第1章
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私がやろうと思っていることは、割と危険が伴うものである。自分でもわかってる。
以前の自分だったら、こんな馬鹿な真似はしなかっただろう。
みんなが戦っている中、コソコソと隠れながら目的地の方向に向かう
私の目的
それは “マゼランの部屋に忍び込み、インペルダウンおよび火拳のエース処刑についての情報を盗み出すこと” だ。
情報を制すものが全てを制す。
どっかの偉い人がそう言っていたはず。
こう見えても真面目な高校生やってたからね!学校の推薦図書は結構読破してる。故人の名言とかも結構知ってるんだからね!
そんなことを考えながら物陰で息を潜めていると、インペルダウン側の上司、部下の関係であろう人達と会話が聞こえてきた。
「マゼラン署長の応援はまだか!?」
「そ、それが連絡がつかず……自分、もう一度署長室を確認してくるであります!」
そう言うと、看守の1人が他の看守達と離れて別の方角へ走り始める。
これはラッキー
署長室の場所は囚人達には秘匿にされていて、何となくしかわからなかったから
ある程度、距離をとって見つからないように着いて行く
こんな素人の尾行、普通は気づかれるだろう。
だけど、このLEVEL4の熱気と戦いの混乱が看守の感覚を鈍らせ、私の気配を隠してくれている
少し入り組んだ道を通って、看守は大きな扉の部屋にたどり着いた。ここが、そうか
「しょ、署長!失礼します!」
そう言って扉を開ける。部屋の中を何度か見渡して、彼は「やっぱりいないかぁ…」と呟いた
今の口ぶりからして、署長室の中にはマゼランはもちろん他の人物もいないようだ。
口に情報を出すなんて、不用心だね。
その看守が走って戻っていったのを見計らって、サッとマゼランの部屋に潜り込む
真っ黒な大きな署長席が真ん中にドーンとあって、それを中心にして机やソファなどが置いてある。
周りには本棚や棚、タンスなど色々なものが置いてある
どこもキチンと整理されている
マゼランは綺麗好き、という要らん情報を手に入れることができた
って、そんなノンビリしてる場合じゃない
早く情報を奪ってこの場から離れないと
『まずは机の上』
机には、ついさっきまで見ていた書類。すなわち新しい情報が置いてあることが多い
机の右端に置いてあった紙の束をまとめて抱えた
『次に引き出し』
机に設置された引き出しには、マゼランがよく使うものを入れているだろう。あ、マゼランの判子があった。何かの役にたつかもだから貰っていこっと。
どっかの誰かの連帯保証人とかに仕立て上げようかな。あは。
『そして本棚』
本棚というか書類棚か。きっと囚人達の情報も……ビンゴ!あった!看守達の情報リストも出てきた。
きっと役に立つから持って行こう
その他、必要そうなものを色々集めて部屋を出ようとした瞬間あるものが目に入った。
『……なんだろ?この袋』
部屋の入り口から右にいったところの角。
そこには、整理された綺麗好きマゼランの部屋には似合わない大きな白い布袋が置かれてあった。
なんとなく気になって中身を見ると
剣や銃、お金、宝石などの装飾品やらが無造作にゴロゴロと入っていた。
なるほど、これはインペルダウンに投獄された囚人から取り上げた持ち物だな?
海賊や犯罪者が所持していた物だ。何か危険なものが紛れ込んでいるかもしれない。
だから、きっと署長のマゼランが直々に囚人から取り上げた持ち物をチェックしているのだろう
まぁ、今はバタバタしててそんな暇はないから放置されてるんだろうね
せっかくだから持てる範囲で武器とか宝石とか持って行こう。
武器があれば脱獄メンバーに配れるし、宝石とかは脱獄した後に売れば資金になる。
『これはいる、これはいらない……ん?』
袋の中身を選別していると、一際、異質なものを見つけた。
『何これ?』
自分の片手ほどのサイズの木箱が出てきた。外には鍵がついていて、鎖でぐるぐる巻きにされてある。
なんか、こういう開けるなって雰囲気の物ってとても気になるよね。
開けるな開けるなって言われると開けたくなるのと一緒でさ!
今はとてもじゃないけど箱を開けている時間はないので、とりあえず持って行こうとポッケに入れる。
『さぁ!戻ろうか!!』
署長室にあったでかい膝掛けを風呂敷がわりにして、物を包んで背負う
見た目はさながら泥棒だ。いや、泥棒には違いないんだけど。
お父様、お母様ごめんなさい。私は泥棒の罪も重ねてしまいました。
まぁ、天竜人の怒りを買った以上の罪は無いだろうし、こんなのは微々たるものですよね!!許してね神様!!
以前の自分だったら、こんな馬鹿な真似はしなかっただろう。
みんなが戦っている中、コソコソと隠れながら目的地の方向に向かう
私の目的
それは “マゼランの部屋に忍び込み、インペルダウンおよび火拳のエース処刑についての情報を盗み出すこと” だ。
情報を制すものが全てを制す。
どっかの偉い人がそう言っていたはず。
こう見えても真面目な高校生やってたからね!学校の推薦図書は結構読破してる。故人の名言とかも結構知ってるんだからね!
そんなことを考えながら物陰で息を潜めていると、インペルダウン側の上司、部下の関係であろう人達と会話が聞こえてきた。
「マゼラン署長の応援はまだか!?」
「そ、それが連絡がつかず……自分、もう一度署長室を確認してくるであります!」
そう言うと、看守の1人が他の看守達と離れて別の方角へ走り始める。
これはラッキー
署長室の場所は囚人達には秘匿にされていて、何となくしかわからなかったから
ある程度、距離をとって見つからないように着いて行く
こんな素人の尾行、普通は気づかれるだろう。
だけど、このLEVEL4の熱気と戦いの混乱が看守の感覚を鈍らせ、私の気配を隠してくれている
少し入り組んだ道を通って、看守は大きな扉の部屋にたどり着いた。ここが、そうか
「しょ、署長!失礼します!」
そう言って扉を開ける。部屋の中を何度か見渡して、彼は「やっぱりいないかぁ…」と呟いた
今の口ぶりからして、署長室の中にはマゼランはもちろん他の人物もいないようだ。
口に情報を出すなんて、不用心だね。
その看守が走って戻っていったのを見計らって、サッとマゼランの部屋に潜り込む
真っ黒な大きな署長席が真ん中にドーンとあって、それを中心にして机やソファなどが置いてある。
周りには本棚や棚、タンスなど色々なものが置いてある
どこもキチンと整理されている
マゼランは綺麗好き、という要らん情報を手に入れることができた
って、そんなノンビリしてる場合じゃない
早く情報を奪ってこの場から離れないと
『まずは机の上』
机には、ついさっきまで見ていた書類。すなわち新しい情報が置いてあることが多い
机の右端に置いてあった紙の束をまとめて抱えた
『次に引き出し』
机に設置された引き出しには、マゼランがよく使うものを入れているだろう。あ、マゼランの判子があった。何かの役にたつかもだから貰っていこっと。
どっかの誰かの連帯保証人とかに仕立て上げようかな。あは。
『そして本棚』
本棚というか書類棚か。きっと囚人達の情報も……ビンゴ!あった!看守達の情報リストも出てきた。
きっと役に立つから持って行こう
その他、必要そうなものを色々集めて部屋を出ようとした瞬間あるものが目に入った。
『……なんだろ?この袋』
部屋の入り口から右にいったところの角。
そこには、整理された綺麗好きマゼランの部屋には似合わない大きな白い布袋が置かれてあった。
なんとなく気になって中身を見ると
剣や銃、お金、宝石などの装飾品やらが無造作にゴロゴロと入っていた。
なるほど、これはインペルダウンに投獄された囚人から取り上げた持ち物だな?
海賊や犯罪者が所持していた物だ。何か危険なものが紛れ込んでいるかもしれない。
だから、きっと署長のマゼランが直々に囚人から取り上げた持ち物をチェックしているのだろう
まぁ、今はバタバタしててそんな暇はないから放置されてるんだろうね
せっかくだから持てる範囲で武器とか宝石とか持って行こう。
武器があれば脱獄メンバーに配れるし、宝石とかは脱獄した後に売れば資金になる。
『これはいる、これはいらない……ん?』
袋の中身を選別していると、一際、異質なものを見つけた。
『何これ?』
自分の片手ほどのサイズの木箱が出てきた。外には鍵がついていて、鎖でぐるぐる巻きにされてある。
なんか、こういう開けるなって雰囲気の物ってとても気になるよね。
開けるな開けるなって言われると開けたくなるのと一緒でさ!
今はとてもじゃないけど箱を開けている時間はないので、とりあえず持って行こうとポッケに入れる。
『さぁ!戻ろうか!!』
署長室にあったでかい膝掛けを風呂敷がわりにして、物を包んで背負う
見た目はさながら泥棒だ。いや、泥棒には違いないんだけど。
お父様、お母様ごめんなさい。私は泥棒の罪も重ねてしまいました。
まぁ、天竜人の怒りを買った以上の罪は無いだろうし、こんなのは微々たるものですよね!!許してね神様!!