ヤンデレ夢小説
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私は剣が好きだった。
剣技を磨くことが生きがいだった。
鍛錬をした分だけ自分の力になる剣が好きだった。
私は女だから一時期は中々思ったように力がつかず悩んだ時期もあったが
力が無い分、相手の力を利用することで対等に剣をふるえるようになった。
剣は私の全て。
剣を振るうことが私の生きがいだった。
だけど、私はもう二度と剣を振るうことはできないのだろう。
「ここにいたか。ななし」
『……鷹の目』
「ミホークで良い」
ここは、かの有名な剣豪ジュラキュール=ミホークの所有する島に建つ城。
私を閉じ込める牢獄。
鷹の目は私の格好を見て一言。
「また、その服を着ているのか」
私の服装は白のYシャツに黒のスラックス。
剣を振るっていた時の服。この島に無理やり連れてこられた時の格好だ。
この部屋のクローゼットには鷹の目が用意したドレスが山ほどあるが、私はどうしても着る気になれなかった。
着ることで鷹の目に身体を支配されるような気がして嫌だったからだ。
『…スカートは落ち着かないので』
「まぁ、良い」
どうせ夜、脱がすことになるからな
耳元で囁かれてビクリと肩が震える。
そのまま固まった私の首筋を鷹の目はいやらしく撫で上げる。
「昨日の其方はとても可愛らしかった」
『…!』
羞恥心で顔が歪む。
思い出したくないことを思い出させられる。
「手を出せ」
『……。』
どうせ逆らっても無駄。
無言で出した手を鷹の目は掴み、薬指にあるものをはめこんだ。
これは…
「特注で作らせた指輪だ」
私の指のサイズぴったりの豪華な指輪。
ゾッと寒気が走る。
『私は!貴方と結婚する気は!』
「今更だな。拒否できるとでも思うのか?」
『……っ』
無理だと分かってる。
ここは七武海の鷹の目の城で、彼以外に住む人間はいない。
それに城の周りには強い猿が山ほどいて、とてもじゃないけれど海まで辿り着けない。
やっとの思いで海に辿り着いたとして、脱出する船がない。
そして何より、私は鷹の目に勝てない。
だけどそれでも、私は彼との婚姻に応じたくない。鷹の目は、私をただの女にしようとしている。
ドレスを着て、アクセサリーを身につけて、自分に媚びる。
そんな女にしようとしてる。
「お前に剣は似合わない」
そう言って連れ去られたあの日を私は一生忘れないだろう。
鷹の目に勝負を挑んでしまったあの日の、ただ一度の過ちを
私はこの大きな牢獄で悔やみ続ける。
剣技を磨くことが生きがいだった。
鍛錬をした分だけ自分の力になる剣が好きだった。
私は女だから一時期は中々思ったように力がつかず悩んだ時期もあったが
力が無い分、相手の力を利用することで対等に剣をふるえるようになった。
剣は私の全て。
剣を振るうことが私の生きがいだった。
だけど、私はもう二度と剣を振るうことはできないのだろう。
「ここにいたか。ななし」
『……鷹の目』
「ミホークで良い」
ここは、かの有名な剣豪ジュラキュール=ミホークの所有する島に建つ城。
私を閉じ込める牢獄。
鷹の目は私の格好を見て一言。
「また、その服を着ているのか」
私の服装は白のYシャツに黒のスラックス。
剣を振るっていた時の服。この島に無理やり連れてこられた時の格好だ。
この部屋のクローゼットには鷹の目が用意したドレスが山ほどあるが、私はどうしても着る気になれなかった。
着ることで鷹の目に身体を支配されるような気がして嫌だったからだ。
『…スカートは落ち着かないので』
「まぁ、良い」
どうせ夜、脱がすことになるからな
耳元で囁かれてビクリと肩が震える。
そのまま固まった私の首筋を鷹の目はいやらしく撫で上げる。
「昨日の其方はとても可愛らしかった」
『…!』
羞恥心で顔が歪む。
思い出したくないことを思い出させられる。
「手を出せ」
『……。』
どうせ逆らっても無駄。
無言で出した手を鷹の目は掴み、薬指にあるものをはめこんだ。
これは…
「特注で作らせた指輪だ」
私の指のサイズぴったりの豪華な指輪。
ゾッと寒気が走る。
『私は!貴方と結婚する気は!』
「今更だな。拒否できるとでも思うのか?」
『……っ』
無理だと分かってる。
ここは七武海の鷹の目の城で、彼以外に住む人間はいない。
それに城の周りには強い猿が山ほどいて、とてもじゃないけれど海まで辿り着けない。
やっとの思いで海に辿り着いたとして、脱出する船がない。
そして何より、私は鷹の目に勝てない。
だけどそれでも、私は彼との婚姻に応じたくない。鷹の目は、私をただの女にしようとしている。
ドレスを着て、アクセサリーを身につけて、自分に媚びる。
そんな女にしようとしてる。
「お前に剣は似合わない」
そう言って連れ去られたあの日を私は一生忘れないだろう。
鷹の目に勝負を挑んでしまったあの日の、ただ一度の過ちを
私はこの大きな牢獄で悔やみ続ける。
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