Love the darkness -5-
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指に留まった二羽の蝶々がたちまち姿を変える。
蝶々が変貌し、そこに挟まる紙幣を見てジョルノはニヤリと微笑んだ。
(道を教えた駄賃ってことで)
それに、あとから気付いて旅行先で人を簡単に信用しちゃいけないって…勉強にもなっただろ。
ジョルノは先ほど旅行中の女性2人に道を尋ねられ、その内の1人から金をすったばかりだった。
悪いとは思っておらず、ほくほくだ。だってすぐ後ろには大好きなジェラート屋がある。今からここでダブルのジェラートを注文するつもりだ。大好きな、思い出の味を。
「今……あの人のお金……盗った?」
「うわぁぁ?!」
さっきの今でいきなり質問されて、ジョルノは盛大に驚いた。声の方を見ると、すぐ近くにレンガ塀に隠れるようにして女の子がこっちをじっとり見つめている。
何人か居合わせている街の住人がジョルノの大声に注目したので、ジョルノは気恥ずかしさを覚えて少女の方に身を寄せ声を小さくした。
「ちょっと……変な言いがかりはやめてくれる」
「言いがかりじゃないよね?見たんだから。あの人のカバンから出てきた蝶々があなたの手に留まったら、それがお金になったわ」
「うっ」
本当にしっかり見られているじゃあないか。
ジョルノは動揺して少し汗をかいていた。そして直後に、少女が蝶のことよりも盗みのことを気にしているのに違和感を覚えた。
「あのさぁ、蝶々がお金になんてなるわけないじゃあないか。見間違いですよ。僕は元々お金を持っていて、そこに蝶々が留まったんだ」
「ううん。見間違えない。蝶々がお金に変身した。そしてあなたはそれをニヤニヤして数えてた」
「にっ、にやにや…」
「魔法みたいですごいねぇ」
「えっ?」
自分だけに備わった不思議な力。それを目撃して、気持ち悪がったり怖がったりせずに褒めてくれた少女。ジョルノは人知れず感動していた。しかし今は、この少女が警察に届け出るのをなんとか食い止めなくちゃならない。
この色素の薄いか弱そうな美少女のいうことを、警察はきっと信用するだろう。
「どういうトリック?」
少女は新しいおもちゃを見つけた子供みたいに嬉しそうに笑んでいる。おかしな人だな。僕が盗みをしたという事実よりも、どうやって盗んだかの方に興味があるらしい。
「それは…君が今見たことを忘れてくれたら教えてあげる」
「やっぱり盗ったんだ!」
「いいだろ、別に。僕だって忙しいのにプライベートの時間を使って道を教えてやったんだから」
開き直ったら、少女はまたじっとりとジョルノを見ながらいじわるそうに微笑んでいる。
「いーけないんだーいけないんだ〜せーんせいにー言ってやろ〜♪」
「………君、ひょっとして日本人?」
「半分ね」
何だろう…今の歌……。反射的に聞いてしまってから考えた。いや、確かに聞き覚えがある。ジョルノは独特の旋律に僅かな記憶を掘り起こしていた。きっと日本で聞いたのだろう。おそらく自分はいじめられていて、苦い感情が一緒に蘇ってきた。
「長く日本にいたから覚えたの」
「へぇ…奇遇だなぁ。僕も半分日本人ですよ」
このイタリアで生活していて初めて同じハーフの人間に出会った。ジョルノは少女に親近感を覚えた。
「今からジェラート食べるけど…君も食べる?」
「えっいいの?」
ぱっと大きな猫目を輝かせる少女はとたんに幼く見えて可愛らしい。
でも次の瞬間には、威嚇する猫みたいに塀の隅に隠れてジョルノを睨んだ。
「…盗んだお金で買うの?」
「そう。いらないならいいですけど…」
「えー……どうしよっかなぁ〜…」
「僕のこと通報したいならそうすれば…警察が来る前に使い切るから」
「……。」
少女が隠れたまま大人しくなったので、引き下がったのだと思ってジョルノはそこから背を向けた。
「何の味にするの?」
ジェラート屋でフレーバーを選んでいると、後ろからまた少女が顔を覗かせた。ジェラートとは違う甘い香りが少女の水色の髪からなびいて、ジョルノは少し嬉しくなった。
「僕はいつも決まってるんです。あなたはどれが良いんですか?」
「ほんとに買ってくれるの?」
「いいですよ。僕のお金じゃないんで」
少し間を置いてから、少女はジョルノの横に並んでショーケースを眺め始めた。
そして選んだのは、紅茶味とコーヒー味だった。
「ありがとう!ここ来たことなくて気になってたから嬉しい!」
(何故…何故紅茶とコーヒー?!ただでさえマイナーなフレーバーなのにそこを合わせる必要あるかな…!もうちょっとあるだろ!紅茶ならレモンとか!コーヒーとチョコとか!あるだろ!)
割と定番の味を好むジョルノには少女のチョイスが信じられなかった。しかもこいつ、問答無用でダブルにしたぞ…!
今まで周りにいなかったタイプの女子だ。ジョルノは完全に困惑している。
どうにかして穏便にこの子を巻かないと、面倒なことになりそうだ。少しばかり焦りながら隣でジェラートを舐める少女を盗み見た。
ちみちみとピンクの唇からピンクの舌が出てきてジェラートをこそぎ取っている。
何故か見てはいけないものを見た気になって目を逸らした。
「ま、これで…『共犯』ですね…僕たち」
「そうだねぇ」
「『先生』に言うの、やめてもらっても?」
「そうしよー。私も怒られちゃうもんねぇ」
ふふ、と少女が笑ったので、ジョルノも釣られて笑った。並んで一緒にジェラートを食べてるだけだけど、妙に浮き足立つ心地がする。
「ところでそれ、おいしいですか?あそこはヴァニラとかフルーツテイストが人気で、あなたのは結構邪道な感じしますけど」
「えーおいしいよ!食べたことないの?おいしいのに」
「食べるにしても…その組み合わせはないかな…」
「うそ〜っ。食べてみてよびっくりだから!ちょうど半分ぐらい食べたから交換してあげる!」
「ちょっ」
いらないと言おうとしたときには目の前にスプーンがあったので、反射的に口を開けてぶつかるのを阻止した。そして口内に広がる初めての風味。
「………おいしい…」
「でしょー?!こっちもあげる」
思っていたのの倍は美味しかったので、ジョルノは驚いてコーヒーの方も差し出されるまま口に入れてしまった。
「……おいしい……!」
素直に感動するジョルノを見て、少女は嬉しそうに笑っている。ジョルノは自分の価値観が良い方向にアップデートされてとても新鮮な気持ちだった。この少女との出会いで何もかもが上手くいくに違いないと思えるぐらい。
「私も、そっちもらってもいい?」
「ああ、はい。どうぞ」
「…やっぱり定番おいしー!!」
ジョルノは自分と同じものを好きだと感じてもらえて幸せだった。
スプーンがお互いを行き来してジェラートはほどなくしてなくなった。
「…誰かと一緒に食べてるの見たの、初めてだよ」
スプーンを捨てに行ったら、ジェラート屋の主人ににっこり声をかけられた。なんだか気恥ずかしい。
階段に座って待つ少女のところに戻る。ちょうど夕暮れ時だから、顔が赤くてもバレないはずだ…たぶん。
「……良い街だね」
「ええ……本当に」
階段で足を投げ出して休んでいる少女の肌を夕陽が照らして綺麗だった。
まるで黄金に光り輝いているように見えて、ジョルノは目を細める。
「……一緒に食べたら、4つになったね」
揺らぎながら細まった優しい瞳に、ジョルノは胸を貫かれたような衝撃を受けた。そりゃ2種類を2人で半分ずつにしたら4種類分食べることになるだろう。でもそんな、理屈じゃない。頭は真っ白で体は熱くて、彼女から目をそらせない。とてつもなく、間違いなく世界で、いや、宇宙で1番可愛い。
咄嗟に胸を押さえた。
「…どうしたの?」
「いえ…ちょっと、胸が苦しくて…」
「あ、食べすぎた?」
「いえ…平気です」
ジョルノはこっそり深呼吸してから少女のそばに立つ。
「あの、名前……名前をまだ、聞いてないなと思って」
「リカだよ」
「リカ…良い名前ですね。僕はジョルノ・ジョバーナといいます」
「ジョルノかぁ…よろしくね」
「はい」
それから少しばかりリカのことを聞いた。
語学留学とは名ばかりのバカンス中らしい。ジョルノも自分のことを少しだけ話した。
辺りが暗くなってくると、リカはおもむろに服の裾を払いながら立ち上がった。今日は良い日だった。何となくあのカフェにはブチャラティがいた気がしたけど、別に待ち合わせしてるわけじゃないから行かなくったって問題ないはずだ。
座ったまま見上げてくるジョルノは名残惜しそうにしている。自分がそうなのかもしれない。
「そろそろ帰らなきゃね」
「そう、ですね…」
少し俯いて口を閉じてから、ジョルノも立ち上がる。すぐ近くに来たら背が高くてスタイルもいいものだから、リカはちょっと背中をそらして彼を見上げた。
ジョルノは絵画のようなとても綺麗な笑顔をしている。
「暗いし危ないから送りますよ。家はどこです?」
「いいよいいよ!大通りしか歩かないから!」
「危ないよ。リカはとても魅力的だから」
「うーーーん!イタリア人!」
「???」
不思議そうに小首を傾げるジョルノは、小さな子供みたいで可愛かった。
蝶々が変貌し、そこに挟まる紙幣を見てジョルノはニヤリと微笑んだ。
(道を教えた駄賃ってことで)
それに、あとから気付いて旅行先で人を簡単に信用しちゃいけないって…勉強にもなっただろ。
ジョルノは先ほど旅行中の女性2人に道を尋ねられ、その内の1人から金をすったばかりだった。
悪いとは思っておらず、ほくほくだ。だってすぐ後ろには大好きなジェラート屋がある。今からここでダブルのジェラートを注文するつもりだ。大好きな、思い出の味を。
「今……あの人のお金……盗った?」
「うわぁぁ?!」
さっきの今でいきなり質問されて、ジョルノは盛大に驚いた。声の方を見ると、すぐ近くにレンガ塀に隠れるようにして女の子がこっちをじっとり見つめている。
何人か居合わせている街の住人がジョルノの大声に注目したので、ジョルノは気恥ずかしさを覚えて少女の方に身を寄せ声を小さくした。
「ちょっと……変な言いがかりはやめてくれる」
「言いがかりじゃないよね?見たんだから。あの人のカバンから出てきた蝶々があなたの手に留まったら、それがお金になったわ」
「うっ」
本当にしっかり見られているじゃあないか。
ジョルノは動揺して少し汗をかいていた。そして直後に、少女が蝶のことよりも盗みのことを気にしているのに違和感を覚えた。
「あのさぁ、蝶々がお金になんてなるわけないじゃあないか。見間違いですよ。僕は元々お金を持っていて、そこに蝶々が留まったんだ」
「ううん。見間違えない。蝶々がお金に変身した。そしてあなたはそれをニヤニヤして数えてた」
「にっ、にやにや…」
「魔法みたいですごいねぇ」
「えっ?」
自分だけに備わった不思議な力。それを目撃して、気持ち悪がったり怖がったりせずに褒めてくれた少女。ジョルノは人知れず感動していた。しかし今は、この少女が警察に届け出るのをなんとか食い止めなくちゃならない。
この色素の薄いか弱そうな美少女のいうことを、警察はきっと信用するだろう。
「どういうトリック?」
少女は新しいおもちゃを見つけた子供みたいに嬉しそうに笑んでいる。おかしな人だな。僕が盗みをしたという事実よりも、どうやって盗んだかの方に興味があるらしい。
「それは…君が今見たことを忘れてくれたら教えてあげる」
「やっぱり盗ったんだ!」
「いいだろ、別に。僕だって忙しいのにプライベートの時間を使って道を教えてやったんだから」
開き直ったら、少女はまたじっとりとジョルノを見ながらいじわるそうに微笑んでいる。
「いーけないんだーいけないんだ〜せーんせいにー言ってやろ〜♪」
「………君、ひょっとして日本人?」
「半分ね」
何だろう…今の歌……。反射的に聞いてしまってから考えた。いや、確かに聞き覚えがある。ジョルノは独特の旋律に僅かな記憶を掘り起こしていた。きっと日本で聞いたのだろう。おそらく自分はいじめられていて、苦い感情が一緒に蘇ってきた。
「長く日本にいたから覚えたの」
「へぇ…奇遇だなぁ。僕も半分日本人ですよ」
このイタリアで生活していて初めて同じハーフの人間に出会った。ジョルノは少女に親近感を覚えた。
「今からジェラート食べるけど…君も食べる?」
「えっいいの?」
ぱっと大きな猫目を輝かせる少女はとたんに幼く見えて可愛らしい。
でも次の瞬間には、威嚇する猫みたいに塀の隅に隠れてジョルノを睨んだ。
「…盗んだお金で買うの?」
「そう。いらないならいいですけど…」
「えー……どうしよっかなぁ〜…」
「僕のこと通報したいならそうすれば…警察が来る前に使い切るから」
「……。」
少女が隠れたまま大人しくなったので、引き下がったのだと思ってジョルノはそこから背を向けた。
「何の味にするの?」
ジェラート屋でフレーバーを選んでいると、後ろからまた少女が顔を覗かせた。ジェラートとは違う甘い香りが少女の水色の髪からなびいて、ジョルノは少し嬉しくなった。
「僕はいつも決まってるんです。あなたはどれが良いんですか?」
「ほんとに買ってくれるの?」
「いいですよ。僕のお金じゃないんで」
少し間を置いてから、少女はジョルノの横に並んでショーケースを眺め始めた。
そして選んだのは、紅茶味とコーヒー味だった。
「ありがとう!ここ来たことなくて気になってたから嬉しい!」
(何故…何故紅茶とコーヒー?!ただでさえマイナーなフレーバーなのにそこを合わせる必要あるかな…!もうちょっとあるだろ!紅茶ならレモンとか!コーヒーとチョコとか!あるだろ!)
割と定番の味を好むジョルノには少女のチョイスが信じられなかった。しかもこいつ、問答無用でダブルにしたぞ…!
今まで周りにいなかったタイプの女子だ。ジョルノは完全に困惑している。
どうにかして穏便にこの子を巻かないと、面倒なことになりそうだ。少しばかり焦りながら隣でジェラートを舐める少女を盗み見た。
ちみちみとピンクの唇からピンクの舌が出てきてジェラートをこそぎ取っている。
何故か見てはいけないものを見た気になって目を逸らした。
「ま、これで…『共犯』ですね…僕たち」
「そうだねぇ」
「『先生』に言うの、やめてもらっても?」
「そうしよー。私も怒られちゃうもんねぇ」
ふふ、と少女が笑ったので、ジョルノも釣られて笑った。並んで一緒にジェラートを食べてるだけだけど、妙に浮き足立つ心地がする。
「ところでそれ、おいしいですか?あそこはヴァニラとかフルーツテイストが人気で、あなたのは結構邪道な感じしますけど」
「えーおいしいよ!食べたことないの?おいしいのに」
「食べるにしても…その組み合わせはないかな…」
「うそ〜っ。食べてみてよびっくりだから!ちょうど半分ぐらい食べたから交換してあげる!」
「ちょっ」
いらないと言おうとしたときには目の前にスプーンがあったので、反射的に口を開けてぶつかるのを阻止した。そして口内に広がる初めての風味。
「………おいしい…」
「でしょー?!こっちもあげる」
思っていたのの倍は美味しかったので、ジョルノは驚いてコーヒーの方も差し出されるまま口に入れてしまった。
「……おいしい……!」
素直に感動するジョルノを見て、少女は嬉しそうに笑っている。ジョルノは自分の価値観が良い方向にアップデートされてとても新鮮な気持ちだった。この少女との出会いで何もかもが上手くいくに違いないと思えるぐらい。
「私も、そっちもらってもいい?」
「ああ、はい。どうぞ」
「…やっぱり定番おいしー!!」
ジョルノは自分と同じものを好きだと感じてもらえて幸せだった。
スプーンがお互いを行き来してジェラートはほどなくしてなくなった。
「…誰かと一緒に食べてるの見たの、初めてだよ」
スプーンを捨てに行ったら、ジェラート屋の主人ににっこり声をかけられた。なんだか気恥ずかしい。
階段に座って待つ少女のところに戻る。ちょうど夕暮れ時だから、顔が赤くてもバレないはずだ…たぶん。
「……良い街だね」
「ええ……本当に」
階段で足を投げ出して休んでいる少女の肌を夕陽が照らして綺麗だった。
まるで黄金に光り輝いているように見えて、ジョルノは目を細める。
「……一緒に食べたら、4つになったね」
揺らぎながら細まった優しい瞳に、ジョルノは胸を貫かれたような衝撃を受けた。そりゃ2種類を2人で半分ずつにしたら4種類分食べることになるだろう。でもそんな、理屈じゃない。頭は真っ白で体は熱くて、彼女から目をそらせない。とてつもなく、間違いなく世界で、いや、宇宙で1番可愛い。
咄嗟に胸を押さえた。
「…どうしたの?」
「いえ…ちょっと、胸が苦しくて…」
「あ、食べすぎた?」
「いえ…平気です」
ジョルノはこっそり深呼吸してから少女のそばに立つ。
「あの、名前……名前をまだ、聞いてないなと思って」
「リカだよ」
「リカ…良い名前ですね。僕はジョルノ・ジョバーナといいます」
「ジョルノかぁ…よろしくね」
「はい」
それから少しばかりリカのことを聞いた。
語学留学とは名ばかりのバカンス中らしい。ジョルノも自分のことを少しだけ話した。
辺りが暗くなってくると、リカはおもむろに服の裾を払いながら立ち上がった。今日は良い日だった。何となくあのカフェにはブチャラティがいた気がしたけど、別に待ち合わせしてるわけじゃないから行かなくったって問題ないはずだ。
座ったまま見上げてくるジョルノは名残惜しそうにしている。自分がそうなのかもしれない。
「そろそろ帰らなきゃね」
「そう、ですね…」
少し俯いて口を閉じてから、ジョルノも立ち上がる。すぐ近くに来たら背が高くてスタイルもいいものだから、リカはちょっと背中をそらして彼を見上げた。
ジョルノは絵画のようなとても綺麗な笑顔をしている。
「暗いし危ないから送りますよ。家はどこです?」
「いいよいいよ!大通りしか歩かないから!」
「危ないよ。リカはとても魅力的だから」
「うーーーん!イタリア人!」
「???」
不思議そうに小首を傾げるジョルノは、小さな子供みたいで可愛かった。