第15章 謎の侵略者(後編)
セラ
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「なかなか手強い!」
『核が赤くなった!』
「回っているシールドがやっかいですね。シールドが真正面にあるタイミングで前ダッシュ射撃を射ってみなさい。前ダッシュ射撃の威力はバツグンですよ。」
ダメージが応えているのか、核側が真っ赤に何かを訴えている。ご丁寧にサイレン付きだ。先程よりも攻撃が増している様子。それだけじゃない。折角砲台を破壊し、動きやすくしたのにも関わらずまたもや復活しているのだ。何たる誤算。もう一度砲台を破壊し、動きやすくするべくフィールドを作ろうと試みたが破壊しても破壊しても復活してしまう。パルテナ様の話に寄ると、砲台を破壊しても意味がないらしく直接攻撃を加えるのが最適だと教えてくれた。砲台は破壊出来ないが、砲台から発射される弾は相殺出来るらしい。耳寄りな情報を頂き、早速現場で活かすべく動く。四方八方に散り動いている私達に、オーラムの核はついて来れないみたいだ。良い兆候である。サイレンの音がけたたましく鳴り響く中で、私達は変わらず攻撃を加える。パルテナ様が助言してくれた前ダッシュ射撃で。良い兆候であるが、なかなか墜ちてはくれない。あともう少しだと思うのだけれど、ここで苦戦を強いられるとは思いも寄らなかった。砲台から発射される弾を相殺させては、ピット君がダメージを受けない様に気を配る。その間、彼はオーラムの核へ積極的に射撃を加えられる寸法だ。核の圧力に寄り、接近戦で戦うのは不利。遠巻きからならば、勝算も見えてくるってもの。
『がんばって!ピット君!』
「うん!」
あと少し……あと少しだ。苦戦を強いられているのは変わりないが、ダメージは確実に与えられている。きっと彼ならば、オーラムの核を打ち壊してくれるだろう。私は……彼を信じて、妨害して来る装置を退けるしかない。
「砕ッ!!」
『勝ったあ!!』
「さて、どうなる?!」
ピット君が渾身の一撃を見舞う。さすればダメージを蓄積させていたのが功を奏したのか、オーラムの核を破壊する今回のミッションを無事完遂させた。だが、肝心の天界からの回収が済んでないのだ。いつもなら、早々に天界へ回収して下さるパルテナ様から応答があるのに今回はそれすらない。どうしたのだろう。首を傾げていると、誰かが私とピット君を両脇に抱え、オーラムから脱出を計ってくれた。その直後、オーラムは核の力を失った後遺症に寄って大爆発を引き起こしてしまう。周辺に轟くは、衝撃音。
「大丈夫だったかい?」
「ノー・プロブレム!」
『ありがとう……。』
「ありがとう ラーズ。回収します。」
「……っと。」
私達は間一髪の所で、太陽神ラーズに救出された。姿が一瞬で分からなかったが、救助してくれたのは何とラーズだったのだ。正直、ラーズを信用した訳ではないけれど今回は素直に礼を述べる。あと一秒遅ければ、私達は脱出出来ずに空の塵と化していただろう。最悪な展開にならなくて良かったと安堵の溜息をついていれば、パルテナ様が早々に天界へ回収して下さった。
「しばらくは退屈しなさそうだな!」
だからなのか、ラーズがオーラムを眺めつつ嬉々としながら言い放っていたとは……誰も知らない。
(To be continued……)
いよいよオーラム軍編到達致しました。自然軍編が一旦終了を迎え、かと思えば新たな敵が別の星から飛来する。心休まる暇もありません、パルテナ軍。まだまだ続くと分かっていながら、ここで一息ついている管理人。厭々、頑張らせて頂きますとも!(いつも言っている)怒涛のように話を展開させていくマスター(Sさんです)は本当に偉大な創造主ですよね。個人的に好きなのは、冥府軍をオーラムの核に向かわせるのにすぐさま「あらら。こりゃぁダメだったね。」と諦めるシーン。よく面白可笑しく作れるなって敬いましたもん、そりゃあもう。あんなユーモアがほしいものです。
ここまで読んで下さってありがとうございました!
by虹
『核が赤くなった!』
「回っているシールドがやっかいですね。シールドが真正面にあるタイミングで前ダッシュ射撃を射ってみなさい。前ダッシュ射撃の威力はバツグンですよ。」
ダメージが応えているのか、核側が真っ赤に何かを訴えている。ご丁寧にサイレン付きだ。先程よりも攻撃が増している様子。それだけじゃない。折角砲台を破壊し、動きやすくしたのにも関わらずまたもや復活しているのだ。何たる誤算。もう一度砲台を破壊し、動きやすくするべくフィールドを作ろうと試みたが破壊しても破壊しても復活してしまう。パルテナ様の話に寄ると、砲台を破壊しても意味がないらしく直接攻撃を加えるのが最適だと教えてくれた。砲台は破壊出来ないが、砲台から発射される弾は相殺出来るらしい。耳寄りな情報を頂き、早速現場で活かすべく動く。四方八方に散り動いている私達に、オーラムの核はついて来れないみたいだ。良い兆候である。サイレンの音がけたたましく鳴り響く中で、私達は変わらず攻撃を加える。パルテナ様が助言してくれた前ダッシュ射撃で。良い兆候であるが、なかなか墜ちてはくれない。あともう少しだと思うのだけれど、ここで苦戦を強いられるとは思いも寄らなかった。砲台から発射される弾を相殺させては、ピット君がダメージを受けない様に気を配る。その間、彼はオーラムの核へ積極的に射撃を加えられる寸法だ。核の圧力に寄り、接近戦で戦うのは不利。遠巻きからならば、勝算も見えてくるってもの。
『がんばって!ピット君!』
「うん!」
あと少し……あと少しだ。苦戦を強いられているのは変わりないが、ダメージは確実に与えられている。きっと彼ならば、オーラムの核を打ち壊してくれるだろう。私は……彼を信じて、妨害して来る装置を退けるしかない。
「砕ッ!!」
『勝ったあ!!』
「さて、どうなる?!」
ピット君が渾身の一撃を見舞う。さすればダメージを蓄積させていたのが功を奏したのか、オーラムの核を破壊する今回のミッションを無事完遂させた。だが、肝心の天界からの回収が済んでないのだ。いつもなら、早々に天界へ回収して下さるパルテナ様から応答があるのに今回はそれすらない。どうしたのだろう。首を傾げていると、誰かが私とピット君を両脇に抱え、オーラムから脱出を計ってくれた。その直後、オーラムは核の力を失った後遺症に寄って大爆発を引き起こしてしまう。周辺に轟くは、衝撃音。
「大丈夫だったかい?」
「ノー・プロブレム!」
『ありがとう……。』
「ありがとう ラーズ。回収します。」
「……っと。」
私達は間一髪の所で、太陽神ラーズに救出された。姿が一瞬で分からなかったが、救助してくれたのは何とラーズだったのだ。正直、ラーズを信用した訳ではないけれど今回は素直に礼を述べる。あと一秒遅ければ、私達は脱出出来ずに空の塵と化していただろう。最悪な展開にならなくて良かったと安堵の溜息をついていれば、パルテナ様が早々に天界へ回収して下さった。
「しばらくは退屈しなさそうだな!」
だからなのか、ラーズがオーラムを眺めつつ嬉々としながら言い放っていたとは……誰も知らない。
(To be continued……)
いよいよオーラム軍編到達致しました。自然軍編が一旦終了を迎え、かと思えば新たな敵が別の星から飛来する。心休まる暇もありません、パルテナ軍。まだまだ続くと分かっていながら、ここで一息ついている管理人。厭々、頑張らせて頂きますとも!(いつも言っている)怒涛のように話を展開させていくマスター(Sさんです)は本当に偉大な創造主ですよね。個人的に好きなのは、冥府軍をオーラムの核に向かわせるのにすぐさま「あらら。こりゃぁダメだったね。」と諦めるシーン。よく面白可笑しく作れるなって敬いましたもん、そりゃあもう。あんなユーモアがほしいものです。
ここまで読んで下さってありがとうございました!
by虹
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