第1章
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ルフィさんの元にたどり着いたと同時に、LEVEL2に繋がる階段からガラガラッと誰かが姿を現した。
その人は鬼のような形相を浮かべている。
「…よくも、まぁこれだけの囚人を逃がしてくれたな」
マゼラン、だ
ということは
ハッと1つの事実に気づいてしまう。
マゼランがここにいるということは、マゼランと戦っていたイワンコフさんは…!!
私を助けてくれたイワンコフさんが…
『っ、イワンコフ、さ』
「逃がさんぞ!!お前らぁあ!!」
追いかけてくるマゼランの姿はまるて鬼。
地獄の底の閻魔様のよう。
いや比喩ではなく、このインペルダウンは地獄であり、ここを守る門番であるマゼランは閻魔様といえるだろう。
「毒竜!!」
マゼランの毒の竜が迫ってくる
誰もが毒を被る、そう思った時だった
「キャンドル壁!!」
ミスター3と呼ばれる男が、マゼランの毒を完璧に防ぎきったのだ。
彼はドルドルの実のキャンドル人間。自分の手から作り出したロウは熱には弱いが、固まれば鉄の強度を誇る、と得意げに話す
『すごい!』
なるほど、キャンドルは熱に弱いけど固まれば強い
悪魔の実はそれぞれ特長があるらしい
ミスター3と呼ばれる男の戦い方を見て、自分の頭が少し整理された
彼がキャンドル人間なら、私は傘人間といったところか。
じゃあ、傘の特徴って何だろう
傘の特徴
基本的に傘は、雨や雪、日光などが体に当たらないよう、頭上に広げて防ぐものだ。
日傘だったり。雨傘だったり。
だとしたら____
私の能力で出現したこの傘は、あらゆるものを防いでくれるのではないだろうか
という1つの答えにたどり着いた、のだが
『…どうみても、普通の…いや、ちょっとお高めの2000ベリーくらいの傘にしか見えない』
軽すぎず重すぎず、しっかりした素材
傘の表面は程よい弾力でスベスベしてる
この傘で本当に自分を守ることができるのだろうか。激しく不安だ。
最初は軽めの石か何かで試した方が良さそう
そんなことを考えてた。その時だった
「おい!嬢ちゃん!!何してる!?避けろ!!」
『え?って、ぎゃああああ!!』
私のすぐ横に毒のパンチが飛んできて、思わず横に飛び退いた。
あっぶない!もう少しで毒を食らって昇天するところだった
ちょっと!今、私真剣に考察してたところだったんだけど!!
魔法少女アニメとかでも、変身シーンとか主人公が真剣に考えてる時とか、敵さん空気読んで攻撃してこないでしょ!?
「ここは現実だ!!馬鹿者が!!」
『!!』
自分に向かって再びマゼランの毒竜が放たれる
「ななし!!」
少し離れたところで、ルフィさんが焦った声で叫ぶ
ミスター3さんもルフィさんも私と離れた方向にいて、とてもじゃないけど私を助けるのには間に合わない
目の前に紫色の竜が迫ってくる
竜はとても大きく、狭い通路のため左右に逃げ場がない
あれ、このままだと私、死ぬんじゃ
え、マジで?
死ぬ…?
『っ、いやぁああああ!!まだ死にたくないぃいいい!傘!なんとかしろ!ください!』
私を守って!お願い!後でその地味な表面を可愛くデコってあげるから!!
私の友達の手鏡みたいにキッラキラのゴッテゴテにしてあげるから!!
ダメもとで、傘を毒竜が向かってくる方向に広げる
あぁ…死ぬ前にもう一度、甘いもの食べたかったな。そんなことを考えながら目を瞑った
その人は鬼のような形相を浮かべている。
「…よくも、まぁこれだけの囚人を逃がしてくれたな」
マゼラン、だ
ということは
ハッと1つの事実に気づいてしまう。
マゼランがここにいるということは、マゼランと戦っていたイワンコフさんは…!!
私を助けてくれたイワンコフさんが…
『っ、イワンコフ、さ』
「逃がさんぞ!!お前らぁあ!!」
追いかけてくるマゼランの姿はまるて鬼。
地獄の底の閻魔様のよう。
いや比喩ではなく、このインペルダウンは地獄であり、ここを守る門番であるマゼランは閻魔様といえるだろう。
「毒竜!!」
マゼランの毒の竜が迫ってくる
誰もが毒を被る、そう思った時だった
「キャンドル壁!!」
ミスター3と呼ばれる男が、マゼランの毒を完璧に防ぎきったのだ。
彼はドルドルの実のキャンドル人間。自分の手から作り出したロウは熱には弱いが、固まれば鉄の強度を誇る、と得意げに話す
『すごい!』
なるほど、キャンドルは熱に弱いけど固まれば強い
悪魔の実はそれぞれ特長があるらしい
ミスター3と呼ばれる男の戦い方を見て、自分の頭が少し整理された
彼がキャンドル人間なら、私は傘人間といったところか。
じゃあ、傘の特徴って何だろう
傘の特徴
基本的に傘は、雨や雪、日光などが体に当たらないよう、頭上に広げて防ぐものだ。
日傘だったり。雨傘だったり。
だとしたら____
私の能力で出現したこの傘は、あらゆるものを防いでくれるのではないだろうか
という1つの答えにたどり着いた、のだが
『…どうみても、普通の…いや、ちょっとお高めの2000ベリーくらいの傘にしか見えない』
軽すぎず重すぎず、しっかりした素材
傘の表面は程よい弾力でスベスベしてる
この傘で本当に自分を守ることができるのだろうか。激しく不安だ。
最初は軽めの石か何かで試した方が良さそう
そんなことを考えてた。その時だった
「おい!嬢ちゃん!!何してる!?避けろ!!」
『え?って、ぎゃああああ!!』
私のすぐ横に毒のパンチが飛んできて、思わず横に飛び退いた。
あっぶない!もう少しで毒を食らって昇天するところだった
ちょっと!今、私真剣に考察してたところだったんだけど!!
魔法少女アニメとかでも、変身シーンとか主人公が真剣に考えてる時とか、敵さん空気読んで攻撃してこないでしょ!?
「ここは現実だ!!馬鹿者が!!」
『!!』
自分に向かって再びマゼランの毒竜が放たれる
「ななし!!」
少し離れたところで、ルフィさんが焦った声で叫ぶ
ミスター3さんもルフィさんも私と離れた方向にいて、とてもじゃないけど私を助けるのには間に合わない
目の前に紫色の竜が迫ってくる
竜はとても大きく、狭い通路のため左右に逃げ場がない
あれ、このままだと私、死ぬんじゃ
え、マジで?
死ぬ…?
『っ、いやぁああああ!!まだ死にたくないぃいいい!傘!なんとかしろ!ください!』
私を守って!お願い!後でその地味な表面を可愛くデコってあげるから!!
私の友達の手鏡みたいにキッラキラのゴッテゴテにしてあげるから!!
ダメもとで、傘を毒竜が向かってくる方向に広げる
あぁ…死ぬ前にもう一度、甘いもの食べたかったな。そんなことを考えながら目を瞑った