Love the darkness -3-
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〈女帝〉を倒した。
ジョセフの腕にへばりついてた気持ち悪いスタンド。
一緒にいた私はお医者さん殺しの容疑をかけられたジョセフが警察に捕まらないように、〈darkness〉で彼の身を隠すのに必死だった。
結局〈女帝〉はジョセフが鮮やかに引きちぎり、ポルナレフに新しいトラウマが出来た。
女運ないなーポルナレフ。
「私あの人最初から苦手だった。『ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーわよ』って言われたし」
「なっ、ぬぁにぃ!?!それでお前、誰にも相談しねーで耐えてたのか?」
「だって、ポルナレフが浮かれてたから…」
「うっ!」
みんながじとーっとポルナレフを見てる。
ネーナさんが醜い姿に変貌した後も散々、『気付かなかったのかポルナレフ。浮かれていたからなぁ』と呆れられていたからだ。
「そんなことよりリカ!早くそのアイスをわしの口に放り込んでおくれ。刺された首が熱いんじゃよぉ〜!」
包帯だらけのジョセフがテーブルを叩く。左手は新しい義手が来るまでボロボロ、右手は〈女帝〉がくっついていた影響でしんどいそうで。
バトルお疲れ様でした記念に私と2人分のアイスを買っていた。
私はまたあんまり役に立たなかった申し訳なさと、まだまだ現役バリバリのジョセフへの尊敬で彼に何でもしてあげたい気持ち。
スプーンにアイスをすくって言われるがまま食べさせてあげていた。
「はいっ、あーん!」
「あ〜ん」
アイスを子供みたいに頬張るジョセフはおじいちゃんだけどお茶目で可愛い。
「んまーいッ!リカに食べさせてもらうアイスクリームは格別にうまいのぉ〜!」
「喉気持ちいい?」
「うんうん!この調子じゃと食べ終わる頃には治っとるわい」
「え〜〜そんなわけないじゃーん」
「そのぐらいおいしいよぉーうへへへへぇ」
目を見開いたりにこにこ細くしたりしてるジョセフを見て、他のみんなは終始重苦しく押し黙っていた。
「いい加減にしとけよじじぃ。妙な声色を使うんじゃねーぜ。気色悪りぃ」
「気色…ぶふっ」
ドン引きの承太郎の横でのりくんが口元を隠して震えてるけどどう見ても笑っていた。
私は一緒に戦った連帯感でみんながジョセフをバカにするのにカチンときた。
「あのね、ジョセフは今手が使えないの!大変だったんだからね!みんながのんびりしてる間に1人で戦ってたんだから!」
「リカお前っ、年寄りに甘いんじゃねーのかぁ?だいたいみんな1人でやってるっつーの!俺にもアイス食わせろよ!」
ポルナレフを無視して1人勝ち誇ったようなジョセフにまたアイスを食べさせた。
「強かったんだから!ジョセフじゃなかったら殺されてたよ!」
「んん〜〜、まぁ?確かに?わしじゃったから良かったのかもしれんのぉ〜?」
「ジョセフは天才だよ!あんなのみんな思い付かないから!かっこよかったんだよ!」
「ま、年季が違うってやつかの〜〜」
ふふんとにやつきながら顎でうながされて、またスプーンを口に運んであげる。むっちゃむっちゃアイスを咀嚼しながらジョセフはみんなにそれを見せつけていた。
「…リカ、君のアイス溶け始めてるけどいいのかい?」
「本当は右手使えんだろーがくそじじぃ」
優しいのりくんの隣で承太郎はギスギスしていた。なんで自分のおじいちゃんをもう少し労わってあげないのか。私は承太郎を宥めようとした。
「承太郎も、もっとジョセフに感謝した方がいいんじゃない?頭良いのも顔がかっこいいのも元はジョセフのおかげでしょ」
「……。」
なんか承太郎が面食らったみたいな顔して止まった。それを見てのりくんが乙女みたいにほっぺに手を添えてそわそわしている。
「頭が良くて顔が良いそうだよ。よかったじゃあないか承太郎」
「いらねー。じじぃのついでだろ」
「可愛げのない孫じゃ!リカ、そんなやつ褒めんでいい!」
ぷんすかしながらジョセフがナプキンで口を拭った。普通に右手で。瞬間空気が固まる。
私が「あれ?」と思う前に目の前のアイスがなくなっていた。
「オラァ!」
「ぐほぉっっ!!?」
特大のアイスを乗せたスプーンを口というか喉まで突っ込まれるジョセフ。
承太郎の肩からスタープラチナの腕が出ていた。すごい早業だ。
驚いて身を縮める私の横でジョセフは盛大にむせている。「な、な、…何するだぁぁぁ…!?」と掠れた声で訴えていた。
私はここにきて始めて承太郎がなんか怒っていたらしいことに気付いて、ジョセフと反対側の隣に座ってきた承太郎をちらりと見上げた。
承太郎はふんぞり返ってちょいちょいと指で私を招いている。
「俺にもくれ」
ジョセフのアイスは空になっていたので、私の方をあげなきゃいけない。
一口目のハーゲンドッツ(チョコ)を新しいスプーンで承太郎の口に運んだ。パクッと食べる承太郎。
「「「あっ!!」」」
承太郎の機嫌を伺っていた私はみんなの反応には気付かず、そのまま次の一口を自分で食べた。単純に私も早く食べたかったからだった。
「「「あっ!?」」」
ハーゲンドッツはやっぱりおいしいな。
パクパクそのまま食べ続ける私をみんなが唖然として見下ろしてる。
「格別上手いとか言っていたが…こりゃ普通のアイスだぜ。珍しいこともなんともねぇ」
「普通じゃないよ。ハーゲンドッツだよ」
3口食べたところでまた承太郎に食べさせてあげた。
承太郎は「ふん」って帽子を深くしてにやりとしている。
「ななな、何慣れとるんじゃ承太郎ーーーッッ!!?」
またジョセフが暴れ始めた。
傷が開かなかったらいいけど。
ジョセフの腕にへばりついてた気持ち悪いスタンド。
一緒にいた私はお医者さん殺しの容疑をかけられたジョセフが警察に捕まらないように、〈darkness〉で彼の身を隠すのに必死だった。
結局〈女帝〉はジョセフが鮮やかに引きちぎり、ポルナレフに新しいトラウマが出来た。
女運ないなーポルナレフ。
「私あの人最初から苦手だった。『ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーわよ』って言われたし」
「なっ、ぬぁにぃ!?!それでお前、誰にも相談しねーで耐えてたのか?」
「だって、ポルナレフが浮かれてたから…」
「うっ!」
みんながじとーっとポルナレフを見てる。
ネーナさんが醜い姿に変貌した後も散々、『気付かなかったのかポルナレフ。浮かれていたからなぁ』と呆れられていたからだ。
「そんなことよりリカ!早くそのアイスをわしの口に放り込んでおくれ。刺された首が熱いんじゃよぉ〜!」
包帯だらけのジョセフがテーブルを叩く。左手は新しい義手が来るまでボロボロ、右手は〈女帝〉がくっついていた影響でしんどいそうで。
バトルお疲れ様でした記念に私と2人分のアイスを買っていた。
私はまたあんまり役に立たなかった申し訳なさと、まだまだ現役バリバリのジョセフへの尊敬で彼に何でもしてあげたい気持ち。
スプーンにアイスをすくって言われるがまま食べさせてあげていた。
「はいっ、あーん!」
「あ〜ん」
アイスを子供みたいに頬張るジョセフはおじいちゃんだけどお茶目で可愛い。
「んまーいッ!リカに食べさせてもらうアイスクリームは格別にうまいのぉ〜!」
「喉気持ちいい?」
「うんうん!この調子じゃと食べ終わる頃には治っとるわい」
「え〜〜そんなわけないじゃーん」
「そのぐらいおいしいよぉーうへへへへぇ」
目を見開いたりにこにこ細くしたりしてるジョセフを見て、他のみんなは終始重苦しく押し黙っていた。
「いい加減にしとけよじじぃ。妙な声色を使うんじゃねーぜ。気色悪りぃ」
「気色…ぶふっ」
ドン引きの承太郎の横でのりくんが口元を隠して震えてるけどどう見ても笑っていた。
私は一緒に戦った連帯感でみんながジョセフをバカにするのにカチンときた。
「あのね、ジョセフは今手が使えないの!大変だったんだからね!みんながのんびりしてる間に1人で戦ってたんだから!」
「リカお前っ、年寄りに甘いんじゃねーのかぁ?だいたいみんな1人でやってるっつーの!俺にもアイス食わせろよ!」
ポルナレフを無視して1人勝ち誇ったようなジョセフにまたアイスを食べさせた。
「強かったんだから!ジョセフじゃなかったら殺されてたよ!」
「んん〜〜、まぁ?確かに?わしじゃったから良かったのかもしれんのぉ〜?」
「ジョセフは天才だよ!あんなのみんな思い付かないから!かっこよかったんだよ!」
「ま、年季が違うってやつかの〜〜」
ふふんとにやつきながら顎でうながされて、またスプーンを口に運んであげる。むっちゃむっちゃアイスを咀嚼しながらジョセフはみんなにそれを見せつけていた。
「…リカ、君のアイス溶け始めてるけどいいのかい?」
「本当は右手使えんだろーがくそじじぃ」
優しいのりくんの隣で承太郎はギスギスしていた。なんで自分のおじいちゃんをもう少し労わってあげないのか。私は承太郎を宥めようとした。
「承太郎も、もっとジョセフに感謝した方がいいんじゃない?頭良いのも顔がかっこいいのも元はジョセフのおかげでしょ」
「……。」
なんか承太郎が面食らったみたいな顔して止まった。それを見てのりくんが乙女みたいにほっぺに手を添えてそわそわしている。
「頭が良くて顔が良いそうだよ。よかったじゃあないか承太郎」
「いらねー。じじぃのついでだろ」
「可愛げのない孫じゃ!リカ、そんなやつ褒めんでいい!」
ぷんすかしながらジョセフがナプキンで口を拭った。普通に右手で。瞬間空気が固まる。
私が「あれ?」と思う前に目の前のアイスがなくなっていた。
「オラァ!」
「ぐほぉっっ!!?」
特大のアイスを乗せたスプーンを口というか喉まで突っ込まれるジョセフ。
承太郎の肩からスタープラチナの腕が出ていた。すごい早業だ。
驚いて身を縮める私の横でジョセフは盛大にむせている。「な、な、…何するだぁぁぁ…!?」と掠れた声で訴えていた。
私はここにきて始めて承太郎がなんか怒っていたらしいことに気付いて、ジョセフと反対側の隣に座ってきた承太郎をちらりと見上げた。
承太郎はふんぞり返ってちょいちょいと指で私を招いている。
「俺にもくれ」
ジョセフのアイスは空になっていたので、私の方をあげなきゃいけない。
一口目のハーゲンドッツ(チョコ)を新しいスプーンで承太郎の口に運んだ。パクッと食べる承太郎。
「「「あっ!!」」」
承太郎の機嫌を伺っていた私はみんなの反応には気付かず、そのまま次の一口を自分で食べた。単純に私も早く食べたかったからだった。
「「「あっ!?」」」
ハーゲンドッツはやっぱりおいしいな。
パクパクそのまま食べ続ける私をみんなが唖然として見下ろしてる。
「格別上手いとか言っていたが…こりゃ普通のアイスだぜ。珍しいこともなんともねぇ」
「普通じゃないよ。ハーゲンドッツだよ」
3口食べたところでまた承太郎に食べさせてあげた。
承太郎は「ふん」って帽子を深くしてにやりとしている。
「ななな、何慣れとるんじゃ承太郎ーーーッッ!!?」
またジョセフが暴れ始めた。
傷が開かなかったらいいけど。