第1章
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マゼランの部屋を出て、LEVEL4に戻る。
くっそ暑い。マゼランの部屋とは大違いだ。
というかアイツの部屋、冷房22℃設定だったんだけど。少しはエコに気を使え。どうせその冷房の電気代は政府が出してくれてんだろ!?
我々の税金ってことだよなぁ!?
到着すると
ルフィさん達が4Fフロアを制圧して上の階に行こうとしているところだった。
良かった置いて行かれなくて済んだ!慌ててその後を追いかける。
しかしルフィさん達とすれ違い、こちらに向かってくる人物の姿を見て思わず目を見開いた。
『え!?あの人って…』
こちらにズンズンと向かって進んでくる集団。
それは最近のニュースでも話題になっていた、新しく七武海に加わった“黒ひげ”と呼ばれる人物だった。
なんでインペルダウンに来たのか
なんで逃げずにさらに地下へ行くのか
疑問は沢山あったが、今はその疑問を解決する優先順位は低い。
このまま走っていけば、あの黒ひげの一味とと橋の上ですれ違うことになるけど…
まぁ、問題ないだろう。私はただの通りすがりの脱獄囚Bなんだから。
そう思ってスピードを緩めず、黒ひげ達の隣をてててーっと走り抜けようとした。
「ゼハハハハハ!!おいおい嬢ちゃん!そんな急いでたら転んじまうぜぇ??」
残念!声をかけられてしまった!!
走ってスルー作戦、大失敗である!!
黒ひげさんが足を止めたので私も同じように足を止めて振り向く。
いや、だって声かけられて無視するとか失礼だし!
ていうか「無視してんじゃねぇコラァ!」って殺されかねないし
すみません。後者が本音です。
『え、えっと、こんにちは…?』
何がこんにちは、やねん!
と心の中では思ったけど、テンパってそれしか浮かばなかった
だって、この黒ひげさんもだけど周りの仲間達もすごくでかいんだもん。怖いわ
「おう、こんな所で何やってんだ嬢ちゃん」
脱獄の真っ最中ですよ。もう行ってもいいですか?黒ひげさん。
「若い女性がこんな所に居ては危ないですよ」
私もそう思います。ですので、もう行ってもいいですか?というかなんで羽生えてるんですか?天使ですか?紳士な天使さん。
「…林檎食うか?」
あ、大丈夫です。というか顔色ものすごく悪いですね。もう行ってもいいですか?白雪姫に出てくる魔女みたいなおじさん。
当たり前だけど、“もう行ってもいいですか?”の後の台詞は心の声にグッと留めてます。
私ってば思ってることを口に出しがちだけど、ちゃんと我慢することもできるんだからね!
「なんだ。嬢ちゃんも脱獄囚か。見えねぇな!」
俺たち、インペルダウンの最下層に閉じ込められてる奴等に用があるんだが。まさか、場所知らないよなぁ?
と黒ひげさんに尋ねられた。
最下層って、あれか
『LEVEL6のことですか?』
「あ?LEVEL5の先があるのか?」
『はい。無限地獄って言われてます。私がいた場所なので分かりますよ』
あっちの角を曲がってー、突き当たりを左に進んだら扉を開けてー、階段を降りて扉を開けると、廊下の真ん中にクロコダイルさんが空けた大きな穴があります。
そこを降りたらLEVEL6ですよ。
クロコダイルさんが大きな穴を開けたから、LEVEL6に行きやすくなって良かったね。
『エレベーターで降りるルートもあるんですけど、ちょっとめんどうなんですよね』
LEVEL6に行くエレベーターのボタンは、LEVEL6の担当の看守のカードキーをかざさないと動かないってさっきマゼランの部屋で盗んだ動作説明書に書いてあったし。
さて有力な情報も教えられたし、さすがにもう行ってもいいかな?
そう思いながら黒ひげさん見ると、彼と彼らの仲間達はポカンと口を開けて驚いていた。
「お前、LEVEL6にいたのか…?」
『あ』
私、また余計なこと言った!!
学習しない自分に頭が痛くなる。
仕方ないよね!この場所暑いし!思考回路が鈍くなってるんだよね!きっと!!
そうだと思いたい!!
くっそ暑い。マゼランの部屋とは大違いだ。
というかアイツの部屋、冷房22℃設定だったんだけど。少しはエコに気を使え。どうせその冷房の電気代は政府が出してくれてんだろ!?
我々の税金ってことだよなぁ!?
到着すると
ルフィさん達が4Fフロアを制圧して上の階に行こうとしているところだった。
良かった置いて行かれなくて済んだ!慌ててその後を追いかける。
しかしルフィさん達とすれ違い、こちらに向かってくる人物の姿を見て思わず目を見開いた。
『え!?あの人って…』
こちらにズンズンと向かって進んでくる集団。
それは最近のニュースでも話題になっていた、新しく七武海に加わった“黒ひげ”と呼ばれる人物だった。
なんでインペルダウンに来たのか
なんで逃げずにさらに地下へ行くのか
疑問は沢山あったが、今はその疑問を解決する優先順位は低い。
このまま走っていけば、あの黒ひげの一味とと橋の上ですれ違うことになるけど…
まぁ、問題ないだろう。私はただの通りすがりの脱獄囚Bなんだから。
そう思ってスピードを緩めず、黒ひげ達の隣をてててーっと走り抜けようとした。
「ゼハハハハハ!!おいおい嬢ちゃん!そんな急いでたら転んじまうぜぇ??」
残念!声をかけられてしまった!!
走ってスルー作戦、大失敗である!!
黒ひげさんが足を止めたので私も同じように足を止めて振り向く。
いや、だって声かけられて無視するとか失礼だし!
ていうか「無視してんじゃねぇコラァ!」って殺されかねないし
すみません。後者が本音です。
『え、えっと、こんにちは…?』
何がこんにちは、やねん!
と心の中では思ったけど、テンパってそれしか浮かばなかった
だって、この黒ひげさんもだけど周りの仲間達もすごくでかいんだもん。怖いわ
「おう、こんな所で何やってんだ嬢ちゃん」
脱獄の真っ最中ですよ。もう行ってもいいですか?黒ひげさん。
「若い女性がこんな所に居ては危ないですよ」
私もそう思います。ですので、もう行ってもいいですか?というかなんで羽生えてるんですか?天使ですか?紳士な天使さん。
「…林檎食うか?」
あ、大丈夫です。というか顔色ものすごく悪いですね。もう行ってもいいですか?白雪姫に出てくる魔女みたいなおじさん。
当たり前だけど、“もう行ってもいいですか?”の後の台詞は心の声にグッと留めてます。
私ってば思ってることを口に出しがちだけど、ちゃんと我慢することもできるんだからね!
「なんだ。嬢ちゃんも脱獄囚か。見えねぇな!」
俺たち、インペルダウンの最下層に閉じ込められてる奴等に用があるんだが。まさか、場所知らないよなぁ?
と黒ひげさんに尋ねられた。
最下層って、あれか
『LEVEL6のことですか?』
「あ?LEVEL5の先があるのか?」
『はい。無限地獄って言われてます。私がいた場所なので分かりますよ』
あっちの角を曲がってー、突き当たりを左に進んだら扉を開けてー、階段を降りて扉を開けると、廊下の真ん中にクロコダイルさんが空けた大きな穴があります。
そこを降りたらLEVEL6ですよ。
クロコダイルさんが大きな穴を開けたから、LEVEL6に行きやすくなって良かったね。
『エレベーターで降りるルートもあるんですけど、ちょっとめんどうなんですよね』
LEVEL6に行くエレベーターのボタンは、LEVEL6の担当の看守のカードキーをかざさないと動かないってさっきマゼランの部屋で盗んだ動作説明書に書いてあったし。
さて有力な情報も教えられたし、さすがにもう行ってもいいかな?
そう思いながら黒ひげさん見ると、彼と彼らの仲間達はポカンと口を開けて驚いていた。
「お前、LEVEL6にいたのか…?」
『あ』
私、また余計なこと言った!!
学習しない自分に頭が痛くなる。
仕方ないよね!この場所暑いし!思考回路が鈍くなってるんだよね!きっと!!
そうだと思いたい!!