rkrn
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
この世界は今、二分化してる。黒と白。黒と白はお互いに殺し合い人数を減らす。そして相手の王を殺したら終わり。それでゲームは終わる。まるでチェスみたいだと僕は思う。チェスでいうと僕はポーンじゃなくて、ナイト。いわゆる率先して敵を殲滅する役割。
引きちぎって
引きちぎって
それを繰り返す。
目の前のそれはピクリとも動かない。血塗れのそれは、何だったかなぁ。悩んでいたらポンッと肩に手を乗せられた。振り返ると、三郎が居た。あ、兵助とハチと勘ちゃんがいない。早く迎えに行ってあげよ。あっちも苦戦してるかもしれないし。早くこんな馬鹿げたゲームを終わらすためにも。
「雷蔵…」
「何してるの三郎、早くみんなを迎えに行かなきゃ」
だって、僕が愛した梓季さんは敵だから。だから早くこんな戦いを終わらせて、迎えに行かなきゃ。こんな人殺しもう飽きた。
「梓季さんが、待ってるんだ。早く終わらせて迎えに行かなきゃ」
アナタは優しい人だから、人を殺すなんて出来ない。こんなゲームが始まる前から#bk_[_FS_AU_SEP_]name_1#さんはみんなに優しくて、僕の恋人で優しいけど、芯は強い人だから、脆い。だから僕が守ってあげなきゃ。
「………敵の情報が入った」
「え……」
敵が負けるのは目に見えていた。それは敵の王が弱いから。統率力の無い組は簡単に潰れる、それは当たり前のこと。だから敵は弱かった。
「、………今、なんて…」
「……梓季さんが、」
敵の王に強制就任された。
三郎が言った言葉が波紋のように広がって、ようやく理解できたときには三郎の胸ぐらを掴んでた。王は多くが腕っ節の強い奴や頭の良い奴がなるけど、梓季さんは違う。強制就任、これが指す意味は盾。
梓季さんは本当の王の、身代わり、殺されるために代わりの王に就任した。
『ねぇ、雷蔵。明日、散歩しようよ』
『本当に梓季さんは散歩が好きだね』
『だって雷蔵と一緒の散歩だと、いつもの道もキラキラして見えるから』
『僕も同じだよ』
許さない。
許さない。
許さない。
あんなに綺麗な[_FS_AU_SEP_]人を、身代わりにするなんて…。あんなに愛しい人を強制就任させて、殺させようとするなんて。
『ねぇ、雷蔵』
『何ですか?』
『……敬語、』
『あ、すみませ、……ゴメンね…』
『早く、雷蔵と対等に話したいなぁ』
『…善処します』
あなたは優しい人すぎた。あなたはそんなことを望んでなどいなかった筈だ。なのに、自ら死に向かうなんて。
「三郎…、ホントの王の居場所は分かる?」
「今、立花先輩と中在家先輩が幹部を拷問にかけてる。多分今晩にも吐くんじゃないか」
「僕はそれまで、梓季さんを守る」
「………分かった」
アナタを守る騎士は僕だけで良い
引きちぎって
引きちぎって
それを繰り返す。
目の前のそれはピクリとも動かない。血塗れのそれは、何だったかなぁ。悩んでいたらポンッと肩に手を乗せられた。振り返ると、三郎が居た。あ、兵助とハチと勘ちゃんがいない。早く迎えに行ってあげよ。あっちも苦戦してるかもしれないし。早くこんな馬鹿げたゲームを終わらすためにも。
「雷蔵…」
「何してるの三郎、早くみんなを迎えに行かなきゃ」
だって、僕が愛した梓季さんは敵だから。だから早くこんな戦いを終わらせて、迎えに行かなきゃ。こんな人殺しもう飽きた。
「梓季さんが、待ってるんだ。早く終わらせて迎えに行かなきゃ」
アナタは優しい人だから、人を殺すなんて出来ない。こんなゲームが始まる前から#bk_[_FS_AU_SEP_]name_1#さんはみんなに優しくて、僕の恋人で優しいけど、芯は強い人だから、脆い。だから僕が守ってあげなきゃ。
「………敵の情報が入った」
「え……」
敵が負けるのは目に見えていた。それは敵の王が弱いから。統率力の無い組は簡単に潰れる、それは当たり前のこと。だから敵は弱かった。
「、………今、なんて…」
「……梓季さんが、」
敵の王に強制就任された。
三郎が言った言葉が波紋のように広がって、ようやく理解できたときには三郎の胸ぐらを掴んでた。王は多くが腕っ節の強い奴や頭の良い奴がなるけど、梓季さんは違う。強制就任、これが指す意味は盾。
梓季さんは本当の王の、身代わり、殺されるために代わりの王に就任した。
『ねぇ、雷蔵。明日、散歩しようよ』
『本当に梓季さんは散歩が好きだね』
『だって雷蔵と一緒の散歩だと、いつもの道もキラキラして見えるから』
『僕も同じだよ』
許さない。
許さない。
許さない。
あんなに綺麗な[_FS_AU_SEP_]人を、身代わりにするなんて…。あんなに愛しい人を強制就任させて、殺させようとするなんて。
『ねぇ、雷蔵』
『何ですか?』
『……敬語、』
『あ、すみませ、……ゴメンね…』
『早く、雷蔵と対等に話したいなぁ』
『…善処します』
あなたは優しい人すぎた。あなたはそんなことを望んでなどいなかった筈だ。なのに、自ら死に向かうなんて。
「三郎…、ホントの王の居場所は分かる?」
「今、立花先輩と中在家先輩が幹部を拷問にかけてる。多分今晩にも吐くんじゃないか」
「僕はそれまで、梓季さんを守る」
「………分かった」
アナタを守る騎士は僕だけで良い