第1章
名前変更はこちらから
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
周りが驚くほど静かだ。
痛く…ない。
恐る恐る目を開ける。
私、生きてる。毒も被ってない
その瞬間、歓声に包まれる
「3兄さんに続いて、嬢ちゃんも毒竜を防いだぞ!!」
「やるな!嬢ちゃん!」
「これならいける!!マゼランを倒せるぞ!!」
ワーッと士気が上がっていくのが、どこか遠くの世界のように感じた
『……私、無事だったんだ』
安心したのか急に身体がずしっと重くなるのを感じた。
自分が生きていることが不思議で仕方がない。身体が冷たいような、熱いような変な気分。
死んでもおかしくない状況だったのに、私は今生きている。この能力のおかげだ。
視線を落とし手元の傘を見ると、先ほど毒を食らったとは思えないほど綺麗なままだった。
私を守ってくれたのか。
手を離して床に落ちると、傘は消えた。毒のパンチを食らって耐久力が限界だったのか、それとも私の手から離れたからか。
『新しい傘、出て』
そう言って念じると、パッと手元に現れたのを感じる。
それを肩にかけてさす。
いつでも傘で守れるように。
なんか自然に出せるようになってきたぞ。もしかしたら私センスあるのかも
「貴様も…能力者か」
マゼランが低い声で呟く
「天竜人に目をつけられた不幸な一般人だと思っていたが、そんな力を隠していたとはな」
ギロリと睨まれて思わず目を逸らした
この悪魔の実あなたの部屋から盗んできたんです~。あは。
って言ったら絶対殺される。口が裂けても言えないな。墓場まで持って行こう
「ななし!お前も毒防げるのか!すげえ!よし俺と3と一緒に戦うぞ!!」
「待て待て待て!だから私は戦う気は無いんだガネ!!」
今、ジンベエ達が軍艦を奪いに行ってるから、ここでコイツを足止めしないといけないんだ!!
と、ルフィさんが叫ぶ
どちらにせよ、ここで踏ん張らないと助からないのか。
なら
『ど、毒を防いで皆を守ることくらいしかできないんですけど、良いですか!?』
「十分だ!!」
「良くないガネ!さっさと逃げたいんだガネ!!」
恐怖を必死に押し殺して、戦う覚悟を決める。やっとここまで来たんだ。1人でも多く逃がしたい。
囚人を守りたい、逃がしたいと思ってしまってる時点で、私の思考は世間一般の人達とずれてきているのかもしれない。
でも、いいんだ。
だって、良い子でいたって誰も助けてくれない。誰も守ってくれない。
そうでしょ?クロコダイルさん
『みんな頑張ろう!地獄の出口はもうすぐそこまで来てる!』
インペルダウン 最期の攻防が幕を開けた
痛く…ない。
恐る恐る目を開ける。
私、生きてる。毒も被ってない
その瞬間、歓声に包まれる
「3兄さんに続いて、嬢ちゃんも毒竜を防いだぞ!!」
「やるな!嬢ちゃん!」
「これならいける!!マゼランを倒せるぞ!!」
ワーッと士気が上がっていくのが、どこか遠くの世界のように感じた
『……私、無事だったんだ』
安心したのか急に身体がずしっと重くなるのを感じた。
自分が生きていることが不思議で仕方がない。身体が冷たいような、熱いような変な気分。
死んでもおかしくない状況だったのに、私は今生きている。この能力のおかげだ。
視線を落とし手元の傘を見ると、先ほど毒を食らったとは思えないほど綺麗なままだった。
私を守ってくれたのか。
手を離して床に落ちると、傘は消えた。毒のパンチを食らって耐久力が限界だったのか、それとも私の手から離れたからか。
『新しい傘、出て』
そう言って念じると、パッと手元に現れたのを感じる。
それを肩にかけてさす。
いつでも傘で守れるように。
なんか自然に出せるようになってきたぞ。もしかしたら私センスあるのかも
「貴様も…能力者か」
マゼランが低い声で呟く
「天竜人に目をつけられた不幸な一般人だと思っていたが、そんな力を隠していたとはな」
ギロリと睨まれて思わず目を逸らした
この悪魔の実あなたの部屋から盗んできたんです~。あは。
って言ったら絶対殺される。口が裂けても言えないな。墓場まで持って行こう
「ななし!お前も毒防げるのか!すげえ!よし俺と3と一緒に戦うぞ!!」
「待て待て待て!だから私は戦う気は無いんだガネ!!」
今、ジンベエ達が軍艦を奪いに行ってるから、ここでコイツを足止めしないといけないんだ!!
と、ルフィさんが叫ぶ
どちらにせよ、ここで踏ん張らないと助からないのか。
なら
『ど、毒を防いで皆を守ることくらいしかできないんですけど、良いですか!?』
「十分だ!!」
「良くないガネ!さっさと逃げたいんだガネ!!」
恐怖を必死に押し殺して、戦う覚悟を決める。やっとここまで来たんだ。1人でも多く逃がしたい。
囚人を守りたい、逃がしたいと思ってしまってる時点で、私の思考は世間一般の人達とずれてきているのかもしれない。
でも、いいんだ。
だって、良い子でいたって誰も助けてくれない。誰も守ってくれない。
そうでしょ?クロコダイルさん
『みんな頑張ろう!地獄の出口はもうすぐそこまで来てる!』
インペルダウン 最期の攻防が幕を開けた