質を凌駕するとも言うし」
なんか意味を取り違ってる気がしないでもないけど、まぁ良いか。頑張ろっと…。
「おーい、先輩[_FS_AU_SEP_]」
ん…、声……?
向こうを見るとそこには5年生の忍たま。不破と鉢屋と久々知と竹谷と……、誰?
チラッと伊作を見て矢羽音で誰かと聞けば、5年い組の尾浜勘右衛門と返された。知らないなぁ、大体忍たまは6年生に教えられて知ることが殆どだから、知らない子も居るだろうし。
「伊作せんぱーい、今すぐそこを退いてくれないと俺の拳が唸りますよー」
尾浜って子が拳を突き上げながら叫んだ、…って、唸りますって…。
「退かなきゃ…」
「う、うん…」
「あぁ、そっちの先輩は動かないでー。今行きますからー」
……私?
私、あの子に何かしたっけ!?
私、後輩に何か指名されてボコボコにされるようなことしたっけ!?待って待って!頑張って思い出すから!…………ダメだ、全然思い出せない!!どうしよう…!私、力無いし…。忍たまへの制裁の時だって唯一力が弱すぎてやり返されたし…。ど、どうしよう…!
「先輩」
ひぃっ!
い、いつの間にか目の前に……!伊作…!伊作はー……[_FS_AU_SEP_]って裏切り者ッ!!ホントに置いていくことないじゃんバカーーッ!
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
「え、何で謝られてるの、俺」
「何か気を悪くしているようなら謝るから許してごめんなさいぃいいいっ!!」
取り敢えず、謝って逃げた。
何で私、あの子に呼び止められたの!?
「ちょっと待って先輩!俺の話聞いて下さーい」
「ごめんなさいぃいいいっ!!!!」
「先輩の事好きなんですってばー」
「追いかけてこないでー!!」
「うんって言うまで追いかけまーす」
「分かったから、謝るから、許してぇええッ!!」
恋とは、こんなに突然やってくるモノらしい。
END