Love the darkness -3-
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
シンガポールからインドに向かう電車の中で、のりくんがさくらんぼを舌の上で転がして遊んでた。
「やれやれだぜ…」
敵と戦ったあとなので承太郎は疲れてるみたい。のりくんを見ながら私もさくらんぼを口に入れた。なんとなく私もレロレロしてみようと思ったから。
「落としちゃった」
「こらリカ。食べ物で遊ぶのはやめなさい」
「…すみません」
アヴドゥルにのりくんが謝ってみんながふふふってなった。
私はテーブルに転がったさくらんぼを手に取ってふーふーしてから今度はちゃんと食べた。ぷちんと弾けて甘くておいしい。
「食いもんで遊ぶな。今言われただろーが」
承太郎が苦い顔をしたのは、私がお皿に置いてあったさくらんぼのへたを口に入れたからだ。とりあえず無視してもごもごベロを動かした。これやってるとしゃべれないんだよ。
「へきは。みへ」
承太郎の肩をつんつんしてからべっと舌を出す。さくらんぼのへたを口の中で結んだのだ!(できた!見てー)
「きたねーな」
承太郎はうわぁみたいな嫌そうな反応だったのでおもしろくなかった。
「ほほぉー。上手いもんじゃのう!どれ、わしもやってみるかな」
「それができるとゆーことはだ!リカ!お前はキスが上手いってことなんだぜー!」
「ぶっ!」
口に放り込んだばっかりのへたをポルナレフのセリフでそのまま吹き出すジョセフ。勢いのままポルナレフの胸ぐらを掴んで揺らし始めた。
「貴様!何言っとる!!リカがキスなんぞするかぁっ!わし以外とっ!!」
「ジョースターさん。落ち着いて」
「いやいや、するでしょ〜。こういうタイプはなんでも早いんだよ…なっ?そう思うだろ花京院」
「えー……さぁ、どうですかね。さくらんぼをもう一つもらおうかな」
「リカ!わしは認めんからな!!わしより強くてハンサムなナイスガイがまず挨拶してこん限りは!!!それでも許さん!!」
「おいジジィ。てめーこれ以上騒いだらぶん殴って静かにさせるからな」
「く、くぅぅ…!早い…まだ早いんじゃ…リカにはまだ……っ」
承太郎の圧でジョセフがやっと座り直した。1人でめそめそしている。
「リカ、みへ」
肩をツンツンされたのでのりくんを見たら、結ばれたさくらんぼのへたが舌の上に乗っていた。
「すごい!上手!」
「あらやだー花京院くんもお上手なのねぇぇ」
「ふふふ、たくさん練習したんですよ、ふふふ」
手を叩く私の頭上でのりくんとポルナレフがにやにや友情を深めている。
「殴るのはジジィじゃなかったな」
やれやれだってため息ついて承太郎が背もたれに体を預けた。
ご飯を食べ終わってみんなすっかりくつろぎモードだ。緊張しっぱなしの旅だから、こういう時間も必要よね。
しばらくぐでんとテーブルに突っ伏してダラダラしてたら、またちょんと肩をつつかれた。
「?」
今度はのりくんじゃなくて反対側。
顔を上げたら窓枠で頬杖ついたままの承太郎が、こっそり口の端に何かつまんでた。
さくらんぼのへた。結んである。
承太郎が遊びに参加してくれたのが嬉しくて笑顔になった。やっぱり子供っぽいところもあって可愛いな。私とおんなじ。
「承太郎もキス上手いんだぁ」
「ぶはっ!」
「うぇっ?!なんだよきったねー!」
ジョセフと同じく綺麗にヘタを吹き出した承太郎にポルナレフが慌ててそれを避けた。
「承太郎のが1番綺麗に結べてた」
「こらぁ!何こそっと参加しとるんじゃ承太郎!わしは許さんからなぁ!?」
「うるせー!ぶん殴られたいってことでいいんだなクソジジィ!!」
「2人とも!他の乗客の迷惑になりますから!」
イライラしてる承太郎の横に座ってたら、何故だかだんだん恥ずかしくなってきた。キスが上手いってどういうことだろ。
ちらっと承太郎を見たらやっぱり目が合った。
「リカ、車内販売のワゴンが来たよ。お菓子食べるかい?」
「食べるー!」
声をかけられて通路側ののりくんの膝に乗った。なんかちょっと、助かったって思ってほっとした。承太郎は舌打ちしてしばらくそっぽを向いていた。
「やれやれだぜ…」
敵と戦ったあとなので承太郎は疲れてるみたい。のりくんを見ながら私もさくらんぼを口に入れた。なんとなく私もレロレロしてみようと思ったから。
「落としちゃった」
「こらリカ。食べ物で遊ぶのはやめなさい」
「…すみません」
アヴドゥルにのりくんが謝ってみんながふふふってなった。
私はテーブルに転がったさくらんぼを手に取ってふーふーしてから今度はちゃんと食べた。ぷちんと弾けて甘くておいしい。
「食いもんで遊ぶな。今言われただろーが」
承太郎が苦い顔をしたのは、私がお皿に置いてあったさくらんぼのへたを口に入れたからだ。とりあえず無視してもごもごベロを動かした。これやってるとしゃべれないんだよ。
「へきは。みへ」
承太郎の肩をつんつんしてからべっと舌を出す。さくらんぼのへたを口の中で結んだのだ!(できた!見てー)
「きたねーな」
承太郎はうわぁみたいな嫌そうな反応だったのでおもしろくなかった。
「ほほぉー。上手いもんじゃのう!どれ、わしもやってみるかな」
「それができるとゆーことはだ!リカ!お前はキスが上手いってことなんだぜー!」
「ぶっ!」
口に放り込んだばっかりのへたをポルナレフのセリフでそのまま吹き出すジョセフ。勢いのままポルナレフの胸ぐらを掴んで揺らし始めた。
「貴様!何言っとる!!リカがキスなんぞするかぁっ!わし以外とっ!!」
「ジョースターさん。落ち着いて」
「いやいや、するでしょ〜。こういうタイプはなんでも早いんだよ…なっ?そう思うだろ花京院」
「えー……さぁ、どうですかね。さくらんぼをもう一つもらおうかな」
「リカ!わしは認めんからな!!わしより強くてハンサムなナイスガイがまず挨拶してこん限りは!!!それでも許さん!!」
「おいジジィ。てめーこれ以上騒いだらぶん殴って静かにさせるからな」
「く、くぅぅ…!早い…まだ早いんじゃ…リカにはまだ……っ」
承太郎の圧でジョセフがやっと座り直した。1人でめそめそしている。
「リカ、みへ」
肩をツンツンされたのでのりくんを見たら、結ばれたさくらんぼのへたが舌の上に乗っていた。
「すごい!上手!」
「あらやだー花京院くんもお上手なのねぇぇ」
「ふふふ、たくさん練習したんですよ、ふふふ」
手を叩く私の頭上でのりくんとポルナレフがにやにや友情を深めている。
「殴るのはジジィじゃなかったな」
やれやれだってため息ついて承太郎が背もたれに体を預けた。
ご飯を食べ終わってみんなすっかりくつろぎモードだ。緊張しっぱなしの旅だから、こういう時間も必要よね。
しばらくぐでんとテーブルに突っ伏してダラダラしてたら、またちょんと肩をつつかれた。
「?」
今度はのりくんじゃなくて反対側。
顔を上げたら窓枠で頬杖ついたままの承太郎が、こっそり口の端に何かつまんでた。
さくらんぼのへた。結んである。
承太郎が遊びに参加してくれたのが嬉しくて笑顔になった。やっぱり子供っぽいところもあって可愛いな。私とおんなじ。
「承太郎もキス上手いんだぁ」
「ぶはっ!」
「うぇっ?!なんだよきったねー!」
ジョセフと同じく綺麗にヘタを吹き出した承太郎にポルナレフが慌ててそれを避けた。
「承太郎のが1番綺麗に結べてた」
「こらぁ!何こそっと参加しとるんじゃ承太郎!わしは許さんからなぁ!?」
「うるせー!ぶん殴られたいってことでいいんだなクソジジィ!!」
「2人とも!他の乗客の迷惑になりますから!」
イライラしてる承太郎の横に座ってたら、何故だかだんだん恥ずかしくなってきた。キスが上手いってどういうことだろ。
ちらっと承太郎を見たらやっぱり目が合った。
「リカ、車内販売のワゴンが来たよ。お菓子食べるかい?」
「食べるー!」
声をかけられて通路側ののりくんの膝に乗った。なんかちょっと、助かったって思ってほっとした。承太郎は舌打ちしてしばらくそっぽを向いていた。