第16章 オーラムの脅威(後編)
セラ
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ラーズの場合、炎だけれど戦闘に水をさされてしまう。嫌な予感が胸中を過ったがまさか当たると思わなかった。軌道に乗ってきた筈がここ迄裏目に出るなんて、現実逃避をしたくなる程だ。もう少し考えて行動してほしいものだが、最早悲痛にも似た叫びは本人の両耳には届かない。
「コラーーー!!」
『戻ってきなさーーーい!!』
結局、私達は更に活気づいてしまった動力炉相手に戦う羽目になる。
「レールが並行に並んでいるところがありますね。いちばん左のレールが、動力炉に最接近できるものらしいです。使う場合、弾には注意しなさい。」
最早グラインドレールで何周したか分からない。直進に引かれ、並行なレールが四本に増えていた。四本の内一本が、畳み掛けるにはうってつけのレールである。長期戦になるかもだなんて考えを巡らせていたが、可能ならば早め早めに終わらせてしまいたい。幾ら耐久力があって強くても、限界は来てしまうものだ。けれど接近戦を持ち掛けるには、少しの勇気が足りなかった。だが、ピット君は違う。接近戦を持ち掛けるべく、レールに乗り換え動力炉の周囲を回り、打撃で反撃する手立てに出たのだ。只でさえ、パワーアップした反動で攻撃も凄まじくなっているのに彼はそんなの関係なしに打撃で応戦している。これには私も彼のサポートに回り、動きやすく導いてあげなければならない。レール上に出現した相殺不可なスパークボールを、レールに乗り換え避けながら射撃を加えて行く。こちらも負けていられないが、動力炉だって意志を持たずとも同じく考えているに違いない。動力炉の周囲にシールドが施されているのを垣間見、そんな思いに駆られている。
「鎮火!」
「さぁ、逃げましょう!!」『(白熱した戦いだったわ。)』
シールドが施されている隙間に力の限り打撃を加えていたピット君が、勝利の決め台詞を叫んだ。打ち砕かれた動力炉は力を失い、その反動で要塞毎大爆発を引き起こした。その場にいた天使二人は、大爆発に巻き込まれる手前パルテナ様が回収してくれたお陰で被害に遭わず済んだ。その場に居たら最後、一溜りもなかっただろう。ほっと胸を撫で下ろしている頃には、自身の見慣れた光景が視界に広がっていた。
「さて……。あとはブレインだな。」
ラーズがオーラムの戦艦を見つめ、一言呟いていた裏に思惑があっただなんて……。そうとは知らず、私達は英気を養うべく少し遅めの夕ご飯を作り始めたのだった。
(To be continued……)
一言いいですか?
……長い……長すぎる……。これで16章とは。半分まで来ましたが、先は長い。頭を悩ませ、書いておりますが納得のいく展開に持っていくのが大変です。はっ!この場で弱音を吐いてしまいました!今のは忘れてくださいいぃぃぃ。
気を取り直して、あとがきらしいあとがきを。と思ったのですが、考えてみたらあんましない。無念。なので一つだけ。
床が脆くなっており、足を踏み外してしまったセラ嬢をピットくんが助けるシーンを設けてみましたが……実は元ネタがございます。
そう、国民的アニメの名探偵コ●ンくんです。中の方が声を充ててくださっている素晴らしい作品でもあります。そのコ●ンくんの初代オープニングで、足元が崩れ落下しそうになるヒロインを片手で繋ぎ止めては、助けるシーンがあるのですが何分参考にさせて頂いた裏話。幼き時代に鑑賞していた際には不思議に思いませんでしたが、Y●u Tu●e等で今になって鑑賞してみると……コ●ンくん、武闘家でもあるヒロインを軽々しく片手で助けたあなたの筋力……最早小学生ではないな?!(褒め言葉)と内心突っ込むしかない。余りにも怪力だと思うのです。実はお主、鍛えているな?!ここから伝説は始まった……失礼。
そんな内容でも、キュンと来てくれたら嬉しいです。ここ迄読んで下さってありがとうございました!
by虹
「コラーーー!!」
『戻ってきなさーーーい!!』
結局、私達は更に活気づいてしまった動力炉相手に戦う羽目になる。
「レールが並行に並んでいるところがありますね。いちばん左のレールが、動力炉に最接近できるものらしいです。使う場合、弾には注意しなさい。」
最早グラインドレールで何周したか分からない。直進に引かれ、並行なレールが四本に増えていた。四本の内一本が、畳み掛けるにはうってつけのレールである。長期戦になるかもだなんて考えを巡らせていたが、可能ならば早め早めに終わらせてしまいたい。幾ら耐久力があって強くても、限界は来てしまうものだ。けれど接近戦を持ち掛けるには、少しの勇気が足りなかった。だが、ピット君は違う。接近戦を持ち掛けるべく、レールに乗り換え動力炉の周囲を回り、打撃で反撃する手立てに出たのだ。只でさえ、パワーアップした反動で攻撃も凄まじくなっているのに彼はそんなの関係なしに打撃で応戦している。これには私も彼のサポートに回り、動きやすく導いてあげなければならない。レール上に出現した相殺不可なスパークボールを、レールに乗り換え避けながら射撃を加えて行く。こちらも負けていられないが、動力炉だって意志を持たずとも同じく考えているに違いない。動力炉の周囲にシールドが施されているのを垣間見、そんな思いに駆られている。
「鎮火!」
「さぁ、逃げましょう!!」『(白熱した戦いだったわ。)』
シールドが施されている隙間に力の限り打撃を加えていたピット君が、勝利の決め台詞を叫んだ。打ち砕かれた動力炉は力を失い、その反動で要塞毎大爆発を引き起こした。その場にいた天使二人は、大爆発に巻き込まれる手前パルテナ様が回収してくれたお陰で被害に遭わず済んだ。その場に居たら最後、一溜りもなかっただろう。ほっと胸を撫で下ろしている頃には、自身の見慣れた光景が視界に広がっていた。
「さて……。あとはブレインだな。」
ラーズがオーラムの戦艦を見つめ、一言呟いていた裏に思惑があっただなんて……。そうとは知らず、私達は英気を養うべく少し遅めの夕ご飯を作り始めたのだった。
(To be continued……)
一言いいですか?
……長い……長すぎる……。これで16章とは。半分まで来ましたが、先は長い。頭を悩ませ、書いておりますが納得のいく展開に持っていくのが大変です。はっ!この場で弱音を吐いてしまいました!今のは忘れてくださいいぃぃぃ。
気を取り直して、あとがきらしいあとがきを。と思ったのですが、考えてみたらあんましない。無念。なので一つだけ。
床が脆くなっており、足を踏み外してしまったセラ嬢をピットくんが助けるシーンを設けてみましたが……実は元ネタがございます。
そう、国民的アニメの名探偵コ●ンくんです。中の方が声を充ててくださっている素晴らしい作品でもあります。そのコ●ンくんの初代オープニングで、足元が崩れ落下しそうになるヒロインを片手で繋ぎ止めては、助けるシーンがあるのですが何分参考にさせて頂いた裏話。幼き時代に鑑賞していた際には不思議に思いませんでしたが、Y●u Tu●e等で今になって鑑賞してみると……コ●ンくん、武闘家でもあるヒロインを軽々しく片手で助けたあなたの筋力……最早小学生ではないな?!(褒め言葉)と内心突っ込むしかない。余りにも怪力だと思うのです。実はお主、鍛えているな?!ここから伝説は始まった……失礼。
そんな内容でも、キュンと来てくれたら嬉しいです。ここ迄読んで下さってありがとうございました!
by虹
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