第1章
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「さーあ!ヴァナータ達、準備はOK?インペルダウン脱獄大作戦スタートっチャブル!!」
イワンコフさんの号令に、全員がうぉおおおお!!と盛り上がる。
はじめに私達は隊を2つに分けることになった。
ルフィさん、クロコダイルさん、ジンベエさんなど戦闘が得意な方々はLEVEL4の灼熱地獄フロアから
それ以外の非戦闘派の方々はLEVEL5の極寒フロアからスタートし、囚人を解放していくことになった
2手に別れた理由。
それはLEVEL4にマゼランの所長室や看守長室などがあり、敵側の戦力が集中しているからだ。
騒動が起きた際は必然的にLEVEL4に敵勢力が集まり、戦闘をすることになるだろう。
LEVEL4でルフィさん達が戦っている隙にLEVEL5の囚人を解放し、合流して数で圧倒しようという作戦だ。
あ、私はもちろんLEVEL5からスタートですよ。非戦闘員代表ですからね!
LEVEL5はめっちゃ寒いと聞いたので、イワンコフさんからコートも借りた。
コートっていいよね。服の下から見える腹肉も脇の肉も、ショートパンツからはみ出る太腿も隠してくれるから!
もう私、ずっとコート着てよっと。
「ここがLEVEL5看守室だ!鍵を奪うぞ!」
そう言って各々が武器を片手に看守室に突っ込む。
戦闘に長けている人達は一足先にLEVEL4に行っているので、ちょっと心配だったが難なく鍵を奪っていて安心した。
インペルダウンにいる人達、ちょっと強すぎるんだよね。基準が高すぎっチャブル~
「ほい、嬢ちゃん!鍵開けるの頼む!」
『まっかせてください!!これくらいしかできないんで!』
よっしゃ、やっと仕事のお時間だ
『何もしてなさすぎて、申し訳なさで胸がいっぱいだったんだよね』
そう言った瞬間、全員の視線が自分に集中したのを感じて振り向く。
ちょっと。そこのおカマさん達、何で私の胸元見てるの。
「胸がいっぱいねェ…」
「申し訳なさどころか何も詰まってなさそうジャナイ」
『うっるさいな!!心の目で見るんですよ!!そうすれば申し訳なさでブラジャーぶち切れそうな乳が見えてくるはずだから!!』
どうせ貧乳ですよ!!まだ成長期なんです!
ギャーギャーと口論しながらも、牢屋を回って次々と鍵を開けていく。
『皆さん!お待ちかね!脱獄のお時間ですよ!!』
____________
LEVEL5の牢屋を全部開け終わり、LEVEL4に続く階段を全員で上っていく
階段を上っていると、先ほどみんなで助け出した囚人の1人に声をかけられた。
「助けてくれてありがとよ!嬢ちゃん、悪い奴には見えねぇが…囚人なのか?」
あは、よく言われる。
『実はそうなんですよ。LEVEL6に捕まってました』
「そうなのかー………ってはぁぁああ!?LEVEL6ってあの最下層か!?」
あ、これ「この女ヤバい奴だ」と盛大に勘違いされた予感。
『あのですね、確かにLEVEL6に捕まってたんですけれど、これには理由があって』
「いや、どんな理由があろうと相当なことやってなけりゃ、あそこには入れられないはずだ」
「見た目によらず、やるな嬢ちゃん!!」
なんとか囚人達の誤解を解こうとするも、だめだ。この人達聞く耳を持たない。
私を置いてやいのやいのと盛り上がっていく。
私は!ちょっと運が悪かった、ただの善良な一般市民なんだよ!
ていうか、こんな強そうなLEVEL5の囚人の人たちも恐れるくらい、LEVEL6ってヤバかったんだ…。あれ今になってちょっと寒気が。
今までのLEVEL6の囚人の方達への数々の無礼を思い出して、少し震える。
なおも
「嬢ちゃんは俺たちの救世主だ!」
「いや女神だ!」
「俺達はアンタに着いて行くぜ」
とかなんとか笑えない冗談を連発してる囚人達の言葉を軽くかわして、LEVEL4の扉を開けた
その瞬間、ブアッとものすごい熱気に包まれる
『あっつ!!何これあっつ!!何でこんなに暑いんだっ……って!冬用コート着てるからだよ!!』
1人ノリツッコミをして、着ていたコートを脱ぎ捨てた
確か私は数分前に『ずっとコート着てよ』と言っていたな。すまん、あれは嘘だ。
LEVEL4は灼熱地獄とのこと。
こんな暑い中でコートなんて着てたら、ぶっ倒れるわ。
よく寒暖差にやられて風邪をひくって言うけど、こんだけ温度差があったら風邪どころじゃないだろうなぁ。
「アンタ、あれだけ肌見せるの嫌だって言ってたのに」
呆れたように私を見るおカマさん
そんなこと言われても。
暑さには勝てなかったんだよ。お見苦しい格好(ぜい肉)をお見せ致しますが、見逃してください!!
そんなやりとりをしていると、前の方から
ドゴォオオオオン!!と大きな音が聞こえてきた
前を見ると立ち上る湯気の向こうで、ルフィさん達が獄卒獣や看守達と戦っているのが見えた
圧倒的な力でLEVEL4を制圧していく
ただ、そこで感じる違和感
『…あれ、マゼランはどこ?』
囚人を解放したのはLEVEL4と5。つまり暴動が起きてるのはこの2つのフロアだけ。
暴動が起きてから時間も経っていて、マゼランがこの場所に駆けつける猶予は充分にあったはずだ。
いつものように毒にやられてお腹を下してるっていう可能性も無くはないけど、さすがにこの緊急事態だ。可能性は低いだろう。
情報が圧倒的に足りない。
今、何が起きているのかが分からない。
情報は武器になる。それに、脱出を成功させる手がかりにもなる
逆に情報が無いと、敵に出し抜かれて終わる可能性がある
情報が欲しい。
前線で必死に戦う味方を見て、私はあることを決意した。
これは私にもできることだ。
イワンコフさんの号令に、全員がうぉおおおお!!と盛り上がる。
はじめに私達は隊を2つに分けることになった。
ルフィさん、クロコダイルさん、ジンベエさんなど戦闘が得意な方々はLEVEL4の灼熱地獄フロアから
それ以外の非戦闘派の方々はLEVEL5の極寒フロアからスタートし、囚人を解放していくことになった
2手に別れた理由。
それはLEVEL4にマゼランの所長室や看守長室などがあり、敵側の戦力が集中しているからだ。
騒動が起きた際は必然的にLEVEL4に敵勢力が集まり、戦闘をすることになるだろう。
LEVEL4でルフィさん達が戦っている隙にLEVEL5の囚人を解放し、合流して数で圧倒しようという作戦だ。
あ、私はもちろんLEVEL5からスタートですよ。非戦闘員代表ですからね!
LEVEL5はめっちゃ寒いと聞いたので、イワンコフさんからコートも借りた。
コートっていいよね。服の下から見える腹肉も脇の肉も、ショートパンツからはみ出る太腿も隠してくれるから!
もう私、ずっとコート着てよっと。
「ここがLEVEL5看守室だ!鍵を奪うぞ!」
そう言って各々が武器を片手に看守室に突っ込む。
戦闘に長けている人達は一足先にLEVEL4に行っているので、ちょっと心配だったが難なく鍵を奪っていて安心した。
インペルダウンにいる人達、ちょっと強すぎるんだよね。基準が高すぎっチャブル~
「ほい、嬢ちゃん!鍵開けるの頼む!」
『まっかせてください!!これくらいしかできないんで!』
よっしゃ、やっと仕事のお時間だ
『何もしてなさすぎて、申し訳なさで胸がいっぱいだったんだよね』
そう言った瞬間、全員の視線が自分に集中したのを感じて振り向く。
ちょっと。そこのおカマさん達、何で私の胸元見てるの。
「胸がいっぱいねェ…」
「申し訳なさどころか何も詰まってなさそうジャナイ」
『うっるさいな!!心の目で見るんですよ!!そうすれば申し訳なさでブラジャーぶち切れそうな乳が見えてくるはずだから!!』
どうせ貧乳ですよ!!まだ成長期なんです!
ギャーギャーと口論しながらも、牢屋を回って次々と鍵を開けていく。
『皆さん!お待ちかね!脱獄のお時間ですよ!!』
____________
LEVEL5の牢屋を全部開け終わり、LEVEL4に続く階段を全員で上っていく
階段を上っていると、先ほどみんなで助け出した囚人の1人に声をかけられた。
「助けてくれてありがとよ!嬢ちゃん、悪い奴には見えねぇが…囚人なのか?」
あは、よく言われる。
『実はそうなんですよ。LEVEL6に捕まってました』
「そうなのかー………ってはぁぁああ!?LEVEL6ってあの最下層か!?」
あ、これ「この女ヤバい奴だ」と盛大に勘違いされた予感。
『あのですね、確かにLEVEL6に捕まってたんですけれど、これには理由があって』
「いや、どんな理由があろうと相当なことやってなけりゃ、あそこには入れられないはずだ」
「見た目によらず、やるな嬢ちゃん!!」
なんとか囚人達の誤解を解こうとするも、だめだ。この人達聞く耳を持たない。
私を置いてやいのやいのと盛り上がっていく。
私は!ちょっと運が悪かった、ただの善良な一般市民なんだよ!
ていうか、こんな強そうなLEVEL5の囚人の人たちも恐れるくらい、LEVEL6ってヤバかったんだ…。あれ今になってちょっと寒気が。
今までのLEVEL6の囚人の方達への数々の無礼を思い出して、少し震える。
なおも
「嬢ちゃんは俺たちの救世主だ!」
「いや女神だ!」
「俺達はアンタに着いて行くぜ」
とかなんとか笑えない冗談を連発してる囚人達の言葉を軽くかわして、LEVEL4の扉を開けた
その瞬間、ブアッとものすごい熱気に包まれる
『あっつ!!何これあっつ!!何でこんなに暑いんだっ……って!冬用コート着てるからだよ!!』
1人ノリツッコミをして、着ていたコートを脱ぎ捨てた
確か私は数分前に『ずっとコート着てよ』と言っていたな。すまん、あれは嘘だ。
LEVEL4は灼熱地獄とのこと。
こんな暑い中でコートなんて着てたら、ぶっ倒れるわ。
よく寒暖差にやられて風邪をひくって言うけど、こんだけ温度差があったら風邪どころじゃないだろうなぁ。
「アンタ、あれだけ肌見せるの嫌だって言ってたのに」
呆れたように私を見るおカマさん
そんなこと言われても。
暑さには勝てなかったんだよ。お見苦しい格好(ぜい肉)をお見せ致しますが、見逃してください!!
そんなやりとりをしていると、前の方から
ドゴォオオオオン!!と大きな音が聞こえてきた
前を見ると立ち上る湯気の向こうで、ルフィさん達が獄卒獣や看守達と戦っているのが見えた
圧倒的な力でLEVEL4を制圧していく
ただ、そこで感じる違和感
『…あれ、マゼランはどこ?』
囚人を解放したのはLEVEL4と5。つまり暴動が起きてるのはこの2つのフロアだけ。
暴動が起きてから時間も経っていて、マゼランがこの場所に駆けつける猶予は充分にあったはずだ。
いつものように毒にやられてお腹を下してるっていう可能性も無くはないけど、さすがにこの緊急事態だ。可能性は低いだろう。
情報が圧倒的に足りない。
今、何が起きているのかが分からない。
情報は武器になる。それに、脱出を成功させる手がかりにもなる
逆に情報が無いと、敵に出し抜かれて終わる可能性がある
情報が欲しい。
前線で必死に戦う味方を見て、私はあることを決意した。
これは私にもできることだ。